合成甘味料

甘味料には、天然の植物や食品中に含まれている甘み成分を取り出し、精製・濃縮した天然甘味料と、人工的に合成された合成甘味料(人工甘味料、糖アルコール)があります。過去に日本で広く使用された合成甘味料のズルチンやサイクラミン酸ナトリウム(俗称:チクロ)は、発がん性のため現在では使用禁止となっているにもかかわらず、輸入食品からの検出事例が起こっています。当社では食品分析における合成甘味料分析用の試薬を各種取り揃えています。ぜひご活用ください。

分析例(HPLC)

アセスルファムK

別名アセスルファムカリウムといい、砂糖の200~250倍の甘味を有します。高甘味度甘味料として、キシリトールと併用して砂糖代替甘味料、また、清涼飲料水や菓子、漬物等に添加されます。

アスパルテーム

砂糖の約200倍の甘さを持ち、ダイエット甘味料、炭酸飲料、ヨーグルト、アイスキャンディーなどの食品に使用されています。

アドバンテーム

甘味料であるアスパルテームと3-ヒドロキシ-4-メトキシ-フェニルプロピオンアルデヒドとの還元アルキル化反応により合成されるジペプチドメチルエステル誘導体です。使用する食品の種類や配合組成によって異なりますが、砂糖の約14000~48000倍、アスパルテームの90~120倍の甘味度を持つ成分と言われています。


  • HPLC Conditions
    Sample アドバンテーム標準品
    Column Wakosil-Ⅱ 5C18HG, 4.6 mmφ × 250 mm
    Eluent A:phosphate Buffer(pH 2.8) 900 mL+CH3CN 100 mL
    B:phosphate Buffer(pH 2.8) 400 mL+CH3CN 600 mL
    0-30 min. B:15%, 30-55 min. B:15-25%
    55-75 min. B:25-100%, 75-90 min. B:100%
    Flow rate 1.0 mL/min. at 50℃
    Detection UV 210 nm
    Injection vol. 1 mg/mL soln. 20 μL

アドバンテームアシッド

アドバンテームの加水分解物であり、主要代謝物の一つとされています。

ズルチン

1883年、ドイツで発明された人工甘味料で、蔗糖の約200~400倍近い甘味を持っており、戦後の日本で広く流通しました。しかし中毒事故が起こり、肝臓機能障害や発癌性等の毒性が認められたため1969年1月より食品への添加が全面禁止となりました。
現在、世界での流通はないが中国から輸入された食品からズルチンが検出された事例もあり、検疫所等では検査が続けられています。

サッカリンナトリウム二水和物

水溶液で砂糖の約500倍の甘味をもつ人工甘味料で、現在、一般飲食物に添加できる甘味料は、1983年8月に追加承認されたアスパルテームと本品だけです。また、コリンエステラーゼ活性を阻害する性質があります。

スクラロース

1976年に開発された砂糖の約600倍の甘さをもつ甘味料です。食品や飲料の原材料として使用されています。

サイクラミン酸ナトリウム

過去に合成甘味料として許可されていましたが、1969年11月以降使用禁止になりました。しかし、EU諸国、中国及び台湾等では現在も使用が認められており、検疫所において多数検出されています。

分析例(TLC)

ニンヒドリンスプレーを用いた人工甘味料の分析

対象化合物
①グルタミルバリルグリシン ②アリテーム ③アドバンテーム

  • 分析条件
    展開溶媒 クロロホルム/メタノール/酢酸/水=30/20/4/6
    混合溶液濃度 ①10 μg/μL, ②2.5 μg/μL, ③2.5 μg/μL
    展開距離 7 cm (飽和展開)
    注入量 4 μL
    TLCプレート シリカゲル70 TLCプレート-ワコー

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標準品

分析用カラム

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