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ラボアッセイ(TM) ALP LabAssay (TM) ALP

製造元 :
富士フイルムワコーシバヤギ(株)
保存条件 :
冷蔵 (氷冷輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
633-51021
製造元
LABALP-M1
500回用
希望納入価格
21,000 円

13

ドキュメント

添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

キット内容

基質錠(溶解時 p-ニトロフェニルりん酸二ナトリウム 6.7 mmol/L) 10 錠
基質溶解液 (2.0 mmol/L 塩化マグネシウム含有 0.1 mol/L 炭酸塩緩衝液 pH 9.8) 50 mL × 1本
反応停止液(0.2 mol/L 水酸化ナトリウム溶液) 50 mL × 1本
標準液 (0.5 mmol/L p-ニトロフェノール溶液) 5 mL × 1本

概要

アルカリホスファターゼ(ALP)は肝臓をはじめ、骨、小腸などに広く分布している酵素です。特に骨代謝の研究分野では骨形成マーカーの1つとして用いられています。
本品はp-ニトロフェニルりん酸を基質としたアルカリフォスファターゼ活性測定キットで、マイクロプレートリーダーによる多検体測定に有用です。

測定原理

p-ニトロフェニルりん酸を含む炭酸塩緩衝液(pH 9.8)中で検体を作用させると、検体中のアルカリホスファターゼによりp-ニトロフェニルりん酸はp-ニトロフェノールとりん酸に分解され、生成したp-ニトロフェノールはアルカリ性側で黄色を呈します。この405 nmの吸光度を測定することにより検体中のアルカリホスファターゼ活性値を求めます。

性能

・測定範囲 : >0.06 mmol/l
・標準曲線範囲 : 0~0.5 mmol/l
・再現性 : C.V.<10%

標準曲線例

測定操作法

下記に従って、反応させてください。

  テスト スタンダード ブランク
基質緩衝液 100 μL 100 μL 100 μL
試料 検体20 µL 標準液20 µL 蒸留水20 µL
プレートミキサーで1分間攪拌後、37℃15分間インキュベート
反応停止液 80 μL 80 μL 80 μL
プレートミキサーで1分間攪拌後、405 nmの吸光度をマイクロプレートリーダーで測定する。

データ

添加回収試験

  • ヒト血清検体

    添加量 測定値 回収量 回収率(%)
    0.429
    0.097 0.527 0.098 101.0
    0.197 0.587 0.158 80.2
    0.297 0.672 0.243 81.8
    0.507 0.866 0.437 86.2
  • マウス血清検体

    添加量 測定値 回収量 回収率(%)
    0.284
    0.060 0.343 0.059 98.3
    0.127 0.399 0.115 90.6
    0.251 0.507 0.223 88.8
    0.500 0.753 0.469 93.8
  • ラット血清検体

    添加量 測定値 回収量 回収率(%)
    0.374
    0.060 0.439 0.065 108.3
    0.127 0.483 0.109 85.8
    0.251 0.598 0.224 89.2
    0.500 0.855 0.481 96.2

    単位:mmol/L, n=2

希釈直線性試験

測定範囲に入るよう付属の緩衝液で調製後、連続的に緩衝液で4段階希釈し測定した結果。

  • ヒト血清検体
    希釈直線性試験, ヒト血清検体
  • マウス血清検体
    希釈直線性試験, マウス血清検体
  • ラット血清検体
    希釈直線性試験, ラット血清検体

検体測定例

ヒト検体
検体 測定値 (mean) SD CV (%)
プール血清、男性 0.556 0.003 0.5
プール血漿 (EDTA)、男性 0.070 0.001 1.2

※抗凝固剤のEDTAは負誤差を与えますので使用しないでください。

  • マウス検体:CD-1(ICR)、オス、血清
    検体 測定値 (mean) SD CV (%)
    No.1 0.310 0.013 4.2
    No.2 0.453 0.001 0.2
    No.3 0.495 0.015 3.0
    No.4 0.442 0.013 2.9
    No.5 0.373 0.002 0.5

    単位:mmol/L, n=2

  • ラット検体:SD、オス、血清
    検体 測定値 (mean) SD CV (%)
    No.1 0.538 0.005 1.0
    No.2 0.441 0.010 2.2
    No.3 0.357 0.000 0.0
    No.4 0.460 0.002 0.5
    No.5 0.301 0.011 3.6

参考文献

  • Ito, S. et al. : J. Pharmacol. Exp. Ther., 333, 341 (2010). ※マウス腎臓組織抽出液
  • Matsuyama, A. et al. : Clin. Exp. Pharmacol. Physiol., 45, 75 (2018). ※MC3T3-E1細胞, C2C12細胞
  • Chiba, T. et al. : J. Atheroscler. Thromb., 23, 1099 (2016). ※マウス血漿
  • Kohno, Y. et al. : Stem Cell Res. Ther., 8, 115 (2017). ※骨膜間葉系幹細胞
  • Iwakura, T. et al. : J. Orthop. Res., 27, 208 (2009). ※ヒト培養細胞抽出液
  • Furuya, Y. et al. : J. Biol. Chem., 286, 37023 (2011). ※マウス血清
  • Itoh, T. et al. : J. Biol. Chem., 284, 19272 (2009). ※マウス培養細胞抽出液

概要・使用例

概要 生化学検査用キット LabAssay™ シリーズ
ラボアッセイ ™ シリーズは、ヒト・マウス・ラットなど動物試料を対象とした生化学検査用キットです。マイクロウェルプレートを用いて測定するため、必要となる検体量が少量ですみ、一度に多検体を測定することができます。
ラボアッセイ ™ ALP
アルカリホスファターゼ(ALP)は肝臓をはじめ、骨、小腸などに広く分布している酵素です。特に骨代謝の研究分野では骨形成マーカーの1 つとして用いられています。
本品は、p- ニトロフェニルりん酸を基質としてアルカリホスファターゼによって生成されるp- ニトロフェノール量を測定することにより、アルカリホスファターゼ活性を測定するキットです。
■ 性能
・検量線範囲:0.0625 ~ 0.5 mmol/L
・測定時間:約 20 分
・検体量:20 μL
・測定波長:405 nm
・対象動物種:ヒト、マウス、ラット、イヌ、ネコ
・対象検体:血清・血漿・培養上清
(Wako BioWindow No.172 (2022年6月) p04)

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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