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ラボアッセイ (TM) 総タンパク質 LabAssay (TM) Total Protein

細胞生物学用
for Cellbiology
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
適用法令 :
安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
295-98801
JAN
4548995114921
250回用
希望納入価格
37,000 円
西日本 :
20以上
東日本 :
7

ドキュメント

製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書
分析チャート

キットコンポーネント

100回用

発色試液 65 mL/1 本
標準品 1 本

製品概要

血清中 (血漿中) の総タンパク質は主にアルブミンとグロブリンから構成され、生体の浸透圧調整や物質の運搬に関係します。総タンパク質の異常値は、肝疾患や腎疾患、慢性炎症の病態を示す指標として利用されます。総タンパク質とアルブミン濃度の測定値により、アルブミン・グロブリン比 (A/G 比) を算出することができ、A/G比は肝疾患、腎疾患、栄養障害、多発性骨髄腫、慢性炎症疾患などの指標とされています。一般的に総タンパク質とアルブミンを一緒に測定することが多くみられます。

本製品は、ビウレット法を用いて検体中の総タンパク質を測定するキットです。短時間で検体中の総タンパク質を測定することが可能です。

※ ラボアッセイ™ シリーズは研究用試薬です。診断用に使用することはできません。

キット性能

測定対象検体 ヒト 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
マウス 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
ラット 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
イヌ 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
ネコ 血清/血漿 (EDTA、ヘパリン)
培地 (D-MEM、RPMI)
検量線範囲 1.0-11.9 g/dL
検体量 5 μL
測定時間 約30分
測定波長 540 nm
※培地に標準品を添加した検体で検証しています。
測定可否は培地や細胞種、培養条件などによって異なります。細胞培養上清を検体として使用する場合には、あらかじめ実験前に使用する培地にて添加回収試験や希釈直線性試験を行ってください。

検量線例

検量線例

測定原理

試料に総タンパク発色試液を作用させると、試料中のタンパクは銅イオンと錯塩を形成して青紫色を呈します。この青紫色の吸光度を測定することにより試料中の総タンパク濃度を求めます。(ビウレット法)

データ

同時再現性試験

本製品で各2濃度のヒト血清/血漿 (EDTA) について5重測定を実施し、精度を確認した。

n\ID ヒト血清 ヒト血漿(EDTA)
ID1 (g/dL) ID2 (g/dL) ID3 (g/dL) ID4 (g/dL)
1 6.96 9.65 7.08 9.73
2 6.89 9.78 7.05 9.61
3 6.96 9.78 6.95 10.0
4 7.00 9.11 6.86 9.65
5 6.99 10.0 6.83 9.55
mean 6.96 9.66 6.95 9.71
SD 0.043 0.334 0.111 0.176
CV(%) 0.6 3.5 1.6 1.8

[結果]
ヒト血清のCV(%)は、0.6-3.5%、ヒト血漿 (EDTA) のCV(%)は、1.6-1.8%と良好であった。

日差再現性試験

本製品で各2濃度のヒト血清/血漿 (EDTA) について、4日間測定を実施し、精度を確認した。

Day\ID ヒト血清 ヒト血漿(EDTA)
ID9 (g/dL) ID10 (g/dL) ID11 (g/dL) ID12 (g/dL)
1 10.1 6.96 9.77 6.89
2 10.7 7.05 9.85 6.71
3 10.4 7.11 9.95 6.81
4 10.1 6.90 9.70 6.56
mean 10.3 7.01 9.82 6.74
SD 0.287 0.0933 0.108 0.142
CV(%) 2.8 1.3 1.1 2.1

[結果]
ヒト血清のCV(%)は、1.3-2.8%、ヒト血漿 (EDTA) のCV(%)は、1.1-2.1%と良好であった。

希釈直線性試験

製品添付の標準品希釈液を用いて、ヒト、マウス、ラット、イヌ、ネコの血清/血漿 (EDTA) および標準品を添加したD-MEM培地、RPMI培地を倍々希釈後、2重測定をし、直線性を確認した。

ヒト 血清
ヒト 血漿 (EDTA)
マウス 血清
マウス 血漿 (EDTA)
ラット 血清
ラット 血漿 (EDTA)
イヌ 血清
イヌ 血漿 (EDTA)
ネコ 血清
ネコ 血漿 (EDTA)
D-MEM
RPMI

[結果]
いずれも測定範囲内で良好な直線性を示した。

添加回収試験

ヒト、マウス、ラット、イヌ、ネコの血清/血漿 (EDTA) および培地(D-MEM、RPMI)に3濃度のスタンダードを添加し、2重測定を実施した。

ヒト検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 6.86 -
1.56 8.38 1.52 97.4
2.34 9.26 2.40 103
4.69 11.1 4.24 90.4
平均 96.8
血漿
(EDTA)
6.83 -
1.36 8.08 1.25 91.9
2.05 8.80 1.97 96.1
4.09 10.7 3.87 94.6
平均 94.2

マウス (BALB/c) 検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 3.76 - -
1.11 4.88 1.12 101
1.85 5.54 1.78 96.2
5.54 8.91 5.15 93.0
平均 96.7
血漿
(EDTA)
- 3.58 - -
1.12 4.67 1.09 97.3
1.86 5.30 1.72 92.5
5.58 8.78 5.20 93.2
平均 94.3

ラット (SDラット) 検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 5.82 - -
1.38 7.16 1.34 97.1
2.25 8.06 2.24 99.6
4.21 10.3 4.48 106
平均 101
血漿
(EDTA)
- 6.30 - -
1.22 7.47 1.17 95.9
1.83 8.12 1.82 99.5
3.65 10.0 3.70 101
平均 98.9

イヌ (ビーグル) 検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 4.31 - -
1.21 5.42 1.11 91.7
1.61 5.89 1.58 98.1
2.41 6.87 2.56 106
平均 98.7
血漿
(EDTA)
- 4.86 - -
1.23 6.00 1.14 92.7
1.64 6.56 1.70 104
2.46 7.48 2.62 107
平均 101

ネコ (日本ネコ) 検体

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
血清 - 5.34 - -
1.37 6.63 1.29 94.2
1.82 7.21 1.87 103
5.46 10.6 5.26 96.3
平均 97.7
血漿
(EDTA)
- 5.05 - -
1.38 6.57 1.52 110
2.76 7.54 2.49 90.2
5.52 10.1 5.05 91.5
平均 97.3

培地

添加量
(g/dL)
測定値
(g/dL)
回収量
(g/dL)
回収率
(%)
D-MEM - 0.842 - -
1.12 1.87 1.03 92.0
2.80 3.54 2.70 96.4
5.60 6.40 5.58 99.6
平均 96.0
RPMI - 0.00 - -
1.10 1.05 1.05 95.5
2.76 2.61 2.61 94.6
5.52 5.20 5.20 94.2
平均 94.7

[結果]
いずれも良好な回収率であった。

自動分析装置用試薬との相関

ラボアッセイ™ 総タンパク質 (本製品) および自動分析装置用試薬を用いて、ヒトの血清/血漿 (EDTA) の総タンパク質を測定し、その相関を確認した。

自動分析装置用試薬との相関

[結果]
ラボアッセイ™ 総タンパク質と自動分析装置用試薬の測定値には高い相関が確認できた。

検体測定例

ヒト検体

ID\n 測定値 (g/dL)
n=2 (平均値)
血清 ID1 8.20
ID2 7.19
ID3 7.95
血漿
(EDTA)
ID4 6.74
ID5 7.63
ID1 7.97

マウス (BALB/c) 検体

ID\n 測定値 (g/dL) mean SD CV
(%)
1 2
血清 ID1 5.03 4.93 4.98 0.0707 1.4
ID2 5.55 5.43 5.49 0.0849 1.5
ID3 5.25 5.22 5.24 0.0212 0.4
血漿
(EDTA)
ID4 2.95 2.97 2.96 0.0141 0.5
ID5 4.86 4.76 4.81 0.0707 1.5
ID1 3.13 3.13 3.13 0.000 0.0

ラット (SDラット) 検体

ID\n 測定値 (g/dL) mean SD CV
(%)
1 2
血清 ID1 7.99 7.84 7.92 0.1061 1.3
ID2 7.32 7.38 7.35 0.0424 0.6
ID3 7.56 7.65 7.61 0.0636 0.8
血漿
(EDTA)
ID4 6.60 6.28 6.44 0.226 3.5
ID5 6.50 6.52 6.51 0.0141 0.2
ID1 6.36 6.19 6.28 0.120 1.9

イヌ (ビーグル) 検体

ID\n 測定値 (g/dL) mean SD CV
(%)
1 2
血清 ID1 6.33 6.28 6.31 0.0354 0.6
ID2 4.53 4.49 4.51 0.0283 0.6
ID3 5.85 5.72 5.79 0.0919 1.6
血漿
(EDTA)
ID4 4.75 4.70 4.73 0.0354 0.7
ID5 4.86 5.15 5.01 0.205 4.1
ID1 7.08 7.06 7.07 0.0141 0.2

ネコ (日本ネコ) 検体

ID\n 測定値 (g/dL) mean SD CV
(%)
1 2
血清 ID1 5.32 5.58 5.45 0.184 3.4
ID2 6.24 6.16 6.20 0.0566 0.9
ID3 6.56 6.52 6.54 0.0283 0.4
血漿
(EDTA)
ID4 6.01 5.91 5.96 0.0707 1.2
ID5 5.05 5.12 5.09 0.0495 1.0
ID1 4.46 4.37 4.42 0.0636 1.4

FAQ

検体について

血漿の抗凝固剤は何を使用すればよいでしょうか。
EDTA、ヘパリン、くえん酸塩いずれも使用可能です。通常使用量では測定値にほとんど影響を与えません。
測定の上限を超える検体はどのようにすればよいでしょうか。
測定範囲の上限を超える検体については、検体を生理食塩水で希釈して測定してください。得られた値に希釈倍数を乗じたものが測定値となります。
測定妨害物質 (溶血、乳び、アスコルビン酸、ビリルビンなど) の影響はありますか。
溶血検体の測定値は参考値程度にとどめてください。下表中に示す妨害物質の濃度以下では、測定値の変化率は5%以内です。

■ 妨害物質の影響

溶血 250 mg/dLまで影響なし
乳び 500 FTUまで影響なし
アスコルビン酸 10 mg/dLまで影響なし
ビリルビン-F 20 mg/dLまで影響なし
ビリルビン-C 10 mg/dLまで影響なし

キットの使用について

本製品で測定する際に必要な器具、装置は何ですか。
本製品の使用には以下の器具、装置が必要です。
  • マイクロプレート (透明, 96ウェル)
  • マイクロピペット
  • ピペット
  • マイクロチューブ
  • 恒温槽 (37°C)
  • マイクロプレート振とう器 (プレートミキサー)
  • マイクロプレートリーダー (540 nm 吸光フィルター)
標準品はどのように使用すればよいでしょうか。
本製品はロットにより添加する精製水の量が異なります。標準品に精製水を「標準品原液の調製について」に記載の指定量を加え溶解し、溶解後当日中にご使用ください。(保存しないようお願いします。)
各試薬の保管方法や使用期限の目安を教えてください。
発色試液:そのまま使用してください。開封後は2-10℃で保存してください。
標準品:標準品に精製水を「標準品原液の調製について」に記載の指定量を加え溶解し、標準品原液(8.0g/dL)を調製してください。その後、室温化された精製水で調製してください。残った標準品は凍結保存してください。各濃度に希釈調製した標準液は、直ちに使用し、保存はしないでください。

概要・使用例

概要 ラボアッセイ (TM) 総タンパク質は、ビウレット法を用いた青紫色発色型の総タンパク質(総蛋白)定量用試薬キットです。幅広いの動物種の血清や血漿中の総タンパク質の定量が可能です。
総タンパク質とはアルブミンとグロブリンの合計値を指します。別手法で測定したアルブミンの検出値と組み合わせることで、アルブミン・グロブリン比(A/G比)を算出することができます。A/G比は肝疾患、腎疾患、栄養障害、多発性骨髄腫、慢性炎症疾患などの様々な疾患の指標として知られています。

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • ラボアッセイ (TM) 総蛋白
  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。