実験動物用試薬

動物個体を用いた実験では細胞や組織では観察することのできない、個体レベルの複雑な現象を観察することができます。これまでの動物実験は薬剤投与や臓器移植、外科手術などが一般的でしたが、遺伝子工学やin vivoイメージング技術の発展により、個体レベルで研究できる領域が広がっています。

実験動物としては一般的にマウスやラットが用いられています。理由としては① ヒトと同じ脊椎動物である、② ゲノムがヒトと比較的高い相同性を示す、③ 世代間隔が短い、④ 精度の高い全ゲノム情報が得られており、データベースも整備されている、⑤ 遺伝子改変や変異体のリソースが充実しているなどの理由が挙げられます。

当社では、主にマウスやラットで用いられている病態モデル動物作成用試薬や麻酔関連試薬(研究用)など実験動物用の試薬を幅広くラインアップしています。