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QA番号:13367

QJISの「塩酸(2+1)」の表示について教えてください。

A

JISでは、希釈溶液を「試薬(a+b)」の表し方を用いています。
例えば「塩酸(2+1)」の表記は、
調製方法が「塩酸(JIS K8180)(35.0~37.0%)200mL + 水100mL」であることを意味しています。

その他の表記に関しては下記をご参照ください。(JIS K 8001より)

希釈溶液の例

名称 調製方法
塩酸(2+1) 塩酸(JIS K 8180) (35.0~37.0%)200mL + 水 100mL
アンモニア水(2+3) アンモニア水(JIS K 8085) (28.0~30.0%)200mL +水300mL
過塩素酸(1+1) 過塩素酸(JIS K 8223) (60.0~62.0%)100mL +水100mL
過酸化水素水(1+9) 過酸化水素(JIS K 8230) (30.0~35.5%)10mL +水90mL
酢酸(1+1) 酢酸(JIS K 8355) (99.5%以上)100mL +水100mL
臭化水素酸(1+1) 臭化水素酸(JIS K 8509) (47.0~49.0%)100mL +水100mL
硝酸(1+2) 硝酸(JIS K 8541) (60~61%)100mL +水200mL
フッ化水素酸(1+1) フッ化水素酸(JIS K 8819) (46.0~48.0%)100mL +水100mL
ヨウ化水素酸(1+1) ヨウ化水素酸(JIS K 8917) (55.0~58.0%)100mL +水100mL
硫酸(1+5) 水 100mL + 硫酸(JIS K 8951) (95.0%以上)20mL(冷却しかき混ぜながら)
りん酸(1+1) りん酸(JIS K 9005) (85.0%以上)100mL +水100mL