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アイソイル ラージ, ビーズ破砕用 バージョン2 ISOIL Large for Beads ver.2

製造元 :
(株)ニッポンジーン
保存条件 :
室温
適用法令 :
安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
312-06791
製造元
312-06791
JAN
4987481630024
8回用
希望納入価格
28,000 円

3

ドキュメント

スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

50回用

Beads Tube L 8 本
Lysis Solution BB 80 ml x 1
Lysis Solution 20S 4 ml x 1
Purification Solution 45 ml x 1
Precipitation Solution 90 ml x 1
Wash Solution 45 ml x 1
TE(pH8.0) 10 ml x 1
Ethachinmate 100 µl x 1

概要

ISOIL Large for Beads ver.2 は、5 g の土壌サンプルからDNA を抽出するキットです。界面活性剤による化学的な溶菌と、ビーズによる物理的な菌体破砕(ボルテックス)を併用することによって、効率よく土壌DNA を抽出することができます。
抽出の基本プロトコールに加え、再精製やスケールアップのための2 つのオプションプロトコールも設定されており、充実した内容になっています。
オプションプロトコールによって試薬が不足する場合は 単品でご購入ください。

特長

  • 5 g の土壌サンプルからDNA が抽出可能(基本プロトコール)
  • 黒ボク土などの火山灰土壌からも効率よく土壌DNA が抽出可能
  • 土壌中の腐植物質を効率よく除去でき、高純度な土壌DNA の抽出が可能
  • オプションプロトコールに対応できる十分な試薬量を確保
  • より高純度な土壌DNA を得るための再精製が可能(オプション①)
  • 20 g までのスケールアップが可能(オプション②)

使用回数

基本プロトコールでDNA 抽出を8回行うことができます。
オプションプロトコールによって試薬が不足する場合は単品でご購入ください。

保存方法

ISOIL Large for Beads ver.2 に含まれる試薬はすべて室温保存が可能です。
ただし、Precipitation Solution、Wash Solution、Ethachinmate については、使用時のコンタミネーション(カビや雑菌等の混入)に十分注意し、開封後は低温(2~10°C)で保存することをお奨めします。

使用例

基本プロトコール

基本プロトコール

オプションプロトコール① 土壌DNAの再精製

  1. 得られた土壌DNA 300 µlを新しい1.5 mlチューブに移し、200 µlのPurification Solutionを添加し、十分に混合する。
  2. 300 µlのクロロホルムを添加し、15秒間ボルテックスした後、遠心(12,000 x g, 15分間, 室温)する。
  3. 中間層を入れないように注意しながら水層(上層)400 µlを新しい1.5 mlチューブに移し、400 µlのPrecipitation Solutionを添加して十分に混合し、遠心(20,000 x g, 10分間, 4°C)する。
  4. 上清を捨て、500 µlのWash Solutionを加えて沈殿およびチューブ壁をリンスし、遠心(20,000 x g, 10分間, 4°C)する。
  5. 上清を捨て、500 µlの70%エタノールと1 µlのEthachinmateを加えてボルテックスした後、遠心(20,000 x g, 5分間, 4°C)する。
  6. 上清を捨て、風乾した後、沈殿を適量(100~300 µl程度)のTE(pH8.0)に溶解する。

オプションプロトコール② 微量なDNAを回収するためのスケールアップ

  1. 土壌サンプルを5 gずつ、4本のBeads Tube L に入れる。(計20 g)
  2. 各チューブに、9.5 mlのLysis Solution BBと0.5 mlのLysis Solution 20Sを添加する。
  3. 最高速度で10 分間ボルテックスした後、65°Cで60分間インキュベートする。
  4. 遠心(4,000 x g, 5分間, 室温)する。
  5. 沈殿を入れないように注意しながら、上清を6 mlずつ新しい50 ml チューブ 4本に移し、各チューブに4 mlのPurification Solutionを添加し十分に混合する。
  6. 各チューブに6 mlのクロロホルムを添加し、1 分間ボルテックスした後、遠心(4,000 x g, 15分間, 室温)する。
  7. 中間層を入れないように注意しながら、水層(上層)を2本分ずつ新しい50 mlチューブに移し、各チューブに等量のPrecipitation Solutionを添加して十分に混合し、遠心(8,000 x g, 60分間, 4°C)する。(4本のチューブを2本にまとめる)。
  8. 上清を捨て、各チューブに5 mlのWash Solutionを加えて沈殿および遠沈管の壁をリンスし、遠心(8,000 x g, 10分間, 4°C)する。
  9. 上清を捨て、各チューブに5 mlの70%エタノールと10 µlのEthachinmateを加えてボルテックスした後、遠心(8,000 x g, 10分間, 4°C)する。
  10. 上清を捨て、風乾した後、沈殿を適量(0.3~1 ml程度)のTE(pH8.0)に溶解する。

抽出した土壌DNA の電気泳動

2種類の土壌サンプル5gからDNA抽出を行った。得られたDNAの1 / 200量を電気泳動した結果、土壌DNAを確認することができた。

抽出した土壌DNA の電気泳動

Lane 1 OneSTEP Marker 1(λ/Hind III digest)
Lane 2 東京大学 弥生圃場 対照区土壌(黒ボク土 / 火山灰土壌)
Lane 3 秋田県立大学 実験圃場 水田土壌(灰色低地土 / 非火山灰土壌)
1% Agarose S

オプションプロトコール①<土壌DNAの再精製>の効果

腐植物質を多く含む黒ボク土から標準プロトールで抽出精製した土壌DNAを、オプションプロトコール①で再精製した。

東京大学 弥生圃場 対照区 (黒ボク土) 東北農業研究センター内圃場 畑 (黒ボク土)

結果
標準プロトコールで精製した土壌DNAにはやや着色が見られたが、オプションプロトコール①で再精製することで、無色透明な溶液になった。また、吸光スペクトルの結果より、いずれの土壌DNAも再精製を行うことでより高純度に精製することができた。この再精製におけるDNAの回収率は70%前後であった。

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

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