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アイソヘアー ISOHAIR

製造元 :
(株)ニッポンジーン
保存条件 :
冷凍 (ドライアイス輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
319-03401
製造元
319-03401
JAN
4987481527973
100回用
希望納入価格
30,000 円

20以上

ドキュメント

スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

10回用

Extraction Buffer 1 ml x 2
Enzyme Solution 100 µl x 1
Lysis Solution 80 µl x 1
Ethachinmate 20 µl x 1
3M Sodium Acetate (pH5.2) 200 µl x 1
TE (pH8.0) 200 µl x 1

100回用

Extraction Buffer 20 ml x 1
Enzyme Solution 1 ml x 1
Lysis Solution 0.8 ml x 1
Ethachinmate 0.2 ml x 1
3M Sodium Acetate (pH5.2) 2 ml x 1
TE (pH8.0) 1 ml x 2

概要 

ヒトの毛髪や爪からのDNA抽出は法医学の分野において非常に重要な技術です。これらの試料から簡単かつ迅速にDNAを抽出できることは、分子生物学の分野において、これまで主な試料であった血液や組織と比べてウイルス感染等の危険が少なく、試料の入手も簡単であるという点で有用です。

ISOHAIR(アイソヘアー)はヒトの毛髪、爪からのDNA抽出用キットです。毛髪や爪の主成分はケラチンという非常に分解しにくいタンパク質であり、毛髪を完全に溶解するには、通常タンパク質分解酵素を含むバッファー中でインキュベートを長時間行わなければなりません。 本品は毛髪を約30分間で完全に分解することを可能にしました。操作が簡単な上、トータル約1時間でDNAを抽出することができるため、ヒトゲノムDNAが必要な場合にも大変便利です。また、本品を用いてマウス体毛及び爪からDNAを抽出したデータも得られています。

特長

ヒトの毛髪や爪からDNA抽出が可能
操作が簡単で約1 時間でDNAを抽出
マウスの体毛や爪からのDNA抽出も可能

使用例 

  • プロトコール

実験データ

下記実験例について、詳しくはISOHAIR実験データ集(PDF 744 KB)をご覧ください。

[ヒト 毛髪]

  1. ミトコンドリアDNAの検出
  2. p53遺伝子の検出
  3. MCT118型検査
  4. T4 gene 32 proteinを用いたPCR阻害の緩和
  5. 毛髪から得られるDNA量
  6. 毛髪の部位とDNA量
  7. 脱毛後の時間経過とDNA量
  8. PCR条件

[ヒト 爪]

  1. ミトコンドリアDNAの検出
  2. p53遺伝子の検出
  3. MCT118型検査

[マウス 体毛]

  1. ミトコンドリアDNAの検出
  2. p53遺伝子の検出

[マウス 爪]

  1. ミトコンドリアDNA及びp53遺伝子の検出

[ヒトの毛髪、爪、口腔粘膜]

  1. ヒトの毛髪、爪、口腔粘膜を用いた実験例

Q & A

Q:DNA抽出キット「ISOHAIR(Code No. 315-03403)」と「ISOHAIR EASY(Code No.319-07781)」の違いは?
A:「ISOHAIR」と「ISOHAIR EASY」には下記のような違いがあります。ISOHAIR EASYは毛根から簡便にDNAを抽出できますが、必ず毛根部があるサンプルを使用する必要があります。

ISOHAIR ISOHAIR EASY
サンプル ・ヒト毛髪:
毛根部試料は抜去した毛髪の毛根から約1cm、毛幹部資料は毛根部試料の先2~6cm。(自然脱毛した検体も可)
・ヒト爪:
先端を爪切りで切り取り、それをカッターで約1mm 角位に切ったもの2個(0.5mg)程度。
・マウス体毛:
一つまみ(5mg 程度)分をはさみで切り取ったもの。
・マウス爪:
先端から約1~2mm 程度を切り取ったもの。 ※試料は新鮮なものの方が収量がよい。
・ヒトの毛根:
毛根部から約1.5cm。(毛根が目視で確認できない検体や自然脱毛した検体では、十分な核酸が得られない場合がある。)
プロトコール ・約1時間の操作 ・約30分間の操作
抽出の様子 ・毛髪を溶解
左:一回目インキュベート(55℃,20分)後
右:二回目インキュベート(55℃,5~20分)後
<完全溶解>
・毛髪をISOHAIR EASY 中でインキュベートした際は、見た目上ほとんど変化しない。(溶解していないように見えるが、実際にはDNA が溶出している)

Q:ウシの毛からもDNAは抽出できますか?
A:「ISOHAIR」を用いて、牛(ホルスタイン、黒毛和種)の頭頂部の毛の毛根部1cmよりDNAを抽出し、得られたDNAの1/2量をアガロースゲルにて電気泳動をおこなったことがあります。PCRに使用できるDNAを抽出することができました。
ISOHAIRによる牛の毛からのDNA抽出(PDF 600KB)

概要・使用例

概要 データ集 : WAKO BIO WINDOW No.8,p18(1997)。
毛髪からのDNA抽出は、法医学の分野においては非常に重要な技術です。毛髪は、生体の他の組織とは異なり誰でも簡単にサンプルの入手が可能で、また、ほとんど痛みを伴わないという利点があり、既に遺伝子診断の分野で利用されています。毛髪の主成分はケラチンという非常に分解しにくいタンパク質で、完全に溶解するためには、通常はタンパク質分解酵素を含むバッファー中で長時間インキュベートすることが必要です。ISOHAIR(アイソヘアー)は約30分間で毛髪を完全に溶解することができ、その後フェノール処理、エタノール沈殿を行うだけで、全工程約1時間でDNAを得ることができます。操作が簡便なので多数のサンプルを処理するのにも適しています。得られたDNAはPCRに使用することができます。
WAKO BIO WINDOW No.7,p24(1997)、No.43,p7(2002.SEP.)。和光試薬時報Vol.66 No.1, p.22(1998)。

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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    【試薬】
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