反応補助試薬

核酸の構成分子であるオリゴヌクレオチドの合成は、ホスホロアミダイト法と呼ばれるアミダイト体を用いた固相合成法の手法を用いるのが一般的です。脱トリチル化 → アミダイト体のカップリング反応 → キャップ反応 → 酸化 (または S 化) 反応というサイクルを目的の鎖長に達するまで繰り返すことで合成されます。この反応は自動合成機により行われます1, 2)

当社では、オリゴヌクレオチドの合成に用いる反応補助試薬をフルラインアップして販売しています。水分を極力低減させた低水分保証品や固相合成装置である ÄKTA Oligopilot でのご使用に適した THF 不含系試薬をご提供します。組成のカスタマイズやスケールアップ、キャニスター缶供給も承ります。当社営業員または販売代理店にご相談ください。

ホスホロアミダイト法の反応機構


【参考文献】
1) 「2016 年版 世界の拡散医薬品開発の現状と将来展望」 (シード・プランニング) (2016).
2) 和田猛監修:核酸医薬の創製と応用展開 (株式会社シーエムシー出版) (2016).

学術コンテンツ

当社の反応補助試薬の特長

  • ホスホロアミダイト法に使用する試薬をラインアップ
  • 高い脱水技術を活かした低水分保証品をご提供
  • 組成やスケールアップのカスタマイズが可能
  • 試薬の取り違いを防ぐため、種類別に試薬ラベルを色分け
    ラベルカラー 試薬名称
    青色 デブロック剤
    黄色 アクチベーター(活性化剤)
    緑色 キャップA
    赤色 キャップB
    紫色 酸化剤
    橙色 硫化剤