レビス® Mouse IFN-γ ELISA Kit LBIS Mouse IFN-γ ELISA Kit

IFN-γはIFN-α/βなどのⅠ型インターフェロンとは構造が異なるⅡ型インターフェロンで、146アミノ酸からなるサイトカインです。IFN-γは主にT細胞、NK細胞により分泌され、ホモ二量体として機能し、抗ウイルス効果をはじめ、細胞増殖抑制効果、抗腫瘍効果、マクロファージ活性化、NK細胞の活性増強、免疫応答調節作用、分化誘導の調節作用などの生物活性を有することが知られており、様々な研究分野で注目されています。

本キットはマウス IFN-γを定量的に測定するためのサンドイッチELISAキットです。マウス⾎清(⾎漿)中の IFN-γを特異的かつ⾼感度に測定することができます。

検体

マウス血清・血漿

標準曲線範囲

2.05～500 pg/mL

特長

• カルタヘナ法非該当(バキュロウイルス不含)
• 短時間(総反応時間3時間50分)
• 高感度測定(2.05 pg/mL～)
• 微量検体 50μL(希釈検体)

• 操作法

  抗体固相化96ウェルプレート
  　↓　洗浄4回
  希釈検体又は標準溶液　　50 μL
  　↓　攪拌、室温、2時間静置反応
  　↓　洗浄4回
  ビオチン結合抗IFN-γ抗体　　50 μL
  　↓　攪拌、室温、1時間静置反応
  　↓　洗浄4回
  ペルオキシダーゼ・アビジン結合物　　50 μL
  　↓　攪拌、室温、30分間静置反応
  　↓　洗浄　4回
  発色液(TMB)　　50 μL
  　↓　攪拌、室温、20分間静置反応
  反応停止液(1 M H₂SO₄)　　50 μL
  　↓　攪拌
  吸光度測定(主波長450 nm、副波長620 nm)

  室温：20～25 ℃

• 標準曲線

  

マウス正常検体測定結果

• 血清検体	LBIS	他社A
  11	30.1	N.D.
  12	31.3	N.D.
  13	5.73	N.D.
  14	56	N.D.
  15	19.3	N.D.

  単位：pg/mL
  BALB/c, 8週齢, オス, 16時間絶食

• EDTA血漿検体	LBIS	他社A
  11	1.85(参考値)	N.D.
  12	21.7	N.D.
  13	38	N.D.
  14	57.3	N.D.
  15	5.85	N.D.

  単位：pg/mL
  BALB/c, 8週齢, オス, 16時間絶食, 抗凝固剤；EDTA-2Na

• ヘパリン血漿検体	LBIS	他社A
  11	61.2	N.D.
  12	18.3	N.D.
  13	2.66	3.09
  14	33.1	N.D.
  15	77.6	4.46

  単位：pg/mL
  BALB/c, 8週齢, オス, 16時間絶食, 抗凝固剤；ヘパリン