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QA番号:42245

Q活性アルミナの活性度を調節する事は可能ですか。

A

活性アルミナは水和物ゲルを300 - 500℃で脱水することにより製造されます。
水、ガスなどに対して高い吸着能をもつため、吸着剤・乾燥剤・触媒 (特に脱水触媒) などに利用されます。
活性アルミナは、活性が強く分離能が高いことからクロマトグラフィーの分野で多く使用されています。
また、一般溶媒と反応性がなく、溶質に対しても反応性が低いという特性を有しています。

活性度

活性アルミナには一般的な活性度を示す「Activity I (活性度I)」と、より活性度の高い「Super I (スーパーI)」 の2タイプがあります。

活性度は水を加える事で段階的に変化させることが可能で、溶質の吸着力を調整することができます。
活性アルミナは活性度Iが基本となり、水分を加えることによって活性度II、III、IV、Vに分類され、大きくなる程活性度 (吸着力) が低くなります。
同じ活性度でも Activity I と Super I では水分添加量が異なります。

Actinity Iでは、水分添加量が、活性度Iでは0% IIでは3%、IIIでは6%、IVでは10%、Vでは15% 、
Super Iでは、水分添加量が、活性度Iでは1% IIでは4%、IIIでは7%、IVでは10%、Vでは19% となります。

活性度種類 活性アルミナ (Activity I) 活性アルミナ (Super I)
I II III IV V Super I I II III IV V
酸性アルミナ 0% 3% 6% 10% 15% 0% 1% 4% 7% 10% 19% % of water added
(w/w)
中性アルミナ 0% 3% 6% 10% 15% 0% 1% 4% 7% 10% 19%
塩基性アルミナ 0% 3% 6% 10% 15% 0% 1% 4% 7% 10% 19%

活性度の調節

アルミナの既知量を容器に秤量し、必要量 (w/w%) の不活性化剤 (水) を加えます。 容器を密閉し、見えなくなるまで振盪します。少なくとも2時間、できれば一晩置く事で使用可能になります。
調製したアルミナの活性を保つため容器は密閉し保管します。

活性アルミナの違い

活性アルミナは調製方法の違いによる表面の吸着部位の違いにより、酸性・塩基性・中性の3つに分類され、アルミナの水浸液のpHはそれぞれ、下記のように示します。

  • 酸性:pH 4
  • 塩基性:pH 9
  • 中性:pH 7.5

酸性アルミナは、酸性物質 (酸性ペプチド他) の分離に適し、中性アルミナは、カテコールアミン等の前処理用担体として用いられます。
塩基性アルミナは、アルカロイド・ステロイド・テルペンなど応用範囲が広く一般的に多用されています。

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