MagCapture(TM) HP 抗PAタグ抗体磁気ビーズ
MagCapture(TM) HP Anti PA tag Antibody Magnetic Beads
ドキュメント
組換え PA tag 融合 EGFP の添加回収実験
K562 細胞溶解液に添加した組換え PA tag 融合 EGFP タンパク質の回収性能を確認した。
M:分子量マーカー
1:1 % Input (K562細胞溶解液+PA tag融合EGFP)
1’:5 % Input (K562細胞溶解液+PA tag融合EGFP)
2:2 x SDS sample Buffer溶出
3:PA peptide競合溶出
4:0.1 M Glycine-HCl (pH 3.0)溶出
5:2M MgCl2溶出
検出抗体:抗PAタグ, ラットモノクローナル抗体, ペルオキシダーゼ結合 (製品コード:015-25951)
どの溶出条件でも組換えPA tag融合EGFPが精製できた
抗 PA tag 抗体磁気ビーズの再生実験
使用済み抗 PA tag 抗体磁気ビーズの再生利用性能を確認した。2 x SDS sample buffer を用いて溶出したサンプルを比較対象とし、再生した磁気ビーズを用いて回収能を確認した。再生には、PA tag Washing Solution (製品コード:169-27261) を使用した。
M:分子量マーカー
1:1% Input (K562細胞溶解液+PA tag融合EGFP)
1’:5% Input (K562細胞溶解液+PA tag融合EGFP)
2:2 x SDS sample Buffer
3:PA peptide競合溶出 (再生回数1回)
4:PA peptide競合溶出 (再生回数2回)
5:PA peptide競合溶出 (再生回数3回)
検出抗体:抗PAタグ, ラットモノクローナル抗体, ペルオキシダーゼ結合 (製品コード:015-25951)
磁気ビーズを3回再生利用しても問題なく組換えPA tag融合EGFPを回収・精製できた
PA tag Peptide による競合溶出回数の検討実験
競合溶出の回数を複数回繰り返すことによって目的タンパク質回収量の増加が可能であるか検討を行った。
溶出条件としては、競合溶出反応のインキュベーション時間30 分でPA tag融合GFPタンパク質の溶出を行う条件 (レーン3) と、競合溶出反応を15 分行う条件 (レーン4)、レーン4の条件で溶出した後に回収した磁気ビーズに再度PA tag Peptide溶液を添加して溶出を2 回 (レーン5)、3 回 (レーン6) 繰り返し行った条件を用いた。なお、各条件で得られた溶出サンプルはウェスタンブロットにて目的タンパク質の回収量の比較を行った。
M:分子量マーカー
1:2.5% Input (K562細胞溶解液+PA tag融合EGFP)
2:2 x SDS sample Buffer溶出
3:PA peptide競合溶出 (インキュベーション時間: 30 min x 1回)
4:PA peptide競合溶出 (インキュベーション時間: 15 min, 1回目)
5:PA peptide競合溶出 (インキュベーション時間: 15 min, 2回目)
6:PA peptide競合溶出 (インキュベーション時間: 15 min, 3回目)
検出抗体:抗PAタグ抗体-HRP (製品コード:015-25951)
PA tag Peptideで競合溶出を複数回繰り返すとPA tag融合EGFPの回収量を増やせることが確認できた
概要・使用例
概要 | 本品は、抗PAタグラットモノクローナル抗体が固相化された磁気ビーズで、PAタグ融合組換えタンパク質の精製や免疫沈降に使用できます。PAタグペプチドで抗原を競合溶出した後、PAタグ洗浄溶液(コードNo. 169-27261)を用いて磁気ビーズをマイルドな条件下(pH6.0)で再生することも可能であり、ランニングコストを抑えられます。 ■溶液組成:1×TBS(pH 7.4), 50%グリセロール, 0.05w/v%アジ化ナトリウム ■免疫動物:ラット ■Clone No.:NZ-1(抗PAタグ,ラットモノクローナル抗体) ■結合抗体サブクラス:IgG2a ■保存条件:2-10℃ ■抗原結合量:16 μg protein/1 mL beads slurry ※上記結合量は目安です。タンパク質によって結合量は変化します。 ■使用量: 1 mL培養上清 / 50~100 μL beads slurry 200~1,000 μL細胞溶解液 / 50 μL beads slurry ※ 上記ビーズ使用量は目安です。目的のタンパク質、細胞種など実験系に応じて最適な使用量をあらかじめご検討ください。 |
---|---|
特長 | 1. 非特異的結合が少ない 2. PA tagペプチドによる競合溶出、酸による溶出、2M MgCl2溶液による溶出が可能 3. 遠心操作不要 4. 再生利用可能 |
使用例 | 免疫沈降。詳細は、現品説明書に記載。 |
物性情報
外観 | 懸濁液 |
---|
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
抗体情報
抗原名 | false data |
---|---|
抗原別名 | false deta false data |
製造元情報
別名一覧
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。