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ジーエム クイッカー 2 GM quicker 2

製造元 :
(株)ニッポンジーン
保存条件 :
冷凍 (ドライアイス輸送)
適用法令 :
PRTR-1 安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2 危4-ア(水溶性)-II
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
310-06591
製造元
310-06591
JAN
4987481588462
50回用
希望納入価格
50,000 円

照会

ドキュメント

添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書
分析チャート

キットコンポーネント

50回用

GE1 Buffer 40 mL x 1 本
GE2-K Buffer 5 mL x 1 本
GB3 Buffer 12.5 mL x 1 本
GW Buffer 40 mL x 1 本
TE (pH8.0) 10 mL x 1 本
Proteinase K (20 mg/mL) 1 mL x 1 本
α-Amylase (高濃度品) 0.1 mL x 1 本
RNase A (100 mg/mL) 0.5 mL x 1 本
Spin Column 50 本 x 1 袋

製品説明

GM quicker 2は、穀物であるコメ、ナタネ、ジャガイモからDNAを抽出するためのキットです。本キットでは、抽出対象を穀物へ特化させることによって、約40分間という短い時間で高い精製度のDNAを抽出することができます。また、本キットはα- アミラーゼを使用することにより、うるち米のみならずもち米にも対応した設計となっており、コメ未知試料の検査において対応が可能です。さらに、コメおよびナタネに関しては、1粒検査のためのDNA抽出にも対応が可能です。

特長

  • コメ、ナタネ、ジャガイモから約40分で高精製度のDNAを抽出可能
  • 抽出操作にフェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒が不要
  • 試料のクロスコンタミネーション防止に配慮したキット設計
  • 抽出したDNAはPCRや制限酵素反応にそのまま使用可能
  • GM quicker 2は、厚生労働省「平成18年9月15日付け食安輸発第0915002号」において、遺伝子組換え米(LLRICE601)の検査法(DNA抽出精製)に収載されました。
  • GM quicker 2 は、厚生労働省「平成19年1月26日付け食安監発第0126005-8号」における「安全性未審査の中国米加工品の検知法」に収載されました。
  • GM quicker 2 は、厚生労働省「平成21年6月26日付け食安監発0626008号」において、安全性未審査の遺伝子組換えナタネ(RT73 B.rapa)の暫定検査法(スクリーニング検査のDNA抽出精製法)に収載されました。

使用例

実験例:1 コメからのDNA抽出プロトコール

  1. コメをフードミル等で粉砕し、コメ粉末試料を調製する。
  2. 2.0 mLチューブに0.5 gのコメ粉末試料を秤量し、700 μLのGE1 Buffer、20 μLのProteinase K、2 μLのα-Amylase および10 μLのRNase Aをそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて30秒間攪拌する。
  3. 15分間、60 °Cで加温する。
  4. 85 μLのGE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  5. 遠心(≧13 K x g,5分間,室温)する。
  6. 上清400 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
  7. 150 μLのGB3 Bufferを添加後、150 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  8. 7の混合液をSpin Columnに全量移し、遠心(13 K x g, 30秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
  9. 650 μLのGW BufferをSpin Column に添加した後、遠心(13K x g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  10. Spin Columnを新しい1.5 mLチューブに移す。
  11. 50 μLの TE(pH8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する。
  12. 遠心(13 K x g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。

実験例:2 コメ1粒からのDNA抽出プロトコール

  1. コメ種子1粒をアルミホイル等で包み、金槌等で粉砕し、コメ粉末試料を調製する。
  2. 1.5 mLチューブにコメ粉末試料を添加し、250 μL のGE1 Buffer、10 μLのProteinase K、2 μLのα-Amylaseおよび5 μLのRNase Aをそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて30秒間攪拌する。
  3. 15分間、60 °Cで加温する。
  4. 40 μL の GE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  5. 遠心(≧13 K x g,5分間, 室温)する。
  6. 上清200 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
  7. 75 μLのGB3 Buffer を添加後、75 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  8. 7の混合液を Spin Column に全量移し、遠心(13 K x g, 30秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  9. 650 μL の GW Buffer を Spin Column に添加した後、遠心(13 K x g, 60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  10. Spin Columnを新しい 1.5 mLチューブに移す。
  11. 50 μLの TE(pH8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する。
  12. 遠心(13 K x g, 60秒間, 室温)し、濾液を回収する。

実験例:3 ナタネからのDNA抽出プロトコール

  1. ナタネ種子をフードミル等で粉砕し、ナタネ粉末試料を調製する。
  2. 2.0 mLチューブで0.2 gのナタネ粉末試料を秤量し、800 μL のGE1 Buffer、20 μLのProteinase K、10 μLのRNase Aをそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて30秒間攪拌する。
  3. 15分間、65 °Cで加温する。
  4. 100 μLのGE2-K Bufferを添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  5. 遠心(≧13 K x g,5分間,室温)する。
  6. 上清350 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
  7. 130 μLのGB3 Bufferを添加後、130 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  8. 7の混合液をSpin Columnに全量移し、遠心(13 K x g,30秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
  9. 650 μLのGW BufferをSpin Columnに添加した後、遠心(13 K x g,60秒間, 室温)し、濾液は廃棄する。
  10. Spin Columnを新しい1.5 mLチューブに移す。
  11. 50 μLのTE(pH8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する。
  12. 遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液を回収する。

実験例:4 ナタネ1粒からのDNA抽出プロトコール

  1. 1.5 mLチューブにナタネ種子1粒を入れ、ペッスルでよく破砕する。
  2. 250 μLのGE1 Buffer、10 μLのProteinase K、5 μLのRNase Aをそれぞれ添加し、ボルテックスミキサーにて 30秒間攪拌する。
  3. 15分間、65 °Cで加温する。
  4. 40 μLのGE2-K Buffer を添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  5. 遠心(≧13 K x g,5分間,室温)する。
  6. 上清200 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
  7. 75 μLのGB3 Bufferを添加後、75 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  8. 7の混合液をSpin Columnに全量移し、遠心(13 K x g,30秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
  9. 650 μLのGW BufferをSpin Columnに添加した後、遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
  10. Spin Columnを新しい1.5 mLチューブに移す。
  11. 50 μLのTE(pH 8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する
  12. 遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液を回収する。

実験例:5 生ジャガイモからのDNA抽出プロトコール

  1. 生ジャガイモを約3 mm角のサイコロ状にナイフで細かく切断する。
  2. 1.5 mLチューブで0.3 gの生ジャガイモ粉末試料を秤量し、500 μLのGE1 Buffer、4 μL のRNase Aをそれぞれ添加してペッスルでよく破砕後、ボルテックスミキサーにて30秒間攪拌する。
  3. 85 μLのGE2-K Bufferを添加し、ボルテックスミキサーにてよく混和する。
  4. 遠心(≧13 K x g,5分間,室温)する。
  5. 上清400 μLを新しい1.5 mLチューブに移す。
  6. 150 μLのGB3 Bufferを添加後、150 μLのイソプロパノールを添加し、10-12回チューブを激しく転倒させ、よく混和する。
  7. 6の混合液をSpin Columnに全量移し、遠心(13 K x g,30秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
  8. 650 μLのGW BufferをSpin Columnに添加した後、遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液は廃棄する。
  9. Spin Columnを新しい1.5 mLチューブに移す。
  10. 50 μLのTE(pH 8.0)を滴下した後、3分間室温で静置する。
  11. 遠心(13 K x g,60秒間,室温)し、濾液を回収する。

Data 1:コメ種子1粒からのDNA抽出

本キットを用いてコメ種子1粒からDNA抽出を行った。いずれの種子からもDNAを抽出することができた。
本キットで抽出したDNA50 µLのうちの20 µL量を1 % Agarose Sで電気泳動した。

Lane1,5:OneSTEP Marker 6(λ/StyⅠdigest)
Lane2:コシヒカリ玄米genomic DNA
Lane3:コシヒカリ精米genomic DNA
Lane4:コシヒカリ米飯genomic DNA

Data 2:コメ種子1粒から抽出したDNAのPCR

本キットを用いて抽出した、コメ(コシヒカリ)種子1粒からのDNAサンプル0.1 µLを鋳型とし、コシヒカリ特異的な領域をPCRにて増幅した。PCR産物の一部 (10 µL) を2 % Agarose Sゲルで電気泳動した。

Lane1,6 :OneSTEP Marker 4(ΦX 174/HaeⅢdigest)
Lane2 :コシヒカリ玄米genomic DNAを鋳型に増幅
Lane3 :コシヒカリ精米genomic DNAを鋳型に増幅
Lane4 :コシヒカリ米飯genomic DNAを鋳型に増幅
Lane5 :no template control

Data 3: コメ種子からのDNA抽出と制限酵素消化

本キットで各種コメ種子から抽出したDNA を制限酵素EcoRⅠで消化した。

Lane1,8 :OneSTEP Marker 6(λ/styⅠdigest)
Lane2 :コシヒカリ genomic DNA intact
Lane3 :コシヒカリ genomic DNA digest/EcoRⅠ
Lane4 :タイ米 genomic DNA intact
Lane5 :タイ米 genomic DNA/EcoRⅠ
Lane6 :もち米 genomic DNA intact
Lane7 :もち米 genomic DNA/EcoRⅠ

Data 4: 乾燥コンブからのDNA抽出

乾燥コンブから、本製品 (コメDNA抽出プロトコール) を用いてDNAを抽出した。
HULKアルギン酸分解酵素(コードNo.:319-08261)を加える場合と加えない場合とで、DNA収量を比較した。

結果 本製品とHULKアルギン酸分解酵素を組み合わせることで、DNA収量が増加した。

GM quicker 2

GM quicker 2 + HULKアルギン酸分解酵素

概要・使用例

概要 コメ、ナタネ、ジャガイモからのDNA抽出キットGM quicker 2~GMO DNA Extraction Kit for Rice, Rapa seed andPotato ~GM quicker 2は、穀物であるコメ、ナタネ、ジャガイモからDNAを抽出するためのキットです。本キットでは、抽出対象を穀粒へ特化させることによって、約40分間という短い時間で高い精製度のDNAを抽出することができます。また、本キットはα-アミラーゼを使用することにより、うるち米のみならずもち米にも対応した設計となっており、コメ未知試料の検査において対応が可能です。さらに、コメおよびナタネに関しては、1粒検査のためのDNA抽出にも対応が可能です。使用するスピンカラムはカラム容積を最大限確保しており、内封されたシリカゲル膜は、十分なDNA吸着容量と高い溶出効率を確保しています。本キットによって抽出されたDNAは、PCRや制限酵素反応に適用することができます。●コメ、ナタネ、ジャガイモから約40分で高精製度のDNA抽出が可能。【特 長】●抽出操作にフェノールやクロロホルムなどの毒性有機溶媒を使用しない。●試料のクロスコンタミネーション防止に配慮したキット設計。●抽出DNAはそのままPCRや制限酵素反応に使用できる。 (Wako Bio Window No.77, p21 (2006.10))
~穀物からのDNA抽出キット~GMO検査に最適化・抽出時間を大幅に短縮!GM quicker & GM quicker 2【GM quicker 2 特長】●対象試料:コメ・ナタネ・ジャガイモ●GMO検査に適した品質管理公定検査に準拠したプライマー(ジャガイモの内在性遺伝子)でコンタミネーションが無いことを確認済み。●うるち米、もち米混合試料にも対応α-アミラーゼを使用することにより、うるち米のみならず、もち米にも対応可能な設計となっております。●1粒検査に対応コメ及びナタネに関しては、1粒からのDNA 抽出が可能です。【共通の特長】●短時間抽出を実現従来法(CTAB法など)では3~5時間必要だった操作がGM quickerなら約45分、GM quicker 2なら約40分に短縮。●操作性の良さを追求スピンカラムの使用により操作が簡単なうえ、余裕のあるカラム容積を確保するように設計されているため、操作性に優れています。 (Wako Bio Window No.79, p6 (2006.12))

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
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