パラホルムアルデヒド
Paraformaldehyde
ドキュメント
アプリケーション
概要・使用例
概要 | 〈組織細胞化学〉〈固定剤〉 固定(fixation)とは、死体あるいは生体より採取した組織片のその生態または病態を顕微鏡標本として観察しようとする際、その組織片をできる限り「生きていた時の状態」のままで保存するための工程です。 その目的は ・可能な限り速やかに組織片の主要構成成分のタンパク質を安定させ、自家融解過程(autolysis)を停止させること。 ・これに続く標本作製過程における薬品,熱などの影響による組織片の変質,変形をできる限り少なくすること。 ――にあります。 〈光学顕微鏡用〉〈その他〉 和光純薬時報 Vol.60 No.4 p.21(1992)。 |
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用途 | 酵素抗体を含む免疫組織染色の試料固定用。 |
使用方法 | バッファーに60℃程度に加温し撹拌しながら溶解し、4%溶液を調製する。調製溶液は約1週間安定だが、新鮮な方が固定能が高いため、用時調製される。 |
物性情報
外観 | 白色の粉末 |
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溶解性 | 水に溶けにくい (常温), エーテルに不溶。 水及びエタノールに溶けにくく、水酸化ナトリウム溶液に溶ける |
融点 | 100℃ |
引火点 | 70℃ |
発火点 | 370℃ |
製造元情報
別名一覧
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- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
- 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。
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