レビス™ Mouse IL-12 ELISA Kit
LBIS™ Mouse IL-12 ELISA Kit
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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96回用
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11 |
ドキュメント
概要

IL-12は、分子量35,000(p35)と40,000(p40)の二つのサブユニットからなるヘテロ二量体のサイトカインで、ナチュラルキラー細胞刺激因子(NKSF)や細胞傷害性リンパ球成熟因子(CLMF)として知られています。
IL-12の各サブユニットは単独では活性を示さず、p35とp40がジスルフィド結合で結ばれたIL-12p70が主として機能します。IL-12は主にマクロファージおよびB細胞から産生され、IFN-γの産生を誘導し、細胞性免疫に関与する1型ヘルパーT細胞(Th1)の分化を誘導することにより、自己免疫疾患、微生物やウィルスの感染、がんなどに対する免疫反応の開始において重要な役割を担っています。
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特長
- 短時間(全反応時間:4時間50分)で測定可能
- 環境に優しい防腐剤を使用
- 高い測定精度と再現性
- 有効期限は製造日より13ヶ月
- 標準品は大腸菌リコンビナントでカルタヘナ法非該当
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製品情報
検体
・マウス血清
・マウス血漿(EDTA)
・培養上清標準曲線範囲
2.87~700 pg/mL
操作法・標準曲線(例)
操作法
- 抗体固相化プレート
- ↓
- 洗浄 4 回
- ↓
- 検体または標準溶液100 µL
- ↓
- 攪拌、室温、2 時間静置反応
- ↓
- 洗浄 4 回
- ↓
- ビオチン結合抗体溶液100 µL
- ↓
- 攪拌、室温、2 時間静置反応
- ↓
- 洗浄 4 回
- ↓
- ペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジン溶液100 µL
- ↓
- 攪拌、室温、30 分間静置反応
- ↓
- 洗浄 4 回
- ↓
- TMB溶液100 µL
- ↓
- 攪拌、室温、20 分間静置反応
- ↓
- 反応停止液100 µL
- ↓
- 攪拌
- ↓
- 吸光度測定(主波長450 nm、副波長620 nm)
室温:20~25 ℃
標準曲線(例)
プレートリーダーはInfinite f200(Tecan)を使用
演算処理は3次多項式を使用
データ
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精度試験(アッセイ内変動)
炎症モデルマウス血清2検体を5重測定し精度を確認した。
n/ID Sample1(pg/mL) Sample2(pg/mL) 1 99.0 237 2 94.0 218 3 91.8 214 4 95.8 221 5 96.0 229 mean 95.3 224 SD 2.7 9.0 CV(%) 2.8 4.0 -
再現性試験(アッセイ間変動)
炎症モデルマウス血清3検体を4日間3重測定し精度を確認した。
Day/ID Sample1(pg/mL) Sample2(pg/mL) Sample3(pg/mL) 0日目 54.4 164 242 1日目 61.4 173 257 2日目 55.6 169 258 3日目 63.4 178 254 mean 58.7 171 253 SD 4.4 5.6 7.2 CV(%) 7.5 3.3 2.9
添加回収試験
3濃度の標準品を血清検体および血漿検体に添加し、添加回収試験を行い回収率を確認した。
- 血清検体
添加量(pg/mL) 実測値(pg/mL) 回収量(pg/mL) 回収率(%) 0 38.2 - - 50.0 82.7 44.5 89.0 150 82.7 44.5 89.0 350 404 366 105 - 血漿検体
添加量(pg/mL) 実測値(pg/mL) 回収量(pg/mL) 回収率(%) 0 41.6 - - 50.0 88.4 46.8 93.6 150 202 160 107 350 417 375 107
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希釈直線性試験(血清/血漿)
IL-12を添加した血清検体および血漿検体をキット緩衝液を用いて
倍々希釈して測定し、直線性を確認した。 -
検体測定(例)
正常マウス血清
検体 測定値(pg/mL) N-1 10.6 N-2 11.0 N-3 9.9 N-4 9.2 N-5 8.8 C57BL/6J,8週齢,♂,心臓採血,2重測定
正常マウス血清中のIL-12を定量検出できた。炎症モデルマウス血清/血漿
検体 測定値(pg/mL) Serum-3 182 Serum-4 278 Serum-5 223 Plasma-4 183 Plasma-5 155 MRL-lpr,12週齢,♂,心臓採血,2重測定
抗凝固剤:EDTA-2Na(最終濃度1.0 mg/mL)
概要・使用例
概要 | 本製品は、マウスIL-12を特異的に測定するELISAキットです。IL-12は、分子量35000(p35)と40000(p40)の二つのサブユニットからなるヘテロニ量体のサイトカインで、ナチュラルキラー細胞刺激因子(NKSF)や細胞傷害性リンパ球成熟因子(CLMF)として知られています。IL-12 の各サブユニットは単独では活性を示さず、p35とp40がジスルフィド結合で結ばれたIL-12p70が主として機能します。IL-12は主にマクロファージ及びB細胞から産生され、IFN-γの産生を誘導し、細胞性免疫に関与する1型ヘルパーT細胞(Th1)の分化を誘導することにより、自己免疫疾患、微生物やウィルスの感染、がんなどに対する免疫反応の開始において重要な役割を担っています。 |
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別名一覧
- 638-40841(旧コード)
AKMIL12-011(旧コード)
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- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
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