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ジーンエース SYBR(TM) qPCR ミックス II GeneAce SYBR(TM) qPCR Mix II

製造元 :
(株)ニッポンジーン
保存条件 :
冷凍 (ドライアイス輸送)
適用法令 :
優先評価物質
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
317-09421
製造元
317-09421
JAN
4987481642294
125反応用
希望納入価格
11,000 円
販売元
313-09423
製造元
313-09423
JAN
4987481642300
500反応用
希望納入価格
24,000 円

16

ドキュメント

スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

製品概要

GeneAce SYBR™ qPCR Mix II は、2×プレミックスタイプのインターカレーター法用のリアルタイムPCR 用試薬です。
本製品は、ホットスタートPCR 用酵素Hot Start Gene Taq NT と最適化されたバッファーにより、非特異的増幅を抑制し、高い特異性と再現性を実現しています。また、別途Uracil-N-Glycosylase (UNG) を添加することで、キャリーオーバー防止処理を行うことがきます。(本品にUNG は含まれておりません。別売品をご利用いただけます。
本製品は、パッシブリファレンス色素が予め添加されているため、各種リアルタイムPCR 装置で使用することが可能です。

  • GeneAce® qPCR Mixシリーズ サンプルキャンペーン

特長

  • 圧倒的コストパフォーマンス(48円/20 µl反応系)
  • 高い特異性と増幅効率
  • UNG(別売)の添加でキャリーオーバー防止処理が可能
  • 各種リアルタイムPCR装置に対応(予め補正用色素添加済み)

製品内容

使用回数

包装単位は20 µl反応系での使用回数です。

保存方法

-20°C(遮光)

内容物

構成品 500反応用 125反応用 形状
2 x GeneAce SYBR™ qPCR Mix II 1.25 ml x 4 1.25 ml x 1 Hot-Start GeneTaq NT, dATP, dCTP, dCTP, dUTP*1, Mg2+,
SYBR™ Green I, Stabilizers, Passive Reference Dye*2
*1 本品にUNGは含まれておりません。別途UNGを添加することでキャリーオーバー防止処理を行えます。
*2 パッシブリファレンス色素が予め添加されているため、ROX補正の有無にかかわらず各種装置に対応しています。

実験例

実験例1 2ステップリアルタイムRT-PCR (cDNAの増幅 156 bp)

ISOSPIN Cell & Tissue RNAおよびGeneAce cDNA Synthesis Kitを用いて得られたマウス肝臓 に由来するcDNAの10倍段階希釈液(8 ng~0.8 pg RNAに相当)をテンプレートとし、本品を用いてβ-actin(増幅長 156 bp)の増幅を行いました。

Template cDNAの10倍段階希釈(RNA 相当量: 8 ng, 800 pg, 80 pg, 8 pg, 0.8 pg)
PCR condition 95°C 10分→(95°C 5秒→60°C 1分) x 45サイクル → 融解曲線解析
Target β-actin 一部領域(増幅長 156 bp)
PCR volume 20 μl
装置 ABI QuantStudio™ 5 (Fast mode)*
* 推奨Ramp rate範囲は、2.63-4.4°C/sec(温度上昇速度)と2.2-3.5°C/sec(温度下降速度)です。Thermo Fisher Scientific社製のリアルタイムPCR装置を使用する際は、Standard mode ramp speedではなく、「Fast mode」を選択してください。その際、PCRサイクル条件に酵素の活性化ステップ(95°C 10分間)が含まれていることを確認し、60°Cの伸長時間を1分間にしてください。

結果:本品では各濃度のテンプレートで増幅が起こり、融解曲線で単一のピークが得られました。

実験例2 GeneAce SYBR™ qPCR Mix II と他社製品の特異性の比較

本品、A社およびB社のリアルタイムPCR用試薬を用いてLambda DNA(800 fg, 80 fg, 8 fg)をテンプレートとし、各社の推奨PCR条件で増幅を行いました。また、No Template Control(NTC)実験と融解曲線解析により、反応の特異性を比較しました。

Template Lambda DNA(800 fg, 80 fg, 8 fg)
PCR condition 95°C 10分→(95°C 15秒*→60°C 1分) x 45サイクル → 融解曲線解析
Target Lambda DNA(増幅長 400 bp)*
PCR volume 20 μl
装置 ABI QuantStudio™ 5 (Fast mode)
* 増幅鎖長が200 bp以上の場合は、サイクル内の変性時間を5 secから15 secに変更することを推奨します。(なお、プライマー設計の際は、増幅鎖長が500 bpを超えないようにしてください。増幅鎖長を80-180 bp程度にすることが最も望ましいです。)

結果:本品では非特異的増幅は見られず、目的のPCR産物が特異的に増幅されました。一方、他社品ではNTC実験で増幅が検出され、融解曲線解析では2本のピークが観察されました。

FAQ

基礎編

なぜ最初の熱変性ステップ(95℃)で、10分間の処理が必要なのですか?
GeneAce SYBR™ qPCR Mix II では特異性を重視し、化学修飾を施したホットスタートPCR酵素を用いています。酵素の活性化ステップ(95°C 10分)を行わないと十分な酵素活性が得られず増幅効率が低下します。PCR反応の過程で段階的に酵素が活性化するため、抗体を利用したホットスタートPCR酵素と比べて非特異的増幅を抑制できます。
新製品(GeneAce SYBR™ qPCR Mix II)と従来品は何が違うのですか?
本品は、従来品GeneAce SYBR™ qPCR Mix αシリーズでは行えなかったキャリーオーバー防止のためのUNG処理に対応可能となりました(別売UNG添加要)。また、本品にはユニバーサルなパッシブリファレンス色素が予め添加されているため、ROX補正の有無にかかわらず各種リアルタイムPCR装置に対応できます。
凍結融解による活性への影響はありますか?
凍結融解による活性への影響は認められておりません。弊社では40回凍結融解を繰り返しても、活性の低下は確認されませんでした。

トラブルシューティング

増幅の立ち上がりが遅い。
1)本品は化学修飾したホットスタートPCR酵素を用いています。そのため、酵素の活性化ステップ(95°C 10分)を条件通り行わないと十分な酵素活性が得られず増幅効率が低下します。
2)実験例にあるとおり、伸長時間を1分間にしてください。

製造元情報

別名一覧

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。