アイソフィーカル
ISOFECAL
- 製造元 :
- (株)ニッポンジーン
- 保存条件 :
- 室温
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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50回用
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ドキュメント
- スペクトルデータ
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- 検査成績書
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- 校正証明書
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キットコンポーネント
50回用
Lysis Solution F | 50 ml |
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Purification Solution | 20 ml |
Precipitation Solution | 40 ml |
Wash Solution | 50 ml |
TE(pH8.0) | 5 ml |
Ethachinmate | 100 μl |
概要
ISOFECAL(アイソフィーカル)は、人や動物の糞便からのDNA 抽出キットです。独自のDNA 精製プロトコールにより、純度の高いDNA を抽出することができます。本キットでは、DNA 抽出方法として界面活性剤存在下での加熱処理法を採用しており、大腸菌などのグラム陰性細菌からのDNA 抽出に適しています。ただし、強固な細胞壁を持つ微生物からのDNA 抽出は困難な場合があります。
実際の糞便微生物相を反映した糞便DNAを抽出したい場合には、物理的な菌体破砕法を採用したISOFECAL for Beads Beatingをお薦めします。
特長
- 高純度な糞便DNA が抽出可能
- 得られた糞便DNA はPCR や制限酵素反応に直接使用可能
- 約2 時間で糞便DNA が抽出可能
保存方法
ISOFECAL に含まれる試薬はすべて室温保存が可能です。
ただし、Precipitation Solution、Wash Solution、Ethachinmate については、使用時のコンタミネーション(カビや雑菌等の混入)に十分注意し、開封後は低温(2~10℃)で保存することをお奨めします。
使用例
プロトコール
糞便試料から抽出したDNAのアガロースゲル電気泳動
ISOFECAL、ISOFECAL for Beads Beating、Q社糞便DNA抽出キットを用いて、糞便試料各0.2 gからDNAを抽出し、それぞれ抽出したDNAの1/200を電気泳動した(実験はDuplicateで行った)。
A260の値から算出した実際の収量
製品名 | 試料1 (μg/0.2 g sample) |
試料2 (μg/0.2 g sample) |
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ISOFECAL | 75 | 74 |
ISOFECAL for Beads Beating | 133 | 115 |
Q社製キット | 5.9 | 5.4 |
ISOFECALおよびISOFECAL for Beads Beatingは、ともにQ社製糞便DNA抽出キットの10倍以上のDNAを得ることができた。
抽出したDNAを用いたPCR
ISOFECAL、ISOFECAL for Beads Beating、Q社糞便DNA抽出キットを用いて抽出したDNAを鋳型として、PCRにより16Sリボソーム遺伝子を検出した。
PCR終了後、1/5量(10 μl)を電気泳動した。
ISOFECALおよびISOFECAL for Beads Beatingで抽出したDNAを用いた場合は、鋳型量16 pgまでバンドを検出できたが、Q社製糞便DNA抽出キットで抽出したDNAを用いた場合は、鋳型量16 pgのバンドを検出することはできなかった。
概要・使用例
概要 | ISOFECAL、ISOFECAL for Beads Beatingは人や動物の糞便からDNAを抽出するキットです。糞便から抽出したDNAは、腸内フローラや腸内疾患の研究、家畜・動物等の細菌感染検査などにおいて大変重要な試料となります。しかし、DNA抽出において糞便は生体試料の中でも特に夾雑物を含んでおり、通常の抽出方法や精製方法では夾雑物の除去が困難でした。本キットでは、独自のDNA精製プロトコールによって純度の高い糞便DNAを抽出することができます。【特 長】●高純度な糞便DNAを得ることができる。●得られた糞便DNAはPCRや制限酵素反応に直接使用することができる。〈ISOFECAL〉●界面活性剤存在下での加熱処理法によるDNA抽出。●大腸菌などのグラム陰性細菌からのDNA抽出に適している。●強固な細胞壁を持つ微生物からのDNA抽出は困難な場合がある。 本キットではDNAの抽出方法として界面活性剤存在下での加熱抽出を採用しています。したがって、強固な細胞壁を持つ微生物からのDNA抽出は難しいと考えられます。 検出対象が大腸菌の場合など、グラム陰性細菌の検出等にご使用ください。 WAKO BIO WINDOW No.66,p20(2005.March.), No.72,p3(2005.DEC.)。 |
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物性情報
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本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
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