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TFAP TFAP

細胞生物学用
for Cellbiology
規格含量 :
97.0+% (HPLC)
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷凍 (ドライアイス輸送)
分子式 :
C13H10F3N3O
分子量 :
281.23
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
205-17381
JAN
4987481482470
10mg
希望納入価格
23,000 円

ドキュメント

SDS
製品規格書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

アプリケーション

ラットを用いた胃潰瘍形成試験

ラットを用いた胃潰瘍形成試験
a-d) 胃の全容写真; a) vehicle, b) TFAP 300 mg/kg p.o., c) indomethacin 10 mg/kg p.o., d) cの拡大, e) Gastric damage score.

TFAP, IMN = indomethacin, aspirin の経口投与量は、300, 10, 30 mg/kg. 平均値 +SEM, n=4/group, ** p < 0.01 versus vehicle.

各化合物を経口投与し、4時間後に開腹して胃潰瘍形成試験を行い、生じた胃潰瘍の大きさを実体顕微鏡を用いて測定し、その和をGastric damage scoreとして表した。その結果、indomethacin、aspirinは10 mg/kg、30 mg/kgで胃潰瘍形成が認められた(c,dの白矢印部分)が、TFAPは300 mg/kg投与でも胃潰瘍形成が見られなかった。

データ提供:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 加来田博貴先生

鎮痛効果試験

鎮痛効果試験
a) マウス酢酸ライジング試験 (平均値 +SEM, n=10-11/group) b) ラットホルマリン試験; ○: vehicle, ▲: indomethacin 30mg/kg p.o., ■: aspirin 30 mg/kg p.o., ●: TFAP 30 mg/kg p.o. (平均値 ±SEM, n=8/group). * p < 0.05, ** p < 0.01 versus vehicle.

各化合物を経口投与した後、酢酸水溶液を腹腔注射、またはホルマリン水溶液を後肢足蹠に注射し、背伸び行動、ひっかき・舐め行動の数を測定し、鎮痛効果を評価した。その結果、TFAPの鎮痛作用が示唆された。

データ提供:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 加来田博貴先生

血管新生抑制試験(CAM法)

血管新生抑制試験(CAM法)
平均値 +SEM, n=6/group, * p < 0.05 versus vehicle.

CAM法により、各化合物の鶏卵漿尿膜上での血管新生抑制効果を評価した。 その結果、TFAPは300 ng/CAMで有為な血管新生抑制作用が認められた。

データ提供:岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 加来田博貴先生

参考文献

  1. Kakuta, H., Zheng, X., Oda, H., Harada, S., Sugimoto, Y., Sasaki, K., Tai, A. : J. Med. Chem., 51, 2400(2008).
  2. 和光純薬時報, 77(1), 6(2009).

概要・使用例

概要 新規のCOX-1阻害剤です。ラット経口投与時に、大量投与しても胃腸へのダメージがほとんどなく、アスピリンよりも強い鎮痛作用を示します。
COX-1:IC50=0.80μM、COX-2:IC50=210μM

参考文献
Kakuta, H., Xiaoxia Zheng, Oda, H., Harada, S., Sugimoto, Y., Sasaki, K. and Tai, A.: "Cyclooxygenase-1-Selective Inhibitors Are Attractive Candidates for Analgesics That Do Not Cause Gastric Damage. Design and in Vitro/in Vivo Evaluation of a Benzamide-Type Cyclooxygenase-1 Selective Inhibitor", J. Med. Chem., 51, 2400-11 (2008).
(和光純薬時報 Vol.77 No.1(2009), p9)
(Wako BioWindow NOV.2014/別冊号 vol.1, p6)
新規COX-1阻害剤
シクロオキシゲナーゼ(COX)は、アラキドン酸からプロスタグランジンを合成する酵素で、COX-1、COX-2の二つのアイソフォームがあります。非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)は非選択的なCOX阻害剤であり、COX-2阻害によって抗炎症効果を示すと同時にCOX-1阻害によって胃腸障害等の副作用があると考えられていますが、最近、COX-1のみ阻害する場合は胃腸にダメージを与えないとの報告がされました。
TFAPは、新規のCOX-1阻害剤です。ラットに大量投与しても胃腸へのダメージがほとんどなく、アスピリンよりも強い鎮痛作用を示します。非ステロイド系抗炎症剤(NSAIDs)、胃腸粘膜の炎症誘発メカニズムの研究にご利用下さい。
Wako Bio Window No94, p.21 (2009.2)
使用上の注意 不活性ガス封入

物性情報

外観 白色〜うすい褐色, 結晶〜粉末
溶解性 エタノール溶状:試験適合(1mg/1ml)
エタノールに溶ける。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • N-(5-アミノ-2-ピリジニル)-4-(トリフルオロメチル)ベンズアミド
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    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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