ファロイジン,ローダミンX結合
Phalloidin, Rhodamine X conjugated
- 細胞生物学用
-
for Cellbiology
- 製造元 :
- 富士フイルム和光純薬(株)
- 保存条件 :
- 冷凍 (ドライアイス輸送)
- 分子式 :
- C72H89F3N12O17S
- 分子量 :
- 1483.61
- GHS :
-
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
比較
|
製品コード
|
容量
|
価格
|
在庫
|
|
---|---|---|---|---|---|
|
|
300回用
|
|
16 |
ドキュメント
アプリケーション
概要・使用例
概要 | 測定波長λex=556nm、λem=574nm ファロイジンはタマゴテングダケなどに含まれる環状ペプチドであり、F-アクチンに特異的な結合を示すため、アクチンの染色に広く利用されています。本品はローダミン標識したファロイジンであり赤色の蛍光としてアクチンを検出するのに適しています。 F-アクチン染色用プローブPhalloidin, Rhodamine X conjugated F-アクチンは分子量42,000ほどの球状タンパク質(G-アクチン)が重合して形成される繊維状タンパク質であり、ミクロフィラメントとも呼ばれています。F-アクチンは細胞骨格を構成するタンパク質の中で最も含量が多いとされ、細胞骨格形成としての機能のほかに何らかの生理機能を持つことが示唆されています。本品は、アクチンと特異的に結合して脱重合の阻害に寄与することが知られている環状ペプチド・ファロイジンをローダミン誘導体で標識したF-アクチン染色用プローブです。細胞形態の確認、細胞骨格・細胞運動・極性の解析などF-アクチンの染色にお使いください。 (Wako Bio Window No.75, p16 (2006.6)) (和光純薬時報 Vol.74 No.2, p23 (2006.4)) (和光純薬時報 Vol.82, No.2(2014), p18) (和光純薬時報 Vol.82, No.4(2014), p24) (Wako BioWindow NOV.2013/No.127, p6) (Wako BioWindow JUN.2014/No.131, p10) |
---|---|
用途 | F-アクチンラベル化試薬 |
使用方法 | 本品1本の内容量を1.5mLメタノールに溶解させ、ストック溶液とする。この際の本品濃度は6.6μmol/Lとなる。 |
使用例 | [マウス腹腔マクロファージの染色]1.マウスより分離した腹腔マクロファージを培地存在下37℃で顕微鏡用スライド上に接着・伸展させる。2.非接着細胞を洗浄操作によって除去し、3.7%ホルマリンを用いて接着細胞を固定化する。3.0.1% TritonX-100で処理して細胞膜を溶解させ、1% BSA溶液でブロッキングする。4.本品のストック溶液5μlをPBSと混合し、30分間遮光下で反応させ、蛍光顕微鏡を用いて観察する。 |
使用上の注意 | 不活性ガス封入 |
物性情報
外観 | 固体 |
---|---|
活性 | 細胞を固定化した顕微鏡用スライド1枚を染色するのに用いる本品量を1回分とする。 |
溶解性 | メタノール、水、DMSO及びDMFに可溶。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
Share