レビス (TM) Mouse TNF-α ELISA Kit LBIS (TM) Mouse TNF-α ELISA Kit

TNF-αはマウスに移植した腫瘍に対して出血性壊死を誘導する因子として同定された156アミノ酸(マウス)の炎症性サイトカインです。活性型マクロファージ、B細胞、T細胞、繊維芽細胞など種々の細胞で産生された後、生体内の細胞に広く存在しているTNF受容体であるTNFR1や免疫系細胞に存在するTNFR2に結合し、アポトーシスの誘導や抗体産生の亢進などを行うことにより、感染防御や抗腫瘍作用などに働くことが知られています。また、TNF-αは大型化した脂肪細胞からも分泌され、インスリン抵抗性を高める要因として糖代謝関連分野でも注目されています。

TNF-αは様々な疾患との関連性が報告されており、関節リウマチ、炎症の他、糖尿病・高脂血症、腎症、敗血症、骨粗鬆症などの分野で注目されています。

本キットはマウス TNF-αを定量的に測定するためのサンドイッチELISAキットです。マウス⾎清(⾎漿)中の TNF-αを特異的かつ⾼感度に測定することができます。

検体

マウス血清・血漿

標準曲線範囲

3.58～700 pg/mL

特長

• カルタヘナ法非該当(バキュロウイルス不含)
• 短時間(総反応時間3時間50分)
• 高感度測定(3.58 pg/mL～)
• 必要検体量は25uL(2倍希釈)

マウス正常検体測定結果

• 血清検体	LBIS	他社A
  6	5.1	N.D.
  7	3.72	N.D.
  8	4.49	N.D.
  9	3.84	N.D.
  10	4.2	N.D.

  単位：pg/mL
  BALB/c, 8週齢, オス, 16時間絶食

• EDTA血漿検体	LBIS	他社A
  6	3.2	N.D.
  7	3.61	N.D.
  8	3.66	N.D.
  9	1.47(参考値)	N.D.
  10	5.04	N.D.

  単位：pg/mL
  BALB/c, 8週齢, オス, 16時間絶食, 抗凝固剤；EDTA-2Na

• ヘパリン血漿検体	LBIS	他社A
  6	4.66	N.D.
  7	3.39	N.D.
  8	4.24	3.09(参考値)
  9	3.25	N.D.
  10	2.77	4.46(参考値)

  単位：pg/mL
  BALB/c, 8週齢, オス, 16時間絶食, 抗凝固剤；ヘパリン