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ジーンエース リバーストランスクリプターゼ GeneAce Reverse Transcriptase

製造元 :
(株)ニッポンジーン
保存条件 :
冷凍 (ドライアイス輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
316-08151
製造元
316-08151
JAN
4987481637528
10000units
希望納入価格
20,000 円

4

販売元
312-08153
製造元
312-08153
JAN
4987481637542
10000units×5
希望納入価格
80,000 円

ドキュメント

スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

キットコンポーネント

10,000 units

GeneAce Reverse Transcriptase 50 µl x 1
5 x RT Buffer 1 ml x 1

製品概要

本品は、Moloney Murine Leukemia Virus(M-MLV;マウス白血病ウイルス)由来の改変型(RNase H-) の逆転写酵素で、大腸菌で発現・精製した組換え酵素です。改変型は点変異によりRNase H活性を欠損させています。RNase H 活性はDNA- RNAハイブリッド二本鎖のRNAを分解する活性で、RNase H 活性を欠損させることで完全長cDNAの合成効率が向上します。

※ M-MLV由来の野生型(RNase H+)の逆転写酵素 M-MLV Reverse Transcriptase はこちら

特長

  • M-MLV由来の改変型(RNase H-)逆転写酵素
  • 完全長cDNAの合成効率が向上
  • 熱安定性が向上
  • 高温反応によりRNAの二次構造による影響を回避
  • GeneAce qPCR Mix α(リアルタイムqPCR試薬)との組み合わせに最適

用途

  • First strand cDNA 合成
  • RT-PCR
起源 遺伝子組換え大腸菌
活性 200 units/µl
単位の定義 1 unit は、37°Cで10 分間に1 nmol のdTTPを酸不溶性画分に取り込ませる酵素活性とする。
形状 GeneAce Reverse Transcriptase:
20 mM Tris-HCl (pH7.5), 200 mM NaCl, 0.1 mM EDTA, 1 mM DTT, 50% Glycerol, 0.05% NP-40, 0.05% Tween20
5 x RT Buffer:
250 mM Tris-HCl(pH8.3), 375 mM KCl, 15 mM MgCl2, 50 mM DT

アプリケーションデータ

実験例1:cDNA合成効率の比較

マウスFM3A細胞 total RNA 2 µgを鋳型として、Oligo (dT) primerとGeneAce Reverse Transcriptase、A社製品、B社製品(各社RNaseH-改変型)を用いてそれぞれ逆転写反応を行った。その後、合成したcDNAを鋳型にして、GeneAce SYBR® qPCR Mix α Low ROXを用いて定量PCRを行った。
合成した各cDNAを鋳型として定量PCRによりβ-actin遺伝子を検出し、増幅の立ち上がりの早さを比較した。

【結果】
GeneAce Reverse Transcriptaseで合成したcDNAは、増幅曲線の立ち上がりが早く、cDNAの合成効率が高いことが示された。

実験例1:cDNA合成効率の比較

実験例2:長鎖cDNA(10 kb)の合成効率の比較

マウスFM3A細胞 total RNA 2 µgを鋳型として、Oligo (dT) primerとGeneAce Reverse Transcriptase、A社製品、B社製品(各社RNaseH-改変型)を用いてそれぞれ逆転写反応を行った。その後、合成したcDNAを鋳型にして、GeneAce SYBR® qPCR Mix α Low ROXを用いて定量PCRを行った。
合成したcDNAを鋳型に、Utrophin遺伝子(NM_011682, 12382 bp)を定量PCRによりcDNA量を比較した。定量PCR primerは3’末端から約10 kb付近に設計した。

【結果】
GeneAce Reverse Transcriptaseは、約10 kbpの長鎖cDNAの合成効率が高いことが示された。

実験例2:長鎖cDNA(10 kb)の合成効率の比較

実験例3:長鎖cDNA(10 kb)の合成 (実際の反応例)

Total RNAの抽出→逆転写反応→リアルタイムPCR

  1. ISOSPIN Cell & Tissue RNA を使用して、マウス腎臓組織 9.1 mg から total RNA 15 μg を抽出した。
  2. 得られた total RNA 2 μgを鋳型に GeneAce Reverse Transcriptase を用いて 1st strand cDNA を合成した。
  3. cDNA溶液を鋳型に、Utrophin mRNA の3'側から約10 kb の領域を増幅するプライマーを用いてリアルタイムPCRを行った(GeneAce SYBR® qPCR Mix α Low ROXを使用)。
実験例3:長鎖cDNA(10 kb)の合成 (実際の反応例)

逆転写反応系

50 μM Oligo dT(20) Pirmer 1 µl
10 mM dNTPs 1 µl
total RNA + ddH2O up to 15µl
↓ RNA変性: 65°C 5分、On ice
5 X RT Buffer 4 µl
GeneAce Reverse Transcriptase 1 µl
↓ 逆転写反応: 42°C 50分
↓ 熱失活: 70°C 15分
1st strand cDNA 溶液 (反応液量 20 μl)
下矢印

反応液組成

2x GeneAce SYBR® qPCR Mix α Low ROX 12.5 µl (final conc. 1X)
1.25 µM each Primers 10 µl
40倍希釈したcDNA溶液 1.25 µl
ddH2O up to 25 µl
下矢印

PCR条件

95°C 10分 酵素活性化ステップ
95°C 30秒 40サイクル
59°C 1分
融解曲線解析

【結果】
GeneAce Reverse Transcriptaseを用いて、cDNA 10 kbpの合成を確認できた。

リアルタイムPCR増幅曲線

概要・使用例

概要 本品は、Moloney Murine Leukemia Virus(M-MLV;マウス白血病ウイルス)由来の
改変型(RNase H-) の逆転写酵素で、組換え大腸菌で発現・精製した酵素です。
改変型は点変異によりRNase H活性を欠損させています。

RNase H 活性はDNA- RNAハイブリッド二本鎖のRNAを分解する活性で、
RNase H 活性を欠損させることで完全長cDNAの合成効率が向上します。
特長 ・M-MLV由来の改変型(RNase H-)逆転写酵素
・完全長cDNAの合成効率が向上・熱安定性が向上
・高温反応によりRNAの二次構造による影響を回避
・GeneAce qPCR Mix α(リアルタイムqPCR試薬)との組み合わせに最適

物性情報

起源 Escherichia coli (Recombinant)
活性 200 units/µl
組成 GeneAce Reverse Transcriptase:
20 mM Tris-HCl(pH7.5), 200 mM NaCl, 0.1 mM EDTA, 1 mM DTT, 50% Glycerol, 0.05% NP-40, 0.05% Tween20
5 x RT Buffer:
250 mM Tris-HCl(pH8.3), 375 mM KCl, 15 mM MgCl2, 50 mM DTT

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。