ジーエム クイッカー 2
GM quicker 2
- 製造元 :
- (株)ニッポンジーン
- 保存条件 :
- 冷凍 (ドライアイス輸送)
- 適用法令 :
- PRTR-1 安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2 危4-ア(水溶性)-II
- GHS :
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- 構造式
- ラベル
- 荷姿
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比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫 / 納期目安
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50回用
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ドキュメント
- 添付文書
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- スペクトルデータ
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- 検査成績書
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- 校正証明書
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- 分析チャート
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キットコンポーネント
50回用
| GE1 Buffer | 40 mL x 1 本 |
|---|---|
| GE2-K Buffer | 5 mL x 1 本 |
| GB3 Buffer | 12.5 mL x 1 本 |
| GW Buffer | 40 mL x 1 本 |
| TE (pH8.0) | 10 mL x 1 本 |
| Proteinase K (20 mg/mL) | 1 mL x 1 本 |
| α-Amylase (高濃度品) | 0.1 mL x 1 本 |
| RNase A (100 mg/mL) | 0.5 mL x 1 本 |
| Spin Column | 50 本 x 1 袋 |
製品説明
GM quicker 2は、穀物であるコメ、ナタネ、ジャガイモからDNAを抽出するためのキットです。本キットでは、抽出対象を穀物へ特化させることによって、約40分間という短い時間で高い精製度のDNAを抽出することができます。また、本キットはα- アミラーゼを使用することにより、うるち米のみならずもち米にも対応した設計となっており、コメ未知試料の検査において対応が可能です。さらに、コメおよびナタネに関しては、1粒検査のためのDNA抽出にも対応が可能です。
特長
- コメ、ナタネ、ジャガイモから約40分で高精製度のDNAを抽出可能
- 抽出操作にフェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒が不要
- 試料のクロスコンタミネーション防止に配慮したキット設計
- 抽出したDNAはPCRや制限酵素反応にそのまま使用可能
- GM quicker 2は、厚生労働省「平成18年9月15日付け食安輸発第0915002号」において、遺伝子組換え米(LLRICE601)の検査法(DNA抽出精製)に収載されました。
- GM quicker 2 は、厚生労働省「平成19年1月26日付け食安監発第0126005-8号」における「安全性未審査の中国米加工品の検知法」に収載されました。
- GM quicker 2 は、厚生労働省「平成21年6月26日付け食安監発0626008号」において、安全性未審査の遺伝子組換えナタネ(RT73 B.rapa)の暫定検査法(スクリーニング検査のDNA抽出精製法)に収載されました。
使用例
実験例:1 コメからのDNA抽出プロトコール
- コメをフードミル等で粉砕し、コメ粉末試料を調製する。
- 2.0 mLチューブに0.5 gのコメ粉末試料を秤量し、700 μLのGE1 Buffer、20 μLのProteinase K、2 μLのα-Amylase および10 μLのRNase Aをそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて30秒間攪拌する。
- 15分間、60 °Cで加温する。
- 85 μLのGE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
- 遠心(≧13 K x g,5分間,室温)する。
- 上清400 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 150 μLのGB3 Bufferを添加後、150 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
- 7の混合液をSpin Columnに全量移し、遠心(13 K x g, 30秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
- 650 μLのGW BufferをSpin Column に添加した後、遠心(13K x g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
- Spin Columnを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 50 μLの TE(pH8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する。
- 遠心(13 K x g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。
実験例:2 コメ1粒からのDNA抽出プロトコール
- コメ種子1粒をアルミホイル等で包み、金槌等で粉砕し、コメ粉末試料を調製する。
- 1.5 mLチューブにコメ粉末試料を添加し、250 μL のGE1 Buffer、10 μLのProteinase K、2 μLのα-Amylaseおよび5 μLのRNase Aをそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて30秒間攪拌する。
- 15分間、60 °Cで加温する。
- 40 μL の GE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
- 遠心(≧13 K x g,5分間, 室温)する。
- 上清200 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 75 μLのGB3 Buffer を添加後、75 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
- 7の混合液を Spin Column に全量移し、遠心(13 K x g, 30秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
- 650 μL の GW Buffer を Spin Column に添加した後、遠心(13 K x g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
- Spin Columnを新しい 1.5 mLチューブに移す。
- 50 μLの TE(pH8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する。
- 遠心(13 K x g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。
実験例:3 ナタネからのDNA抽出プロトコール
- ナタネ種子をフードミル等で粉砕し、ナタネ粉末試料を調製する。
- 2.0 mLチューブで0.2 gのナタネ粉末試料を秤量し、800 μL のGE1 Buffer、20 μLのProteinase K、10 μLのRNase Aをそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて30秒間攪拌する。
- 15分間、65 °Cで加温する。
- 100 μLのGE2-K Bufferを添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
- 遠心(≧13 K x g,5分間,室温)する。
- 上清350 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 130 μLのGB3 Bufferを添加後、130 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
- 7の混合液をSpin Columnに全量移し、遠心(13 K x g,30秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
- 650 μLのGW BufferをSpin Columnに添加した後、遠心(13 K x g,60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
- Spin Columnを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 50 μLのTE(pH8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する。
- 遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液を回収する。
実験例:4 ナタネ1粒からのDNA抽出プロトコール
- 1.5 mLチューブにナタネ種子1粒を入れ、ペッスルでよく破砕する。
- 250 μLのGE1 Buffer、10 μLのProteinase K、5 μLのRNase Aをそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて 30秒間攪拌する。
- 15分間、65 °Cで加温する。
- 40 μLのGE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
- 遠心(≧13 K x g,5分間,室温)する。
- 上清200 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 75 μLのGB3 Bufferを添加後、75 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
- 7の混合液をSpin Columnに全量移し、遠心(13 K x g,30秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
- 650 μLのGW BufferをSpin Columnに添加した後、遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
- Spin Columnを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 50 μLのTE(pH 8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する
- 遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液を回収する。
実験例:5 生ジャガイモからのDNA抽出プロトコール
- 生ジャガイモを約3 mm角のサイコロ状にナイフで細かく切断する。
- 1.5 mLチューブで0.3 gの生ジャガイモ粉末試料を秤量し、500 μLのGE1 Buffer、4 μL のRNase Aをそれぞれ添加してペッスルでよく破砕後、ボルテックスミキサーにて30秒間攪拌する。
- 85 μLのGE2-K Bufferを添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
- 遠心(≧13 K x g,5分間,室温)する。
- 上清400 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 150 μLのGB3 Bufferを添加後、150 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
- 6の混合液をSpin Columnに全量移し、遠心(13 K x g,30秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
- 650 μLのGW BufferをSpin Columnに添加した後、遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
- Spin Columnを新しい1.5 mLチューブに移す。
- 50 μLのTE(pH 8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する。
- 遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液を回収する。
Data 1:コメ種子1粒からのDNA抽出
本キットを用いてコメ種子1粒からDNA抽出を行った。いずれの種子からもDNAを抽出することができた。
本キットで抽出したDNA50 µLのうちの20 µL量を1 % Agarose Sで電気泳動した。

Lane1,5:OneSTEP Marker 6(λ/StyⅠdigest)
Lane2:コシヒカリ玄米genomic DNA
Lane3:コシヒカリ精米genomic DNA
Lane4:コシヒカリ米飯genomic DNA
Data 2:コメ種子1粒から抽出したDNAのPCR
本キットを用いて抽出した、コメ(コシヒカリ)種子1粒からのDNAサンプル0.1 µLを鋳型とし、コシヒカリ特異的な領域をPCRにて増幅した。PCR産物の一部 (10 µL) を2 % Agarose Sゲルで電気泳動した。

Lane1,6 :OneSTEP Marker 4(ΦX 174/HaeⅢdigest)
Lane2 :コシヒカリ玄米genomic DNAを鋳型に増幅
Lane3 :コシヒカリ精米genomic DNAを鋳型に増幅
Lane4 :コシヒカリ米飯genomic DNAを鋳型に増幅
Lane5 :no template control
Data 3: コメ種子からのDNA抽出と制限酵素消化
本キットで各種コメ種子から抽出したDNA を制限酵素EcoRⅠで消化した。

Lane1,8 :OneSTEP Marker 6(λ/styⅠdigest)
Lane2 :コシヒカリ genomic DNA intact
Lane3 :コシヒカリ genomic DNA digest/EcoRⅠ
Lane4 :タイ米 genomic DNA intact
Lane5 :タイ米 genomic DNA/EcoRⅠ
Lane6 :もち米 genomic DNA intact
Lane7 :もち米 genomic DNA/EcoRⅠ
Data 4: 乾燥コンブからのDNA抽出
乾燥コンブから、本製品 (コメDNA抽出プロトコール) を用いてDNAを抽出した。
HULKアルギン酸分解酵素(コードNo.:319-08261)を加える場合と加えない場合とで、DNA収量を比較した。
① GM quicker 2
② GM quicker 2 + HULKアルギン酸分解酵素
概要・使用例
| 概要 | コメ、ナタネ、ジャガイモからのDNA抽出キットGM quicker 2~GMO DNA Extraction Kit for Rice, Rapa seed andPotato ~GM quicker 2は、穀物であるコメ、ナタネ、ジャガイモからDNAを抽出するためのキットです。本キットでは、抽出対象を穀粒へ特化させることによって、約40分間という短い時間で高い精製度のDNAを抽出することができます。また、本キットはα-アミラーゼを使用することにより、うるち米のみならずもち米にも対応した設計となっており、コメ未知試料の検査において対応が可能です。さらに、コメおよびナタネに関しては、1粒検査のためのDNA抽出にも対応が可能です。使用するスピンカラムはカラム容積を最大限確保しており、内封されたシリカゲル膜は、十分なDNA吸着容量と高い溶出効率を確保しています。本キットによって抽出されたDNAは、PCRや制限酵素反応に適用することができます。●コメ、ナタネ、ジャガイモから約40分で高精製度のDNA抽出が可能。【特 長】●抽出操作にフェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用しない。●試料のクロスコンタミネーション防止に配慮したキット設計。●抽出DNAはそのままPCRや制限酵素反応に使用できる。 (Wako Bio Window No.77, p21 (2006.10)) ~穀物からのDNA抽出キット~GMO検査に最適化・抽出時間を大幅に短縮!GM quicker & GM quicker 2【GM quicker 2 特長】●対象試料:コメ・ナタネ・ジャガイモ●GMO検査に適した品質管理公定検査に準拠したプライマー(ジャガイモの内在性遺伝子)でコンタミネーションが無いことを確認済み。●うるち米、もち米混合試料にも対応α-アミラーゼを使用することにより、うるち米のみならず、もち米にも対応可能な設計となっております。●1粒検査に対応コメ及びナタネに関しては、1粒からのDNA 抽出が可能です。【共通の特長】●短時間抽出を実現従来法(CTAB法など)では3~5時間必要だった操作がGM quickerなら約45分、GM quicker 2なら約40分に短縮。●操作性の良さを追求スピンカラムの使用により操作が簡単なうえ、余裕のあるカラム容積を確保するように設計されているため、操作性に優れています。 (Wako Bio Window No.79, p6 (2006.12)) |
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物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
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- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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