ポリマー系ミックスモード (逆相＋イオン交換) 固相抽出カラム
・Presep® RPP-SCX
Presep® RPPとの違いについてはこちら
Presep® RPP-イオン交換カラムは、ジビニルベンゼン-メタクリレート系ポリマーにイオン交換基を導入した固相抽出用の前処理カラムです。逆相モードとイオン交換モードの両機能を持ち、酸性、塩基性化合物の選択的抽出に適しています。
Presep® RPP-イオン交換カラムを、2つのプロトコルで前処理を行うことで、最適なカラムを選別することが可能です。目的物質の選択的抽出、夾雑物成分除去の初期検討に最適なプロトコルです。
| 製品コード | 品名 | 充てん剤量 (mg/カートリッジ) |
特性 | 官能基 | 用途 |
|---|---|---|---|---|---|
| 291-34921 | Presep® RPP-SCX | 60/3 mL | 逆相-陽イオン交換 | スルホン酸基 | 塩基性化合物の選択的抽出 |
| 292-34831 | Presep® RPP-WCX | 60/3 mL | 逆相-弱陽イオン交換 | カルボキシル基 | 強塩基性化合物の選択的抽出 |
使用操作例
| 手順 | Presep® RPP-WCX | Presep® RPP-SCX |
|---|---|---|
| 1．コンディショニング | メタノール ⇒ 水 | |
| 2．サンプルロード | 溶媒：りん酸緩衝液(pH 7.0)(※抽出目的に適するpHに調整) | |
| 3．洗浄 | 水 | |
| 4．脱離① | メタノール | |
| 5．脱離② | 2～5% ぎ酸含有メタノール | 2～5% アンモニア含有メタノール |
| (最終溶出物) | 強塩基性化合物 | 塩基性化合物 |
Presep® RPP-SCXの特長
親水性基と疎水性基を併せもつポリマーに陽イオン交換基(スルホン酸基)を導入した担体を充てんした固相抽出カラムです。
主に塩基性化合物を選択的に抽出します。
Presep® RPP-WCXの特長
親水性基と疎水性基を併せもつポリマーに弱陽イオン交換基(カルボキシル基)を導入した担体を充てんした固相抽出カラムです。
主に強塩基性化合物を選択的に抽出します。
水道水中のイミノクタジン、ジクワット及びパラコートの分析
農薬混合標準液 水質-7は水質管理目標設定項目別添方法21対象農薬（イミノクタジン、ジクワット、パラコート）の混合標準液です。本成分は固相抽出カラム「Presep® RPP-WCX」で良好に回収することが出来ます。Presep® RPP-WCXはベースポリマーにイオン交換基が修飾され、逆相及び弱陽イオン交換能を有しているため、陽イオンを持つ化合物を良好な収率で分離することが出来ます。1)
▼ 固相抽出条件
▼ クロマトグラフ
▼ 回収結果
ネオニコチノイド系農薬の分析
Presep® RPP 、Presep® RPP-SCX（強陽イオン交換タイプ）、Presep® RPP-WCX（弱陽イオン交換タイプ）の3種類を組み合わせることで、ネオニコチノイド系農薬を良好に回収することができます。
▼ 固相抽出条件
▼ 測定結果
LC/MS/MS条件
▼ 回収結果
製品一覧
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