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抗Iba1, ウサギモノクローナル抗体(6A4), 組換え体 Anti Iba1, Rabbit Monoclonal Antibody (6A4), recombinant

免疫化学用
for Immunochemistry
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷凍 (氷冷輸送)
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
012-28521
JAN
4548995096210
20μL
希望納入価格
20,000 円

20以上

販売元
018-28523
JAN
4548995096227
100μL
希望納入価格
60,000 円

20以上

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

製品概要

Iba1 (Ionized calcium-binding adapter molecule 1) は、約17 kDaのカルシウム結合タンパク質です。中枢神経系ではミクログリア特異的に発現しているため1)、ミクログリアマーカーとして利用されています。静止型ミクログリアと活性化ミクログリアの両方で発現していますが、活性化ミクログリアでは発現が増加するという報告もあります2)。なお末梢組織ではマクロファージにも発現しており、AIF-1 (Allograft inflammatory factor-1)の名で知られています。Iba1は細胞内においてF-アクチンと結合し、アクチン線維束を形成する役割を担っています。このアクチン線維束の形成は細胞の移動や貪食の際に観察される細胞膜の波打ち構造形成に必要であると考えられています3)

抗Iba1, ウサギモノクローナル抗体(6A4), 組換え体は、ミクログリアのマーカー分子であるIba1に対するウサギモノクローナル抗体です。これまでのミクログリアマーカー抗体のスタンダードであった抗Iba1ウサギポリクローナル抗体 (製品コード 019-19741)と同等の染色像が得られます。またマウス網膜の免疫組織染色でも良好な結果が得られることが報告されています。

特長

  • 性能は当社ウサギポリクローナル抗体と同等
  • 低濃度(1:200-1:10,000)で染色可能
    最適濃度は検討が必要です。
  • マウス網膜でも免疫組織染色の実績あり

抗体情報

抗体種 モノクローナル抗体
抗原 Iba1の合成ペプチド (C末端配列相同)
免疫動物 ウサギ
バッファー PBS(50%グリセロール), 0.05% NaN3
濃度 1.0-1.2 mg/mL
標識 未標識
交差性 マウス, ラット
アプリケーション 免疫組織染色(凍結切片)1:200-10,000
フローサイトメトリー 1:100-10,000

データ

性能データ

当社従来品 (ウサギ ポリクローナル抗体)との比較

ポリクローナル抗体
(製品コード 019-19741)

モノクローナル抗体
(製品コード 018-28523)

動物種  ラット
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:200

<データ提供>
創価大学 糖鎖生命システム融合研究所
中嶋先生

A社抗体 (ウサギ モノクローナル抗体)との比較

A社抗体
(ウサギ モノクローナル抗体)

当社モノクローナル抗体
(製品コード 018-28523)

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

アプリケーションデータ

免疫組織染色

マウス

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
抗体濃度 1:1,000

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:200

<データ提供>
山梨大学 医学部 薬理学講座
小泉先生

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:200
備考   凍結切片作成→PFA固定

<データ提供>
大阪大学 大学院医学系研究科 統合薬理学
稲生先生

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
京都大学大学院 工学研究科 浜地研究室
野中先生

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
順天堂大学 医学部 神経生物学・形態学講座
伊藤先生

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
筑波大学 分子神経生物学
鶴田先生、上田様

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
S大学 O先生

動物種  マウス
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
R研究所 Y先生

動物種  マウス (APPNL-F/NL-F)
部位   大脳
サンプル 固定組織スライス
希釈率  1:200
備考   AbScale法にて透明化

<データ提供>
国立研究開発法人理化学研究所
細胞機能探索技術研究チーム
濱先生

動物種  マウス (アルツハイマー病モデル)
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:500

<データ提供>
名古屋大学大学院 医学系研究科 機能組織学
小西先生

動物種  マウス (Focal Strokeモデル)
部位   大脳皮質
サンプル パラフィン切片
希釈率  1:500

<データ提供>
C大学 M先生

動物種  マウス (神経セロイドリポフスチン症モデル)
部位   大脳皮質
サンプル パラフィン切片
希釈率  1:500

<データ提供>
J大学 T先生/S先生

動物種  マウス
部位   海馬
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
A大学 F先生

動物種  マウス (APPNL-G-F)
部位   海馬
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
東京大学 大学院薬学系研究科 機能病態学教室
高鳥先生

動物種  マウス
部位   脳幹(三叉神経主知覚核)
サンプル 薄切切片
希釈率  1:500
備考   Scale法にて透明化

<データ提供>
東京女子医科大学 医学部 生理学講座
植田先生

動物種  マウス
部位   網膜 (術後)
サンプル 凍結切片
希釈率  1:500

<データ提供>
愛知医科大学 生理学講座
林先生

動物種  マウス
部位   網膜 (Flat-mount)
サンプル 凍結切片
希釈率  1:2,000

<データ提供>
東京大学 医学部附属病院
渡邉先生、岩川先生

動物種  マウス
部位   網膜 (Flat-mount)
希釈率  1:1,000

<データ提供>
東京大学 医学部附属病院
渡邉先生、岩川先生

通常時

活性化誘導時

動物種  マウス
部位   網膜 (Cross-section)
サンプル 凍結切片
希釈率  1:2,000

<データ提供>
東京大学 医学部附属病院
渡邉先生、岩川先生

動物種  マウス
部位   脊髄
サンプル 凍結切片
希釈率  1:2,000

<データ提供>
東京理科大学 生命生物科学科
萩原先生、澤田様

動物種  マウス
部位   腰髄
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,200

<データ提供>
九州大学 神経内科
高瀬様

動物種  マウス
部位   肺
サンプル パラフィン切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
N大学 K先生

ラット

動物種  ラット
部位   大脳皮質
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

動物種  ラット
部位   大脳皮質 (内側前頭前皮質)
サンプル 凍結切片
希釈率  1:1,000

<データ提供>
香川大学 医学部 形態・機能医学講座 神経機能形態学
太田先生

免疫細胞染色

細胞種  SIM-A9
希釈率  1:200

<データ提供>
T大学 I先生

掲載データは研究者のご厚意により提供いただいたもので、実験結果を保証するものではありません。
ご提供いただいたデータに関するご質問はお答えできかねますので、あらかじめご了承ください。

フローサイトメトリー

ミクログリアの株化細胞であるBV-2細胞について、BD Cytofix/Cytoperm™ Fixation/Permeabilization Kit (BD Biosciences, 554714)を用いて固定・透過処理を行った。その後、Buffer/Isotype control/本抗体のいずれかを添加し、続いてPE標識二次抗体(SouthernBiotech, 4030-09)を添加し、蛍光標識された細胞をフローサイトメトリーで測定した。

フローサイトメトリー

[結果]
固定・透過処理をしたBV-2細胞を抗Iba1抗体とフローサイトメトリーを用いて検出することができた。

ユーザーボイス

2023年3-5月に開催した「抗Iba1ウサギモノクローナル抗体 サンプル提供キャンペーン」にて本抗体を研究者の皆様にご評価いただきました。研究者の皆様より回答いただいた評価アンケートの結果をご報告いたします。

評価アンケート 回答者: 33名 (2023/7/21までの回答結果)

Q. 本抗体の満足度をお教えください。

Q. 本製品を今後も使用したいですか。

Q. 現在使用している抗Iba1抗体と比較していかがでしたか。

評価コメント(原文) 評価コメントの公表に同意いただいた方全てのコメントを掲載しております

総合評価 ご所属 お名前 評価コメント
満足 大阪大学
大学院医学系研究科 統合薬理学
稲生大輔 先生 現在、実験の都合上「未固定で凍結切片作成→PFA固定」という条件で染色を行っています (一部の神経科学で用いられる抗体は上記のプロトコールで良好な染色が得られるため、最近では超解像イメージング等によく利用されています)。本プロトコールで染色を行ったところ以前から使用していたポリクローナル抗体では染色がうまくいきませんでしたが、6A4では染まりました。6A4は非常に有用な抗体と思われます。
満足 京都大学大学院
工学研究科 浜地研究室
野中洋 先生 従来のポリクローナル(Wako)のものと比較して、遜色のない染色結果でした。
満足 近畿大学
理工学部 発生生物学研究室
駒田致和 先生 良く染まるが、既製品および他社のものもかなり良く染まるので違いを見出すことは、今回の染色からはできない。
満足 東京女子医科大学
医学部 生理学講座
植田禎史 先生 今回Scale法での組織透明化と組み合わせて脳切片の染色を行ったが、同時に免疫染色に用いた他の抗体に比べても良好な組織浸透が見られた。これまで使用してきたrabbitやgoatのpolyclonal抗体(Fujifilm Wako)と比べて全く遜色ない結果だと考えている。
満足 長崎大学
薬学部 ゲノム創薬学
城谷圭朗 先生 非常に良い。ミクログリアの形態がはっきりとわかる。
満足 兵庫医科大学
脳神経外科
武田由紀 先生 他と変わらない。
満足 理化学研究所
細胞機能探索技術研究チーム
濱裕 先生 安定供給の面から考えてウサギモノクローナルをラインアップに入れることは理解ができます。しかし、多重染色のバリエーションの融通性を考えると、それ以上にマウスモノクローナルの充実をはかっていただけたらと感じます。
満足 A大学 F 先生 成体マウス脳の凍結薄切切片を用いて蛍光免疫染色を行ったところ、バックグラウンドが低く、ミクログリアから延びる細かな突起もよく見え綺麗に染まりました。
満足 C大学 M 先生 きれいに染色できた。
満足 J大学 T 先生/S 先生 従来のラビットポリクロIba1抗体(多分かなりよく当たるロット)に比べて、シグナルは同じくらいですが、バックが少ない傾向にあります。
満足 K大学 O 先生 現在、Rabbit-polyclonal antibody (019-19741)を使用してラットの大脳皮質ミクログリアの突起長や分岐数の評価をしていますが、殆ど変わらないレベルで染色出来る事を確認しました。ロット毎のデータの安定性を考えるとmonoclonal antibodyの方が利点があるため、切り替える意義は十分にあると考えております。
満足 N大学 K 先生 非常に興味深いデータが得られているので、追加の実験を行っている。
満足 T大学 H 先生 これまでのポリクロと同じように染色ができよかったです。
満足 T大学 I 先生 マウスミクログリア細胞SIM-A9を用いて、免疫染色を行いました。細胞の固定法など、詳細な検討ができていないので、なんとも言えませんが、良好な陽性画像が得られました。
やや満足 愛知医科大学
生理学講座
林寿来 先生 マウス眼のレーザー術後切片でミクログリアの染色が確認された。
やや満足 順天堂大学
医学部 神経生物学・形態学講座
伊藤祥吾 先生 本抗体を用いて問題なくミクログリアを染色することができましたが、ミクログリアの突起を検出する能力は御社のウサギ由来ポリクローナル抗体(019-19741)の方が高いと思われます。
やや満足 東京大学大学院
薬学系研究科 機能病態学教室
高鳥翔 先生 これまでのポリクローナル抗体と同等の性能であることが確認できた。
やや満足 名古屋大学大学院
医学系研究科 機能組織学
小西博之 先生 染まるが、WAKOポリクローナル抗体ほどシグナルは強くない。
やや満足 山梨大学
医学部 薬理学講座
小泉修一 先生 綺麗な染色像を得るには、ポリクロよりも高濃度を必要とする印象。免疫染色像は、これまでのポリクロと遜色無い。
やや満足 H大学 M先生 マクロファージマーカー全般的に染色がうまくいっておらず、本抗体も特異的か非特異的か未だ判断できず、更なる検討が必要。
やや満足 K大学 N先生 以前から用いているポリクローナル抗体と遜色ない染色像が得られて、満足しています。
やや満足 K大学 T先生 本抗体を用いて、マウス腰髄凍結切片にて免疫組織蛍光染色を行った。抗体の結合が十分に強かった。
やや満足 R研究所 Y先生 これまで用いていたFujiの#019-19741と同程度の反応性を示し、十分組織染色に使用できるという感想を得た。
やや満足 S大学 O先生 以前より使用していたPolyclonal rabbit IBA1と比べてみましたが、少しpolyconalのほうが強い感じがしますが、問題なく使用できます。
やや満足 T大学 M先生 今のところ、ポリクローナル抗体との違いは見られない。
やや満足 W大学 O先生 Rabbit polyclonal anti-Iba1と同等の陽性率を示した。シグナルはRabbit polyclonalの方が若干強かった。

参考文献

  1. Imai, Y., Ibata, I., Ito, D., Ohsawa, K., & Kohsaka, S.: Biochem. Biophys. Res. Commun., 224(3), 855(1996).
    A Novel Geneiba1 in the Major Histocompatibility Complex Class III Region Encoding an EF Hand Protein Expressed in a Monocytic Lineage
  2. Mori, I., Imai, Y., Kohsaka, S., & Kimura, Y.: Microbiol. Immunol., 44(8), 729(2000).
    Upregulated expression of Iba1 molecules in the central nervous system of mice in response to neurovirulent influenza A virus infection
  3. Sasaki, Y., Ohsawa, K., Kanazawa, H., Kohsaka, S., & Imai, Y. Biochem. Biophys. Res. Commun., 286(2), 292(2001).
    Iba1 is an actin-cross-linking protein in macrophages/microglia.

FAQ

抗体について

抗原はどのようなものですか?
Iba1の合成ペプチド(C末端配列相同)です。具体的な配列は公開しておりません。

アプリケーションについて

本抗体はパラフィン切片の免疫組織染色で使用できますか?
当社での検討では、本抗体を用いたパラフィン切片の免疫組織染色への適応は確認できておりません。
本抗体はウエスタンブロッティングで使用できますか?
本抗体の適用は免疫組織染色(凍結切片) です。ウエスタンブロッティングには、抗Iba1,ウサギ(ウエスタンブロッティング用) (製品コード 016-20001)をご使用ください。

概要・使用例

概要 Iba1は神経系のミクログリアに特異的に発現している約17kDaのタンパク質でミクログリアマーカーとしてしばしば使用されます。本品はIba1に対するウサギモノクローナル抗体です。

濃度:ラベルに記載
抗原:Iba1のC末端相同配列の合成ペプチド
種交差性:マウス、ラット(他の動物種については検討未実施)
実験適応:
免疫組織染色(凍結切片) 1:200-1:10,000
フローサイトメトリー 1:100-1:1000

本品の使用文献
Hiramasu, K., et al.: Cell Biol. Int,. 48, 76 (2024).

物性情報

外観 液体
濃度 たん白濃度 : 1.0~1.2mg/mL

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

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  • 掲載されている製品について
    【試薬】
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    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
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  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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