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レビス™ Mouse IL-6 ELISA Kit LBIS™ Mouse IL-6 ELISA Kit

免疫化学用
for Immunochemistry
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
適用法令 :
特化則第3類 安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2 優先評価物質
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
299-96001
JAN
4548995099433
96回用
希望納入価格
78,000 円

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

96回用

抗体固相化プレート 1プレート
マウスIL-6標準品(凍結乾燥品) 2本
緩衝液 30 mL
ビオチン結合抗体溶液 100 μL
ペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジン溶液 100 μL
TMB溶液 12 mL
標準品・検体用緩衝液 30 mL
反応停止液 12 mL
洗浄液(10×) 100 mL
プレートシール 4枚

製品概要

IL-6(インターロイキン-6)は187アミノ酸(マウス)の分泌性糖タンパク質で、B細胞を抗体産⽣細胞に分化させるサイトカインとして⾒出されましたが、免疫応答、炎症反応をはじめ、造⾎、神経系細胞の増殖・分化など多彩な⽣理作⽤において重要な役割を果たしていることが知られています。T細胞、単球、線維芽細胞、⾎管内⽪細胞、ケラチノサイトなどにより産⽣された後、IL-6Rαとgp130の2本鎖からなるIL-6受容体と結合し、シグナルが伝達されます。IL-6は関節リウマチの病態の活動性と相関するという報告もあり、関節リウマチなど⾃⼰免疫疾患、炎症疾患の分野でも注⽬されています。

本製品はマウスIL-6を定量的に測定するためのサンドイッチ酵素免疫測定法試薬(サンドイッチELISAキット)で、マウス血清、血漿、細胞培養上清中のIL-6を特異的かつ高感度に測定することができます。

特長

  • マウス血清、血漿(EDTA)、細胞培養上清中のIL-6を特異的かつ高感度に測定
  • 全反応時間は3時間50分
  • 標準品は大腸菌リコンビナントで、カルタヘナ法非該当
  • 標準品を2本に分割しており、複数回の測定にも対応

キット性能

検量線範囲 2.05~500 pg/mL
測定対象 IL-6 (インターロイキン-6)
測定対象検体 マウス血清/血漿(EDTA)/細胞培養上清
必要検体量 25 μL (2倍希釈)
測定時間 3時間50分
検出法 発色系 (主波長 450 nm/副波長 620 nm)

検量線例

グラフ:検量線例

データ

精度試験(アッセイ内変動)

本製品で2濃度の血清検体の5重測定を実施し、再現性を確認した。

n\ID ID1 (pg/mL) ID2 (pg/mL)
1 281 18.7
2 285 19.1
3 281 18.7
4 282 18.7
5 291 19.6
mean 284 19.0
SD 4.18 0.390
CV(%) 1.47 2.06
[結果]
CV(%)は1.47%、2.06%と良好であった。

再現性試験(アッセイ間変動)

本製品で3濃度の血清検体の4日間3重測定を実施した。

Day\ID ID3 (pg/mL) ID4 (pg/mL) ID5 (pg/mL)
1 246 84 15.1
2 230 78.8 13.9
3 254 86.2 15.3
4 244 84.9 14.4
mean 244 83.5 14.7
SD 9.90 3.23 0.658
CV(%) 4.07 3.87 4.49
[結果]
CV(%)は3.87~4.49%と良好であった。

希釈直線性試験

試料用緩衝液を用いて倍々希釈した2濃度の血清検体、血漿(EDTA)検体、D-MEM培地試料、10% FCS/D-MEM培地試料を測定し、直線性を確認した(2重測定)。

グラフ:希釈直線性試験 血清
グラフ:希釈直線性試験 血漿(EDTA)
グラフ:希釈直線性試験 D-MEM
グラフ:希釈直線性試験 10% FCS/D-MEM
[結果]
いずれも測定範囲内で良好な直線性を示した。

添加回収試験

4濃度の標準溶液を血清検体、血漿(EDTA)検体、D-MEM培地試料、10% FCS/D-MEM培地試料に添加し、添加回収試験を実施した(2重測定)。

添加量(pg/mL) 実測値(pg/mL) 回収量(pg/mL) 回収率(%)
血清検体 - 4.8 - -
22.8 26.9 22.1 96.9
46.0 49.0 44.2 96.0
96.4 94.9 90.1 93.4
197.0 193 188 95.5
平均 95.5
血漿検体 (EDTA) - 4.4 - -
28.1 30.6 26.2 93.0
56.0 55.0 50.5 90.2
116 107 102 88.4
227 206 202 88.8
平均 90.1
D-MEM - 0.0 - -
23.0 24.1 24.1 105.0
48.3 47.7 47.7 98.7
97.5 93 93.0 95.3
194.4 205 205.1 105.5
平均 101.1
10% FCS /D-MEM - 0.0 - -
28.1 27.6 27.6 98.1
56.0 60.2 60.2 107.5
115.6 121 120.7 104.4
227.3 237 237.2 104.3
平均 103.6
[結果]
回収率は88.4-107.5%であり、いずれも良好な回収率であった。

類似タンパク質との交差性

マウスIL-6の類似タンパク質(他種IL-6、インターロイキン類など)を反応させ、検出されるかどうかを確かめた。

タンパク質 添加濃度(pg/mL) 測定濃度(pg/mL)
ヒトIL-6 500 0.034
ラットIL-6 500 0.214
マウスIL-4 1,000 0.01
マウスIL-7 1,000 -
マウスgp130 1,000 -
マウスIL-6Rα 1,000 -

*-:検出下限以下

[結果]
類似タンパク質にはほとんど反応しなかった。

従来品との相関性

マウス血清検体について、本製品と他社品Aでそれぞれ測定を行い、得られた測定値の比較を行った。

グラフ:従来品との相関性
[結果]
良好な相関であることが確認された。

検出性能の比較

マウス血清検体について、本製品と他社品Aでそれぞれ測定を行い、検出の可否について比較を行った。

検体No. 本製品(pg/mL) 他社品A(pg/mL)
1 1.71 検出不可
2 6.50 5.52
3 6.39 9.02
4 7.01 7.67
5 9.67 7.53
測定できた検体の割合(測定値が検量線範囲内) 4/5検体 1/5検体
赤字: 検量線範囲内で測定できた検体、範囲外の検体は参考値を記載
[結果]
本製品は検出感度が高く、5検体中4検体を検量線範囲内で検出することができた。

FAQ

検体について

検体の保管はどのように行えばよいですか。
検体を長期に保管する場合は、-35℃以下での凍結保管を推奨します。繰り返しの凍結融解は避けてください。凍結した検体は測定する直前に解凍し充分に攪拌してください。また、検体を希釈する場合は用時調製としてください。
ヘパリン血漿やくえん酸血漿での測定は可能でしょうか。
本製品を用いて血漿サンプルを測定する場合はEDTA血漿をご使用ください。
濁りや不溶物のある検体はどのように扱えばよいですか。
濁り及び不溶物のある検体は遠心分離等で除去後、測定に用いてください。

キットについて

測定値のキャリブレーションはどのように行えばよいですか。
本製品によって得られた測定値は、下記計算式に従ってキット添付の別紙に定められた換算係数を乗じることで NIBSC/WHO標準品 IL-6 (Code: 93/730)を基準にしたユニット濃度に換算することができます。
NIBSC/WHO(93/730)ユニット濃度 (U/mL)=換算係数×本製品測定値(pg/mL) *換算係数は製品ロットごとに変動する場合がありますので、製品ロットごとに定められた換算係数を確認してから計算してください。
本製品の抗体を単品販売していますか。
抗体の単品販売はございません。
キットの分割使用は可能ですか。

可能です。プレートは8ウェルずつ切り離せるようになっており、スタンダードも十分な量が入っています。ただし分割使用する場合、検量線はその都度引く必要があるので測定可能な検体数が減りますのでご注意ください。

1回で使用の場合→40検体(80ウェル)※スタンダードおよびブランクで16ウェル使用
2回で使用の場合→32検体(64ウェル)※スタンダードおよびブランクで32ウェル使用

キットの使用について

標準品に添加する精製水の量はどのくらいですか。
本製品はロットにより、標準品に添加する精製水の量が異なります。キットに添付された用紙に記載された指定量をご確認ください。なお標準品に精製水を加えてから30分静置する必要があります。

概要・使用例

概要 マウスIL-6は187アミノ酸の分泌性の糖タンパク質で、B細胞を抗体産生細胞に分化させるサイトカインとして見出されましたが、免疫応答、炎症反応をはじめ、造血、神経系細胞の増殖・分化など多彩な生理作用において重要な役割を果たしていることが知られています。IL-6 は関節リウマチの病態の活動性と相関するという報告もあり、関節リウマチなど自己免疫疾患、炎症疾患の分野でも注目されています。

■性能
検量線範囲:2.05~500pg/mL
測定対象 :マウス
測定検体 :血清、血漿、培養上清
必要検体量:25uL
反応時間 :3時間50分
検出法  :発色
原理   :サンドイッチ法

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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