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アイソスピン プラント DNA ISOSPIN Plant DNA

製造元 :
(株)ニッポンジーン
保存条件 :
室温
適用法令 :
PRTR-1 安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2 優先評価物質 危4-ア(水溶性)-II
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
312-08631
製造元
312-08631
JAN
4987481639485
50回用
希望納入価格
24,000 円

ドキュメント

スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

50回用

Prewash Buffer 30 ml x 1本
PE1 Buffer 22.5 ml x 1本
PE2 Buffer 2.5 ml x 1本
PB Buffer 30 ml x 1本
PW1 Buffer 40 ml x 1本
PW2 Buffer 45 ml x 1本
RNase A (100 mg/ml) 250 µl x 1本
Elution Buffer 3 ml x 1本
Spin Column 50 本 x 1袋

概要

ISOSPIN Plant DNA(アイソスピン プラント DNA)は、スピンカラムを用いて植物の葉からDNA を抽出・精製するためのキットです。

本キットでは、夾雑物を遠心分離により除去する方法を採用しており、今まで抽出困難であったポリフェノールや粘性物質を多く含む植物試料からも高純度なDNAを得ることができます。

特長

  • 高粘性でDNA抽出困難なバラ科植物からも効率よくDNA抽出可能
  • フェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用しない
  • ニッポンジーン社開発のスピンカラムにより、高い操作性を実現
  • RNase A 添付(別途購入不要)
ISOSPIN Plant DNA(アイソスピン プラント DNA)

使用例

使用する試料量の目安

最初に使用する試料の量が多すぎると夾雑物の除去が不十分となり、DNA の収量と純度が著しく低下する恐れがあります。少量の試料から検討を始め、段階的に試料の量を増やしてお試しください。粘性物質などの夾雑物が少ない試料は、抽出プロトコール中のオプションPreWash Buffer 処理を省略できます。

・オプション省略可能な試料(推奨の使用量):
ホウレンソウ(50 mg)、シロイヌナズナ(20 mg)、キャベツ(100 mg)、イネ(50 mg)、キク(50 mg)、マツ(20 mg)
・オプション必須な試料(推奨の使用量):
イチゴ(20 mg)、バラ(50 mg)、サクラ(50 mg)、キウイ(20 mg)、スギ(10 mg)
簡易プロトコール

DNA収量の目安

上記の「使用する試料量の目安」に従って、試料量をはかり取り、DNA抽出を行った場合の収量の目安です。*1

・ オプション省略可能な試料(試料 1mg あたりのDNA収量の目安)*2:
ホウレンソウ(40 ng)、シロイヌナズナ(80 ng)、キャベツ(50 ng)、イネ(90 ng)、キク(100 ng)、マツ(150 ng)
・ オプション必須な試料(試料 1mg あたりのDNA収量の目安)*3:
イチゴ(30 ng)、バラ(30 ng)、サクラ(30 ng)、キウイ(40 ng)、スギ(30 ng)

*1 使用する試料の量が多いと、収量が低下する原因になります。

*2 上記はオプション処理を省略したときのデータです。オプション処理を行ったときもほぼ同等の収量が得られます。

*3 オプション処理を行わないと、収量が低下する原因になります。

試薬(葉) 抽出方法 試料量 ng/μl A260/A280 A260/A230
ホウレンソウ 通常 56.4mg 44.4 1.82 2.97
ホウレンソウ 通常 56.8mg 35.2 1.84 3.07
ホウレンソウ PreWashあり 57.5mg 39.6 1.84 3.05
ホウレンソウ PreWashあり 58.8mg 36.3 1.83 2.96
アガロースゲル電気泳動図

スギ針葉からのDNA抽出

ISOSPIN Plant DNA マニュアルに記載のプロトコール(オプションPreWash処理あり)に従い、スギ針葉からDNAを抽出しました。

試薬(葉) 抽出方法 試料量 ng/μl A260/A280 A260/A230
スギ PreWashあり 12.1mg 26.3 1.81 2.62
スギ PreWashあり 14.6mg 25.7 1.82 2.20
スギ PreWashあり 13.4mg 29.5 1.79 2.80
スギ PreWashあり 13.7mg 30.3 1.82 2.63
アガロースゲル電気泳動図
掲載製品:OneSTEP Marker 6 (λ/Sty I digest)

Q & A

植物の葉以外のサンプルからもDNAを抽出できますか?
本キットを用いて、籾、栗(子葉)、サツマイモ、ブナシメジ(柄)からDNAを抽出できました。(2017.10.02時点)
キノコからDNAを抽出したい。
エノキ、シメジ、ナメコからDNAを抽出したことがあります。キノコ類はDNA分解酵素の活性が強いため、通常プロトコールよりもProteinase Kを加える改変プロトコールでお試しいただくことをお勧めします。(2021.11.30時点)
ISOSPIN Plant DNA を用いたキノコからのDNA抽出(改変プロトコール)
植物検体から粗抽出したDNA溶液を、ISOSPIN Plant DNA を用いて再精製する方法は?
以下の再精製プロトコールをお試し下さい(オプションのPrewashと65℃のインキュベートは不要です)。
DNA溶液(100 μL以下)*1
↓←450 μL PE1 Buffer
↓ [←5 μl RNase A (100 mg/ml)、混和、室温で10分間インキュベート]*2
↓←50 μL PE2 Buffer、20秒間以上ボルテックス
遠心(13,000 x g, 10分間, 4℃)
↓
上清を新しいマイクロチューブに回収
↓←上清に対して等量のPB Bufferを加え、均質になるまで転倒混和
遠心(13,000 x g, 30秒間, 4℃)
↓
混合液を新しいマイクロチューブに回収
↓
Spin Columnに900 μLの混合液を添加
(以降の操作は、マニュアルに記載のプロトコールと同じ)

*1 1回あたりのDNA溶液量は最大100 μLです。下限はありませんが、PE Bufferと均一に混ぜるためDNA沈殿ではなくDNA溶液を使用します。

*2 RNase処理を実施済みのDNA溶液を使用する場合は、RNase A処理ステップ[酵素添加と室温10分]を省略可能です。

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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