カートに追加しました

比較表に追加しました

EV-Save(TM) 細胞外小胞ブロッキング試薬 EV-Save(TM) Extracellular Vesicle Blocking Reagent

遺伝子研究用
for Genetic Research
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷凍 (氷冷輸送)
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
058-09261
JAN
4548995068828
1mL
希望納入価格
20,000 円
西日本 :
50以上
東日本 :
50以上

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書
分析チャート
由来・原産証明書

製品概要

EV-Save™ 細胞外小胞ブロッキング試薬は、エクソソームなどの細胞外小胞 (EV) がチューブやピペットチップなどの実験器具へ吸着するのを抑制するポリマーベースのEV吸着防止・凍結保護試薬です。実験中および保管中に生じるEVの減少を抑制し、回収率を高めます。また本製品は凍結融解からEVを保護する効果もあります。EVの限外ろ過、精製、保管の前に本製品をサンプルへ添加してご使用ください。

特長

  • マイクロチューブやピペットチップなどへのEV吸着を抑制
  • 繰り返しの凍結融解からEVを保護
  • サンプルや精製EV溶液にEV-Save™を添加するだけの簡単操作

推奨サンプル

  • サンプル (細胞培養上清など)
  • 精製EV溶液

※ 血清・血漿や夾雑物が多いサンプルでは吸着防止効果が得られにくくなります。

解析への影響

以下の実験ではEV-Save™の添加によって解析結果に影響がないことを確認しています。

  • - Nanoparticle Tracking Analysis (NTA)
  • - ウエスタンブロッティング
  • - ELISA
  • - マイクロアレイ
  • - 細胞培養

※ 本製品には吸着抑制用のポリマーが含まれています。ポリマーが実験結果に影響を与える恐れがある場合は、本製品を使用しないでください。

※ EVを実験動物に投与する場合は、in vivo 実験に適した組成のin vivo 用 EV-Save™ 細胞外小胞ブロッキング試薬 (コードNo. 050-09461) をご使用ください。

使用方法

EV単離前

本製品を細胞培養上清に100倍希釈となるように添加し、転倒混和あるいはタッピングで混合する。
(細胞培養上清を限外ろ過で濃縮する場合は、濃縮前の細胞培養上清へ本製品を100倍希釈となるように添加します)

EV単離後

単離したEV溶液へ本製品を100倍希釈となるように添加し、転倒混和あるいはタッピングで混合する。
MagCapture™ Exosome Isolation Kit PS Ver.2でEVを単離する場合は、キット付属のExosome Elution Bufferに本製品を100倍希釈となるように添加し、転倒混和あるいはタッピングで混合する。

本製品の詳細な使用方法は添付文書をご確認ください。

データ

吸着抑制効果

チューブ移し替え時のEV吸着抑制

PSアフィニティー法で精製したCOLO201細胞由来EVにEV-Save™を添加し、3分静置した。その後、別のチューブに移し替え、これを繰り返した。サンプルチューブ内のEV量 (CD63シグナル) はPS Capture™ エクソソームELISAキット (抗マウスIgG POD) により測定した。

[結果]
EV-Save™の添加により、チューブの移し替えによるCD63シグナルの低下が抑制された。

タンパク質低吸着チューブ使用時のEV吸着抑制

PSアフィニティー法で精製したCOLO201細胞由来EVを3 ng/μLに調製し、タンパク質低吸着チューブに入れ、3分間静置した。その後、別のチューブに移し換え、これを4回繰り返した。サンプルチューブ内のEV量 (CD63シグナル) はPS Capture™ エクソソームELISAキット (抗マウスIgG POD) により測定した。

[結果]
当社の検証で使用した低吸着チューブではEVの吸着抑制効果はほとんど見られなかった。一方、EV-Save™の添加では、通常のチューブとタンパク質低吸着チューブの両方において、移し替えによるCD63シグナルの低下が抑制された。

限外ろ過時のEV吸着抑制

骨髄由来MSCの細胞培養上清からPSアフィニティー法を用いて精製したEVについて、Vivaspin (100 kDa) で限外ろ過を実施し、EV-Save™の添加によりEVのロスを抑制できるかを調べた。

[結果]
EV-Save™の添加により、限外ろ過によるCD63シグナルの低下が抑制された。

PSアフィニティー法との併用

TIG-3細胞の細胞培養上清からPSアフィニティー法を用いてEVを精製する過程で、EV-Save™の添加によりEVのロスを抑制できるかを調べた。

[結果]
細胞培養上清およびPSアフィニティー法の溶出バッファーへEV-Save™を添加した条件 (+/+) では、どちらにもEV-Save™を添加しない条件 (-/-) よりEVの回収量が約20%増加した。

凍結保護効果

PSアフィニティー法により精製したCOLO201細胞由来EVにEV-Save™を添加し、凍結融解を行った。サンプルチューブ内のEV量 (CD63シグナル) はPS Capture™ エクソソームELISAキット (抗マウスIgG POD)、EVの形態は透過型電子顕微鏡を用いてそれぞれ解析した。

(1) ELISA

(2) 電子顕微鏡

[結果]
EV-Save™の添加で凍結融解によるCD63シグナルの低下が抑制された。電子顕微鏡の観察でも粒子数の減少が抑制されていることが確認できた。

細胞生存率への影響

本製品を1/100量添加したTBS溶液を培地へ1/5量加えた。調製した培地でヒトiPS細胞を3日間培養し、生細胞数を測定した。

[結果]
EV-Save™の添加は、ヒトiPS細胞の生存率にほとんど影響しなかった。

FAQ

サンプルについて

添加するサンプル中の成分やpHによって本製品の性能は変わりますか。
サンプル中の特定の成分やpHによって性能にどのような影響が出るかは確認できておりません。しかしながら、血清・血漿や夾雑物が多いサンプルでは、サンプル内の成分がEVの吸着を防止するため、本製品の添加による吸着防止効果が得られにくくなります。

アプリケーションについて

本製品を添加した精製EVサンプルはプロテオーム解析で使用できますか。
以下の方法でEV-Save™を除去することで解析可能です。
  1. 精製EVに5倍量の冷アセトンを添加し転倒混和
  2. -20℃で1時間静置
  3. 1,500 x g、10分、4℃で遠心
  4. 上清除去
  5. 1-4を3回繰り返す
  6. ふたを開け、風乾で1時間静置 (RT)
  7. 9 M Urea, 20 mM HEPES-NaOH, pH8.2 20 μL に溶解
本製品を添加した精製EVの総タンパク質定量を行う場合、どの手法を選べばよいですか。
本製品を添加した精製EVサンプルの総タンパク質定量はBCA法 (Bicinchoninic Acid Assay) を推奨しています。
本製品を添加したEVはどのくらい保存できますか。
当社では、PSアフィニティー法で単離したEVに本製品を添加した場合、-20℃で少なくとも12か月間は保存可能であることを確認しています。
(保存期間はサンプルや保存条件によって変わりますので、あくまでも目安としてお考えください)
蛍光色素を用いたEVの染色時に、本製品の添加は影響しますか。
本製品に蛍光物質は含まれていませんが、本製品の添加によって、蛍光色素による染色時にバックグラウンドが上昇する場合があります。取り込みの有無を正確に判断するため、サンプルごとに適切なコントロールと比較することを推奨します。
本製品はタンデンシャルフローろ過 (TFF) の吸着抑制に使用できますか。
本製品ではTFFでの適用を確認しておりません。TFFにおいてメンブレンなどへのEV吸着を抑制したい場合は、TFF用 EV-Save™ 細胞外小胞ブロッキング試薬 (コードNo. 059-09671) をご使用ください。

概要・使用例

概要 細胞培養上清中のエクソソームなど細胞外小胞の実験器具・容器への吸着を抑制するポリマー試薬です。
細胞外小胞は、サンプルチューブや限外ろ過膜に対して吸着するため、精製や保存の過程で著しく減少します。本品は、このような細胞外小胞の吸着を強力に抑制します。
MagCapture Exosome Isolation Kit PS(Code No. 299-77603, 293-77601)を用いて細胞培養上清から細胞外小胞を精製されている場合、本品の使用を強く推奨します。

[EV-Save存在下で細胞外小胞の解析に問題がないことを確認しているアプリケーション]
・Nanoparticle Tracking Analysis
・ウェスタンブロット
・ELISA
・Microarray
・細胞培養

[ご使用の前に]
・血清・血漿や夾雑物が多いサンプルに本品を使用した場合、本品の効果は得られません。
・本製品にはポリマーが含まれています。後工程でポリマーの存在が実験結果に影響を与える恐れがある場合、本品を使用しないでください。

物性情報

外観 無色~ほとんど無色、澄明の液体
密度 1.005~1.011g/mL (20℃)

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • EV-Save (TM) エクソソーム(Exosome)ブロッキング試薬
  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。