アンサマイトシン P-3
Ansamitocin P-3
ドキュメント
アプリケーション
概要・使用例
概要 | 〈細胞研究試薬〉〈細胞骨格研究用試薬〉〈作用薬物〉〈対微小管系〉 本品は、放線菌より産生される抗腫瘍性抗生物質(メイタンシノイド化合物)で、真核細胞の有糸分裂を特異的に阻害する。 その作用機序は微小管を構成するチュブリンに直接結合してその重合を阻止すると共に、微小管の脱重合を促し、これによって微小管の機能を失わせることにあると言われている。 リゾキシンのチュブリンへの結合は、本品によって競合的に阻害される(Ki=0.13μmol/l)。 また、ビンブラスチンの結合も強く阻害される(Ki=0.015μmol/l)。 和光純薬時報 Vol.62 No.2 p.28(1994)、Vol.73 No.3 p.19(2005)。 |
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用途 | 抗腫瘍剤研究用。 |
使用上の注意 | 安定性 pH 2~9の溶液で安定,pH>10の溶液で不安定。結晶は冷暗所保存で安定。 |
物性情報
外観 | 白色~うすい褐色, 結晶性粉末~粉末 |
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起源 | Actinosynnema pretiosum |
活性 | ・抗チュブリン活性 牛の脳から分離したチュブリンの縮合を1.6*10^(-5)Mで完全に阻害する。 ・抗腫瘍活性 0.8~25μg/kg*9日間、腹腔内投与でマウス白血病P-388に対し顕著な延命効果を示す。その他黒色腫B-16、S-180肉腫、Ehrlichガン、P-815肥満細胞腫、白血病SV36などにも強い抗腫瘍効果を示す。 |
溶解性 | 水:10.4μg/ml、10%w/v含水エタノール:50.3μg/ml 水及びアセトニトリルに溶ける。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。 |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
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製造元情報
別名一覧
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