レビス (TM) Human TNF-α ELISA Kit
LBIS (TM) Human TNF-α ELISA Kit
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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96回用
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20以上 |
ドキュメント
概要
TNF-αは、マウスに移植した腫瘍に対して出血性壊死を誘導する因子として同定された157アミノ酸の炎症性サイトカインです。活性型マクロファージ、B 細胞、T 細胞、繊維芽細胞など種々の細胞で産生された後、 生体内の細胞に広く存在している TNF 受容体である TNFR1 や免疫系細胞に存在する TNFR2 に結合し、アポトーシスの誘導や抗体産生の亢進などを行うことにより、感染防御や抗腫瘍作用などに働くことが知られています。TNF-α は様々な疾患との関連性が報告されており、関節リウマチ、炎症の他、糖尿病・高脂血症、 腎症、敗血症、骨粗鬆症などの分野で注目されています。
本製品は、ヒト TNF-α を定量的に測定するためのサンドイッチ酵素免疫測定法試薬で、ヒト血清(血漿)中の TNF-α を特異的かつ高感度に測定することができます。
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特長
- カルタヘナ法非該当(バキュロウイルス不含)
- 短時間(総反応時間3時間50分)
- 高感度測定(2.05 pg/mL~)
- 必要検体量は50uL(2倍希釈)
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製品情報
検体
・ヒト血清
・ヒト血漿(EDTA/ヘパリン)
・培養上清標準曲線範囲
2.05~500 pg/mL
操作法・標準曲線(例)
操作法
- 抗体固相化プレート
- ↓
- 洗浄 4 回
- ↓
- 希釈検体または標準溶液100 µL
- ↓
- 攪拌、室温、2 時間静置反応
- ↓
- 洗浄 4 回
- ↓
- ビオチン結合抗体溶液100 µL
- ↓
- 攪拌、室温、1 時間静置反応
- ↓
- 洗浄 4 回
- ↓
- ペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジン溶液100 µL
- ↓
- 攪拌、室温、30 分間静置反応
- ↓
- 洗浄 4 回
- ↓
- TMB溶液100 µL
- ↓
- 攪拌、室温、20 分間静置反応
- ↓
- 反応停止液100 µL
- ↓
- 攪拌
- ↓
- 吸光度測定(主波長450 nm、副波長620 nm)
室温:20~25 ℃
標準曲線(例)
データ
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精度試験(アッセイ内変動)
正常血清に異なる濃度のTNF-αを添加した2検体を5重測定し精度を確認した。
n/ID Sample1(pg/mL) Sample2(pg/mL) 1 210 17.8 2 206 17.7 3 205 18.1 4 209 18.3 5 212 17.5 mean 208 17.9 SD 2.9 0.32 CV(%) 1.4 1.8 -
再現性試験(アッセイ間変動)
正常血清に異なる濃度のTNF-αを添加した3検体を4日間3重測定し精度を確認した。
Day/ID Sample1(pg/mL) Sample2(pg/mL) Sample3(pg/mL) 0日目 135 52.1 14.6 1日目 140 45.8 15.1 2日目 122 53.6 15.3 3日目 132 55.0 15.4 mean 132 51.6 15.1 SD 7.6 4.06 0.36 CV(%) 5.7 7.9 2.4
添加回収試験
正常血清または血漿検体に異なる 3 濃度のTNF-α を添加し測定した。
- 血清検体
添加量(pg/mL) 実測値(pg/mL) 回収量(pg/mL) 回収率(%) 0 0.458 - - 6.25 6.62 6.16 98.6 25.0 25.8 25.3 101 100 106 106 106 平均 102 - 血漿(ヘパリン)検体
添加量(pg/mL) 実測値(pg/mL) 回収量(pg/mL) 回収率(%) 0 0.668 - - 6.25 6.57 5.90 94.4 25.0 25.6 24.9 99.6 100 99.4 98.7 98.7 平均 97.6
検体測定(例)
ヒト正常検体(血清、EDTA血漿、ヘパリン血漿)測定結果
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血清検体No. LBIS 他社 1 2.15 N.D. 2 19.5 N.D. 3 (1.78) N.D. 4 N.D. N.D. 5 3.26 N.D. 6 N.D. N.D. 7 (1.75) N.D. 8 N.D. N.D. 9 N.D. N.D. 10 (1.54) N.D. (単位:pg/mL)
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検体条件 LBIS 他社A 血清 10検体中 6/10 検出 0/10 検出 EDTA血漿 10検体中 6/10 検出 1/10 検出 ヘパリン血漿 10検体中 7/10 検出 0/10 検出
※ヘパリンを推奨します。
検出感度が高いため、数 pg/mLのTNF-αを定量検出できた。
概要・使用例
概要 | 本製品は、ヒトTNF-αを特異的に測定するELISAキットです。TNF-αはマウスに移植した腫瘍に対して出血性壊死を誘導する因子として同定された157アミノ酸の炎症性サイトカインです。活性型マクロファージ,B細胞,T細胞,繊維芽細胞など種々の細胞で産生された後、生体内の細胞に広く存在しているTNF受容体であるTNFR1や免疫系細胞に存在するTNFR2に結合し、アポトーシスの誘導や抗体産生の亢進などを行うことにより、感染防御や抗腫瘍作用などに働くことが知られている。TNF-αは様々な疾患との関連性が報告されており、関節リウマチ,炎症の他,糖尿病・高脂血症,腎症,敗血症,骨粗鬆症などの分野で注目されている。 |
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別名一覧
- 639-42331(旧コード)
AKH-TNFA(旧コード)
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- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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