抗β-アクチン,モノクローナル抗体
Anti β-Actin, Monoclonal Antibody
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旧製品をご使用のお客様へ
以下の旧製品をご使用のお客様へ重要なお知らせがございます。（詳細はこちら）
・抗β-アクチン，モノクローナル抗体（製品コード：017-24551, 013-24553, 011-24554）
・抗β-アクチン，モノクローナル抗体， ペルオキシダーゼ結合（製品コード：011-24571, 017-24573）
アクチンのアイソフォーム
アクチンは筋収縮に必要なタンパク質として発見され、筋組織だけでなく細胞内骨格形成にも寄与することがわかっている構造タンパク質です。
役割・局在の異なる6つのアイソフォームに分類され、アイソフォーム間、種間で高いホモロジーを保持しています。
＊アミカケ：6種類のアイソフォーム間で共通の配列
特に細胞質に局在して細胞骨格形成に関わるβ-アクチンとγ1-アクチンはホモロジーが非常に高く、375aaの全アミノ酸配列のうち、N末側4残基が異なるのみです。
量比はβ-アクチンの方が多いものの、β-アクチンとγ1-アクチンは共にほとんど全ての細胞に存在し、β-アクチンは細胞の遊走・移動に寄与し、γ-アクチンは細胞の構造維持に寄与すると報告されています。
データ：各アクチンアイソフォームに対する反応性（特異性確認）
サンプル： GST融合組換え体各アクチンタンパク質 分子量約62 kD 20 ng/lane
α1：α1-アクチン[骨格筋]
α2：α2-アクチン[平滑筋]
αC1：αC1‐アクチン[心筋]
β：β‐アクチン[細胞質]
γ1：γ1‐アクチン[細胞質]
γ2：γ2‐アクチン[平滑筋]
Cell Lysate：HEK293T細胞抽出液 分子量約42 kD 1 μg/lane
検出：ImmunoStar® Zeta
露光時間：5秒
各アクチンアイソフォームへの本抗体の反応性を確認するため、各アイソフォーム(GST融合組換え体)及びHEK293T細胞抽出液に対するウエスタンブロットを行った。
本抗体（抗β-アクチン抗体）はβ-アクチン以外のアイソフォームに反応せず、HEK293T細胞抽出液に反応した。
β-アクチンに特異的であり、細胞抽出液中のβ-アクチンを検出できることが確認された。
概要・使用例
| 概要 | 本抗体はβ-Actinに対するモノクローナル抗体です。 β-Actinは多くの細胞で発現している細胞骨格タンパク質で、特にWestern Blotにおけるローディングコントロールとして利用されます。 ■ 溶液組成： PBS, pH 7.2, with 50% Glycerol. ■ 抗体濃度： 1 mg/mL |
|---|---|
| 使用方法 | Western Blot 1:1000 *Optimize the most appropriate concentration for your analysis and samples. |
物性情報
| 特異性 | Human, Mouse, Rat, Hamster, Chicken. |
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本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
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