水質管理目標設定項目

農薬一斉分析対応 混合標準液

水道水は、水質基準に適合するものでなければならず、水道法により水道事業体等に検査の義務が課されています。水質基準以外にも、水質管理上留意すべき項目として水質管理目標設定項目が定められており、農薬類はこの項目に位置づけられています。水道水中の農薬類は検出される可能性の高い農薬がリストアップされ、総農薬方式という評価方法により管理されています。そのなかで、農薬類は水道水から検出される可能性の大きさから以下のように分類されています。

※ANALYTICAL CIRCLE No.70(2013.9) p.2 より引用

平成25年3月28日の通知により水道法において、農薬類の分類見直しが行われ、120種の農薬が対象農薬リスト掲載農薬類として分類されました。また、従来固相抽出による前処理後にGC/MSやLC/MSにより測定を行っていた農薬や、標準検査法が設定されていなかった農薬を対象に、LC/MS/MSによる一斉試験法が検討され、平成30年3月28日改訂の別添方法20の2へ195種の農薬が測定対象農薬として掲載されています。
当社では、別添方法20の2における測定対象農薬類の標準品と各種混合標準液を取り揃えています。 詳細は水質試験用試薬カタログにて、ご確認いただけます。

農薬混合標準液 水質-9

LC/MS/MSによるクロマトグラム

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【分析例】
装置
カラム
カラム温度
溶離液

流速
注入量
検出器
イオン化法
: LCMS-8040(島津製作所製)
: Wakosil-Ⅱ3C18HG, 2.0 mmφ × 15 cm
: 40℃
: A) 5 mmol/L CH3COONH4, in H2O
  B) 5 mmol/L CH3COONH4, in CH3OH
: 0.2 mL/min.
: 1 μg/mL, 1 μL
: 質量検出器
: ESI法

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成分一覧(29種)(各20 μg/mL)

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  • オリサストロビン(Peak No.13)と(5Z)-オリサストロビン(Peak No.15)が各10 μg/mL、合算で20 μg/mL含有しています。
    ジメチルビンホスはE体(Peak No.16)とZ体(Peak No.14)が、ペルメトリンはtrans体(Peak No.31)とcis体(Peak No.32)が各10 μg/mL、
    合算で20 μg/mL含有しています。

関連製品

その他、農薬混合標準液の詳細は、カタログをご覧ください。(水質試験用試薬カタログ(2018年版)より抜粋)

農薬一斉分析対応混合標準液

アプリケーション

別添方法21対象農薬 添加回収試験例

今回、検討に用いたPresep® RPP-WCX は先のベースポリマーにイオン交換基を修飾したミックスモードであり、逆相及び弱陽イオン交換能を有しております。
この度、水道水中のイミノクタジン、ジクワット及びパラコートを対象とした固相抽出の回収率について検討しましたのでご紹介します。

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  • パンフレット等に記載されている測定条件、チャート等は参考データであり、農薬混合標準液を保証するデータではありません。



別添方法22対象農薬 添加回収試験例

水質管理目標設定項目の検査方法「別添方法22」での前処理法において固相カラムには「スチレンジビニルベンゼン共重合体、オクタデシル基を化学結合したシリカゲルを充填したもの又はこれと同等以上の性能を有するもの」を使用することが記載されています。
当社では、C18 逆相固相抽出カラムであるPresep®-C C18(ODS)をご用意しております。ぜひご検討ください。

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  • パンフレット等に記載されている測定条件、チャート等は参考データであり、農薬混合標準液を保証するデータではありません。

製品一覧

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