アルツハイマー病関連抗体
認知症は正常であった記憶や思考などの能力が脳の病気や障害のために低下していく障害です。認知症にはいくつかの種類があり、最も多いのが、アルツハイマー型認知症であるといわれています。
アルツハイマー病ではアミロイドβ(Aβ)の蓄積が発症の約20年前からみられ、その後Tauの蓄積から神経変性という時系列をたどります。
ここでは、Aβ及びTauを特異的に認識する抗体を紹介します。アルツハイマー病やAβやTauに関連した研究にご利用ください。
アミロイドβ(Aβ)抗体
アルツハイマー病ではAβが脳組織内に蓄積しており、Aβを特異的に認識する抗体を用いて患者の脳組織を染色すると老人斑と呼ばれるAβタンパク質の蓄積がみられます。AβやAβが重合したAβオリゴマーがアルツハイマー病の原因である可能性も考えられており、Aβを対象とした研究が行われています。
当社では武田薬品工業株式会社で樹立されたAβを認識するモノクローナル抗体を各種ラインアップしており、幅広い研究者の方に使用され、いくつかの文献で使用実績があります。
アミロイドβ(Aβ)抗体 選択ガイド
製品コード | 10 μL | 017-26871 | 014-26881 | 018-26921 | 014-26901 | - | |
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50 μL | 013-26873 | 010-26883 | 014-26923 | 010-26903 | 012-27781 | ||
クローン No. | BAN50 | BNT77 | BA27 | BC05 | 2C8 | ||
免疫動物/サブクラス | マウス/IgG1・κ | マウス/IgA・κ | マウス/IgG2a・κ | マウス/IgG1・κ | マウス/IgG2b | ||
適応実験* | WB, IP, IHC, ICC, ELISA | IP, IHC, ELISA | WB, IHC, ELISA | WB, IHC, ELISA | WB, IHC | ||
抗体濃度 | 0.9-1.3 mg/mL | 0.9-1.3 mg/mL | 0.9-1.3 mg/mL | 0.9-1.3 mg/mL | 1.0 mg/mL | ||
Aβ反応性 | ヒト | Aβ40 | + | + | + | - | + |
Aβ42 | + | + | - | + | + | ||
Aβ43 | + | + | - | + | + | ||
マウス/ラット | Aβ40 | - | + | + | - | + | |
Aβ42 | - | + | - | + | + | ||
Aβ43 | - | + | - | + | + |
*適応実験
WB=ウェスタンブロット、IP=免疫沈降、IHC=免疫組織染色、ICC=免疫細胞染色、ELISA=エライザ
アルツハイマー病関連因子Aβ抗体 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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017-26871 | 抗ヒトアミロイドβ, モノクローナル抗体(BAN50) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
013-26873 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | アミロイドβ | 適応実験* | WB, IP, IHC, ICC, ELISA |
サブクラス | IgG1・κ |
■免疫組織染色 〈データご提供〉 |
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抗原情報 | ヒトAβの1-16a.a.相同ペプチド | 種交差性 | ヒト | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | マウス | クローンNo. | BAN50 | ||
詳細情報 | アミロイドβ(Aβ)は約40アミノ酸から成るペプチドで、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積して、老人斑という構造を形成します。そのためAβはアルツハイマー病の原因因子として考えられています。 本製品は、武田薬品工業株式会社で樹立したAβを認識するマウスモノクローナル抗体で、ヒトAβのN末端側に結合します。 |
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使用文献 |
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アルツハイマー病関連因子Aβ抗体 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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014-26881 | 抗アミロイドβ, モノクローナル抗体(BNT77) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
010-26883 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | アミロイドβ | 適応実験* | IHC, IP, ELISA |
サブクラス | IgA・κ |
■免疫組織染色 〈データご提供〉 |
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抗原情報 | ヒトAβの11-28a.a.相同ペプチド | 種交差性 | ヒト, マウス, ラット | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | マウス | クローンNo. | BNT77 | ||
詳細情報 | アミロイドβ(Aβ)は約40アミノ酸から成るペプチドで、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積して、老人斑という構造を形成します。そのためAβはアルツハイマー病の原因因子として考えられています。 本製品は、武田薬品工業株式会社で樹立したAβを認識するマウスモノクローナル抗体で、ヒト、マウス、ラットのAβの中央付近に結合します。 |
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使用文献 |
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アルツハイマー病関連因子 Aβ40 抗体 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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018-26921 | 抗アミロイドβ40, モノクローナル抗体(BA27) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
014-26923 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | アミロイドβ40 | 適応実験* | WB, IHC, ELISA | サブクラス | IgG2a・κ |
■免疫組織染色 〈データご提供〉 |
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抗原情報 | ヒトAβの1-40a.a.相同ペプチド | 種交差性 | ヒト, マウス, ラット | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | マウス | クローンNo. | BA27 | ||
詳細情報 | アミロイドβ(Aβ)は、約40アミノ酸から成るペプチドで、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積して、老人斑という構造を形成します。そのためAβはアルツハイマー病の原因因子として考えられています。 本製品は、武田薬品工業株式会社で樹立したAβを認識するマウスモノクローナル抗体で、Aβ40のC末端側に特異的に結合します。 |
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使用文献 |
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アルツハイマー病関連因子 Aβ42 抗体 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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014-26901 | 抗アミロイドβ42(43), モノクローナル抗体(BC05) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
010-26903 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | アミロイドβ42,43 | 適応実験* | WB, IHC, ELISA | サブクラス | IgG1・κ |
■免疫組織染色 〈データご提供〉 |
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抗原情報 | ヒトAβの35-43a.a.相同ペプチド | 種交差性 | ヒト, マウス, ラット | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | マウス | クローンNo. | BC05 | ||
詳細情報 | アミロイドβ(Aβ)は、約40アミノ酸から成るペプチドで、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積して、老人斑という構造を形成します。そのためAβはアルツハイマー病の原因因子として考えられています。 本製品は、武田薬品工業株式会社で樹立したAβを認識するマウスモノクローナル抗体でAβ42(43)のC末端側に特異的に結合します。 |
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使用文献 |
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アルツハイマー病関連因子 Aβ 抗体 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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012-27781 | 抗アミロイドβ, モノクローナル抗体(2C8) | 免疫化学用 | 50 μL | ||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | アミロイドβ | 適応実験* | WB, IHC | サブクラス | IgG2b |
■免疫組織染色 |
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抗原情報 | ヒトAβの1-16a.a.相同ペプチド | 種交差性 | ヒト, マウス | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | マウス | クローンNo. | 2C8 | ||
詳細情報 | アミロイドβ(Aβ)は、約40アミノ酸から成るペプチドで、アルツハイマー病患者の脳内に蓄積して、老人斑という構造を形成します。そのため、Aβはアルツハイマー病の原因因子として考えられています。 本製品は、一般的な免疫染色、WBだけでなく、透明化技術SCALEVIEW-Sに使用することが可能な抗体です。 |
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使用文献 |
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Tau抗体
Tauは微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現し微小管の安定化を調節しています。
アルツハイマー病では神経原線維変化とよばれる、りん酸化されたTauの蓄積がみられます。Tauはアルツハイマー病で蓄積することから、アルツハイマー病の原因の候補として研究が行われています。
Tauは40個以上のりん酸化部位が報告されており(図1)、当社ではいくつかのりん酸化部位特異的な抗体をラインアップしています。
また、Tauはスプライシングにより6つのアイソフォームが存在(図2)し、当社では特定のアイソフォーム特異的に認識する抗体もラインアップしています。
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図1. Tauタンパク質全長とりん酸化部位の模式図
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図2. Tauアイソフォームの模式図
Tau抗体 選択ガイド
認識Tau | クローンNo. | 適応実験* | 種交差性 | 免疫動物/サブクラス | エピトープ | 抗体濃度 | 製品コード | ||
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10 μL | 50 μL | ||||||||
Total Tau | マウス, ラット, ヒト | RTM38 | WB, IHC, ICC | マウス, ラット, ヒト |
ラット/IgG2a・κ | Tau (417-441 a.a.) |
1.0-1.2 mg/mL | 011-26891 | 017-26893 |
ヒト特異的 | RTM49 | WB, IHC, ICC | ヒト | ラット/IgG1・κ | Tau (2-44a.a.) |
1.0-1.2 mg/mL | 019-26951 | 015-26953 | |
マウス特異的 | RTM47 | WB, IHC, ICC | マウス | ラット/IgG2b・κ | 不明 | 1.0-1.2 mg/mL | 016-26961 | 012-26963 | |
りん酸化Tau | Tau T181 | 2E2-A6 | WB, IHC | ヒト | ラット/IgG2b・κ | Tau pT181 | 1.0-1.1 mg/mL | 012-26603 | 016-26601 |
Tau S199 | 5B8-1E2 | WB, IHC | ヒト | ラット/IgG2a・κ | Tau pS199 | 1.0-1.1 mg/mL | 019-26613 | 013-26611 | |
Tau S262 | TIP1-35 | WB, ICC, ELISA | ヒト | ラット/IgG1・λ | Tau pS262 | 0.9 mg/mL | 014-27121 | 010-27123 | |
Tau S422 | AP422 | WB, IHC | ヒト, マウス | マウス/IgG1・κ | Tau pS422 | 1.0mg/mL | 016-27681 | 012-27683 | |
Tau アイソフォーム | 2N-Tau | 2C2 | WB, IHC | ヒト | ラット/IgM・κ | Tau (74-103 a.a.) |
1.0mg/mL | 017-27351 | 013-27353 |
3R-Tau | 2A1-1F4 | WB, IP | ヒト | ラット/IgG2b・λ | Tau (267-274, 306-313a.a.) |
1.0-1.1 mg/mL | 012-26583 | 016-26581 | |
4R-Tau | 3E8-1A6 | WB, IP | ヒト | マウス/IgG1・κ | Tau (273-291a.a.) |
1.0-1.1 mg/mL | 019-26593 | 013-26591 |
*適応実験
WB=ウェスタンブロット、IP=免疫沈降、IHC=免疫組織染色、ICC=免疫細胞染色、ELISA=エライザ
Total Tau抗体
マウス、ラット、ヒトのすべてのTauを認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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011-26891 | 抗ヒト/マウス/ラットTau, ラットモノクローナル抗体(RTM38) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
017-26893 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | Tau | 適応実験* | WB, IHC, ICC | サブクラス | IgG2a・κ |
■免疫組織染色 <データご提供> |
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抗原情報 | マウスTauリコンビナント | 種交差性 | ヒト, マウス, ラット | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | ラット | クローンNo. | RTM38 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。 本製品は、ヒト、マウス、ラットのTauを認識するラットモノクローナル抗体です。りん酸化修飾、アイソフォームに関わらずすべてのTauを認識します。軸索マーカーとしても使用可能です。 |
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使用文献 |
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ヒトTauを特異的に認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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019-26951 | 抗ヒトTau, ラットモノクローナル抗体(RTM49) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
015-26953 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | Tau | 適応実験* | WB, IHC, ICC | サブクラス | IgG1・κ |
■免疫組織染色 <データご提供> |
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抗原情報 | ヒトTau全長リコンビナント | 種交差性 | ヒト | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | ラット | クローンNo. | RTM49 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。 本製品は、ヒトTauを認識するラットモノクローナル抗体です。りん酸化修飾、アイソフォームに関わらずすべてのTauを認識します。 |
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使用文献 |
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マウスTauを特異的に認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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016-26961 | 抗マウスTau, ラットモノクローナル抗体(RTM47) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
012-26963 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | Tau | 適応実験* | WB, IHC, ICC | サブクラス | IgG2b・κ |
■免疫組織染色 <データご提供> |
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抗原情報 | マウスTau全長リコンビナント | 種交差性 | マウス | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | ラット | クローンNo. | RTM47 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。 本製品は、マウスのTauを認識するラットモノクローナル抗体です。りん酸化修飾、アイソフォームに関わらずすべてのTauを認識します。軸索マーカーとしても使用可能です。 |
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使用文献 |
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りん酸化Tau抗体
T181がりん酸化されたTauを認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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012-26603 | 抗りん酸化Tau T181, ラットモノクローナル抗体(2E2-A6) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
016-26601 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | りん酸化Tau T181 | 適応実験* | WB, IHC | サブクラス | IgG2b・κ |
■免疫組織染色 <データご提供> |
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抗原情報 | 合成ペプチド(T181をりん酸化させたヒトTauの171-191a.a.領域相同ペプチド) | 種交差性 | ヒト | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | ラット | クローンNo. | 2E2-A6 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。 本製品は、181番目のスレオニンがりん酸化されたTauを特異的に認識する抗体です。 |
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使用文献 | - |
S199がりん酸化されたTauを認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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019-26613 | 抗りん酸化Tau S199, ラットモノクローナル抗体(5B8-1E2) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
013-26611 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | りん酸化Tau S199 | 適応実験* | WB, IHC | サブクラス | IgG2a・κ |
■免疫組織染色 <データご提供> |
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抗原情報 | 合成ペプチド(S199をりん酸化させたヒトTauの相同ペプチド) | 種交差性 | ヒト | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | ラット | クローンNo. | 5B8-1E2 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。 本製品は、199番目のセリン(S199)がりん酸化されたTauを特異的に認識する抗体です。 |
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使用文献 | - |
S262がりん酸化されたTauを認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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014-27121 | 抗りん酸化Tau S262, ラットモノクローナル抗体(TIP1-35) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
010-27123 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | Tau pS262 | 適応実験* | WB, ICC, ELISA | サブクラス | IgG1 |
- |
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抗原情報 | - | 種交差性 | ヒト, サル | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | ラット | クローンNo. | TIP1-35 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。 本製品は、262番目のセリンがりん酸化されたTauを認識するラットモノクローナル抗体です。 |
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使用文献 | - |
S422がりん酸化されたTauを認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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016-27681 | 抗りん酸化Tau S422, モノクローナル抗体(AP422) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
012-27683 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | Tau pS422 | 適応実験* | WB, IHC | サブクラス | IgG1・κ |
■免疫組織染色 <データご提供> |
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抗原情報 | CGG+S422をリン酸化させたヒトTau417-427 a.a.(CGGIDMVDpSPQLAT) | 種交差性 | ヒト, マウス | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | マウス | クローンNo. | AP422 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を制御しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。 本製品は、S422がリン酸化されたTauを認識するマウスモノクローナル抗体です。 |
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使用文献 |
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Tauアイソフォーム抗体
6種のTauアイソフォームのうち2N4R-Tauと2N3R-Tauのみを認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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017-27351 | 抗2N-Tau, ラットモノクローナル抗体(2C2) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
013-27353 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | 2N-Tau | 適応実験* | WB, IHC | サブクラス | IgM・κ |
■免疫組織染色 <データご提供> |
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抗原情報 | ヒトTau全長リコンビナント | 種交差性 | ヒト | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | ラット | クローンNo. | 2C2 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。 本製品は、6種類あるTauのアイソフォーム(0N3R, 1N4R, 2N3R, 0N4R, 1N4R, 2N4R)のうち、2種(2N3R, 2N4R)のみに反応するラットモノクローナル抗体です。 |
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使用文献 | - |
6種のTauアイソフォームのうち2N3、1N3R、R0N3R-Tauを認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
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012-26583 | 抗3R-Tau, ラットモノクローナル抗体(2A1-1F4) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
016-26581 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | 3R-Tau | 適応実験* | WB, IP | サブクラス | IgG2b・λ |
■ウエスタンブロット <データご提供> |
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抗原情報 | 合成ペプチド (Human Tauの267-274, 306-313aa領域) |
種交差性 | ヒト | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | ラット | クローンNo. | 2A1-1F4 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。Tauは微小管結合ドメインの数が3つある3R-Tauと4つある4R-Tauの2種類に分けられます。 本製品は、3R-Tauを特異的に認識する抗体です。 |
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使用文献 | - |
6種のTauアイソフォームのうち2N4R、1N4R、0N4R-Tauを認識 | |||||||
製品コード | 製品名 | 規格 | 容量 | ||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
019-26593 | 抗4R-Tau, モノクローナル抗体(3E8-1A6) | 免疫化学用 | 10 μL | ||||
013-26591 | 50 μL | ||||||
抗体情報 | |||||||
抗原名 | 4R-Tau | 適応実験* | WB, IP | サブクラス | IgG1・κ |
■ウエスタンブロット <データご提供> |
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抗原情報 | 合成ペプチド (Human Tauの273-291aa領域) |
種交差性 | ヒト | 標識 | 非標識 | ||
抗原別名 | - | 免疫動物 | マウス | クローンNo. | 3E8-1A6 | ||
詳細情報 | Tauは、微小管結合タンパク質の一つで、主に中枢神経系の神経細胞に発現しており、微小管の安定化を調節しています。アルツハイマー病患者の脳では、りん酸化Tauが蓄積した神経原線維変化が形成され、その出現の程度が認知症の重症度と相関すると報告されています。そのため、Tauはアルツハイマー病の原因究明や治療薬開発のために研究されています。Tauは微小管結合ドメインの数が3つある3R-Tauと4つある4R-Tauの2種類に分けられます。 本製品は、4R-Tauを特異的に認識する抗体です。 |
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使用文献 | - |
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アミロイドβ(Aβ)抗体
Total Tau抗体
りん酸化Tau抗体
Tauアイソフォーム抗体
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- 掲載されている製品について
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