レビス® Human MCP-1(CCL2) ELISA Kit
LBIS Human MCP-1(CCL2) ELISA Kit
- 製造元 :
- 富士フイルムワコーシバヤギ(株)
- 保存条件 :
- 冷蔵 (氷冷輸送)
- 適用法令 :
- 特化則第3類 安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2 優先評価物質
- GHS :
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- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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96回用
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ドキュメント
- スペクトルデータ
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- 検査成績書
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- 校正証明書
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キットコンポーネント
96回用
抗体固相化96 ウェルプレート | 96ウェル(8x12) / 1枚 |
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ヒト MCP-1 (CCL2) 標準品 | 1 本 |
緩衝液 | 60 mL / 1 本 |
ビオチン結合抗MCP-1 (CCL2) 抗体 | 1 本 |
ペルオキシダーゼ・アビジン結合物 | 100 μL / 1 本 |
発色液 (TMB) | 12 mL / 1 本 |
反応停止液 | 12 mL / 1 本 |
濃縮洗浄液 (10×) | 100 mL / 1 本 |
概要
Monocyte chemoattractant protein-1 (MCP-1) は、76 アミノ酸からなるCC ケモカインファミリーに属するケモカインで、単球・マクロファージに対する走化作用を有しています。MCP-1 は他の多くのケモカインと同様にTNF-αやIL-1 などの炎症性刺激により発現が誘導されます。また、MCP-1 は炎症性メディエーターとして、単球・マクロファージなどの免疫担当細胞に加えて血管内皮細胞、線維芽細胞、尿細管上皮細胞、平滑筋細胞など様々な細胞から分泌されます。
MCP-1 とその受容体Chemokine motif receptor 2 (CCR2) は、炎症領域に単球・マクロファージを導引することで炎症を遷延化させることから、慢性炎症性疾患に関与すると考えられています。 MCP-1 は炎症性マクロファージを肥満の脂肪細胞に浸潤させることで炎症の促進を介してインスリン抵抗性の発症に深く関与しています。これらの知見から、MCP-1 はメタボリックシンドロームなどの慢性炎症疾患に対する治療ターゲットとして注目されています。
本キットはヒトMCP-1を定量的に測定するためのサンドイッチELISAキットです。ヒト⾎清、血漿、尿中の MCP-1を特異的かつ⾼感度に測定することができます。
特長
- カルタヘナ法非該当(バキュロウイルス不含)
- 微量な検体で測定可能
- 短時間で測定可能(全反応時間:3 時間50 分)
- 環境に優しい防腐剤を使用
- 高い精度と再現性
製品情報
検体
ヒト血清、血漿(EDTA/ヘパリン)、尿、培養上清
標準曲線範囲
3.85 ~ 500 pg/mL
アプリケーション
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操作法・標準曲線(例) -
標準曲線(例)
データ
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精度試験(アッセイ内変動)
検体 Sample 1 Sample 2 1 284 49.8 2 280 49.9 3 279 50.2 4 281 49.4 5 279 48.7 mean 281 49.6 SD 2 0.6 CV(%) 0.7 1.2 単位:pg/mL,血清
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再現性試験(アッセイ間変動)
測定日/検体 Sample 1 Sample 2 Sample 3 0日目 263 43.1 27.7 1日目 281 42.9 27.7 2日目 269 41.2 26.2 3日目 276 44.8 28 mean 272 43 27.4 SD 7.8 1.5 0.82 CV(%) 2.9 3.5 3 単位:pg/mL, n=3,血清
添加回収試験
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検体(血清)
添加量 実測値 回収量 回収率(%) 0 15 – – 12.5 28.1 13.1 105 50 64 49 98 100 114 99 99 200 217 202 101 単位:pg/mL, n=2
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検体(血漿-EDTA)
添加量 実測値 回収量 回収率(%) 0 15.5 – – 12.5 28.3 12.8 102 50 64.5 49 98 100 108 92.5 92.5 200 204 189 94.5 単位:pg/mL, n=2
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検体(血漿-ヘパリン)
添加量 実測値 回収量 回収率(%) 0 13.9 – – 12.5 25.9 12 96 50 63.3 49.4 98.8 100 109 95.1 95.1 200 206 192 96 単位:pg/mL, n=2
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尿検体
添加量 実測値 回収量 回収率(%) - 46.2 - - 7.81 53.8 7.60 97.3 31.3 76.4 30.2 96.5 62.5 104 57.8 92.5 125 167 121 96.8 単位:pg/mL, n=2
検体測定(例)
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ヒト正常血清検体
検体No. 測定値(pg/mL) 1 215 2 362 3 243 4 300 5 228 -
ヒト正常血漿(EDTA)検体
検体No. 測定値(pg/mL) 1 412 2 250 3 214 4 190 5 222
-
ヒト正常血漿(ヘパリン)検体
検体No. 測定値(pg/mL) 1 306 2 439 3 281 4 347 5 314
概要・使用例
概要 | ヒト血清、血漿、尿中の MCP-1を短時間・微量検体・高感度で測定可能 レビス® Human MCP-1(CCL2)ELISA Kit 富士フイルムワコーシバヤギ株式会社のレビス® サイト カインELISAキットシリーズに新たにHuman MCP-1が追加 されました。既存品では感度が得られず測定できなかった 正常検体、低濃度検体を高感度に再現性良く測定可能です。 Monocyte chemoattractant protein-1 (MCP-1) は、76 アミノ酸から成る分子量8,600の細胞遊走活性を示すサ イトカインスーパーファミリーです。炎症性メディエー ターとして単球・マクロファージなどの免疫担当細胞 からだけでなく、血管内皮細胞、線維芽細胞、尿細管 上皮細胞、平滑筋細胞などの多くの細胞から分泌され ます。 MCP-1を含む多くのケモカインは分泌細胞及び平滑筋 において炎症性刺激(TNF-α,IL-1などによる)を受 けると誘導され、特にMCP-1とその受容体CCR2 は脂 肪組織に骨髄由来のマクロファージを動員させ炎症を 介したインスリン抵抗性の発症に深く関与しています。 また、炎症領域に単球・マクロファージを引き寄せる と考えられ、慢性炎症疾患に対する治療のターゲット としても注目されています。 特 長 ●カルタヘナ法非該当(バキュロウイルス不含) ●微量な検体で測定可能 ●短時間で測定可能(全反応時間:3時間50分) ●環境に優しい防腐剤を使用 ●高い精度と再現性 (和光純薬時報 Vol.90, No.2(2022), P29) (和光純薬時報 Vol.90, No.3(2022), p29) |
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物性情報
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本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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