抗CX3CR1, モルモット
Anti CX3CR1, Guinea Pig
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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50μL
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17 |
ドキュメント
製品概要
CX3CR1はフラクタルカインであるCX3CL1の受容体であり、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)の一種です。細胞の生存や遊走、増殖に関与していることが知られています。またマクロファージやミクログリアなどに発現しており、これらのマーカーとして利用されています。CX3CR1を欠損したマウスでは、ミクログリアによるシナプスの刈込みが十分に行われず、神経細胞間のシナプス伝達の異常を引き起こすことが報告されており1)、シナプスの剪定にも必要であると考えられています。
「抗CX3CR1, モルモット」はモルモットから得られたCX3CR1に対するポリクローナル抗体です。免疫組織染色の多重染色に使用可能です2-3)。
抗体情報
抗体種 | ポリクローナル抗体 |
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抗原 | CX3CR1の合成ペプチド (N末端配列相同) |
免疫動物 | モルモット |
組成 | 抗血清をPBSで希釈 |
標識 | 未標識 |
交差性 | マウス、ラット |
アプリケーション | 免疫組織染色(凍結切片) 1:800-1,600 |
プロトコル(例)
- 1.灌流固定
- 0.1%クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流
- 2.後固定
- 4% PFA (24時間)
- 3.スクロース置換
- 30% スクロースPBS (4 ℃, 一晩~2日程度)
- 4.凍結切片作製
- スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製
- 5.グリシン処理
- 25 mMグリシンPBS (20分程度)
- 6.ブロッキング
- 5% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (4 ℃, 一晩)
- 7.一次抗体
- 抗CX3CR1, モルモット(1:800), 1% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (4 ℃, 一晩~2日)
- 8.洗浄
- 0.3% TritonX-100/PBS (5分×3回)
- 9.二次抗体
- Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (1:500) (コードNo. 568-77901), 1% 正常ヤギ血清, 0.3% TritonX-100/PBS (室温, 2時間)
- 10.洗浄
- 0.3% TritonX-100/PBS (5分×3回)
- 11.封入
- 4 ℃, 暗所保存
データ
アプリケーションデータ
免疫組織染色
- 動物種
- マウス
- 部位
- 海馬
- サンプル
- 凍結切片
- 一次抗体
- Iba1: 抗Iba1, ウサギ (免疫細胞化学用) (コードNo. 019-19741) 1:500
CX3CR1: 抗CX3CR1, モルモット (本製品) 1:800
神経細胞の染色はNeuroTrace™435/455 Blue Fluorescent Nissl Stain (ThermoFisher Scientific, Inc.)を使用
<データ提供>
京都工芸繊維大学 応用生物学系 宮田先生
参考文献
- Zhan, Y. et al.: Nat. Neurosci., 17(3), 400(2014).
Deficient neuron-microglia signaling results in impaired functional brain connectivity and social behavior - Takagi, S. et al.: J. Neuroimmunology, 331, 74(2019).
Microglia are continuously activated in the circumventricular organs of mouse brain - Kawai, S. et al.: Cell Biochem. Funct., 38(4), 392(2020).
Transient increase of microglial C1q expression in the circumventricular organs of adult mouse during LPS‐induced inflammation
FAQ
プロトコルについて
- どのような二次抗体を使用すれば良いですか。
- 当社では以下の二次抗体で実績があります。
Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (Jackson ImmunoResearch社, コードNo. 568-77901)
アプリケーションについて
- どのような動物に使用できますか。
- マウス、ラットに対して使用できることを確認しています。その他の動物種については確認しておりません。
概要・使用例
概要 | CX3CR1は7回膜貫通G蛋白共役型受容体ファミリーに属するフラクタルカイン受容体です。末梢組織のマクロファージやリンパ球などに加え、中枢神経系のミクログリアにも発現しており、免疫細胞の生存や遊走、増殖機能に関与しています。 CX3CR1はミクログリア/マクロファージのマーカーとして知られています。 本品はモルモットから得られたポリクローナル抗体です。 抗原:CX3CR1の合成ペプチド(N末端相同配列) 種交差性:マウス、ラット アプリケーション:免疫組織染色(1:800~1,600) |
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使用例 | <マウス脳凍結切片の免疫染色例> 灌流固定 :0.1%クエン酸ナトリウムPBSによる脱血後、4%PFA灌流 後固定 :4%PFA(24時間) スクロース置換:30%スクロースPBS(4 ℃, 一晩~2日程度) 凍結切片作製 :スクロース除去後、凍結包埋ブロックを作製し、クライオスタットによる30 μm厚スライス作製 グリシン処理 :25 mMグリシンPBS(20分程度) ブロッキング :5%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS(4 ℃, 一晩) 一次抗体 :抗CX3CR1, モルモット(1:800), 1%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS(4 ℃, 一晩~2日) 洗浄 :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回) 二次抗体 :Alexa Fluor® 488 AffiniPure Goat Anti-Guinea Pig IgG (H+L) (1:500), 1%正常ヤギ血清, 0.3%TritonX-100/PBS(室温, 2時間) 洗浄 :0.3% TritonX-100/PBS(5分×3回) 封入 :4 ℃, 暗所保存 |
使用上の注意 | 凍結融解の繰り返しは避けてください。 |
物性情報
外観 | 液体 |
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組成 | PBS溶解抗血清 |
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- 抗CX3CR1, モルモットポリクローナル抗体
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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