デブロック剤

オリゴヌクレオチドの化学合成は、ホスホロアミダイト法という固相合成法を用いるのが一般的です。この反応は、固相担体に結合したヌクレオシドの 5' 位ヒドロキシ基を保護する DMTr 基(ジメトキシトリチル基)の脱保護から開始します。 DMTr 基は弱酸処理によって容易に切断することができ、反応には、DCA(ジクロロ酢酸)や TCA(トリクロロ酢酸)のジクロロメタン溶液またはトルエン溶液が用いられます。

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特長

  • 5’ 位ヒドロキシ基の保護基である DMTr 基(ジメトキシトリチル基)を除去
  • デブロッキング溶液を DCA 溶液または TCA 溶液として提供
  • DCA 溶液の濃度は 定番の3% に加えて、高濃度 5%, 10% もラインアップ ⇒ 反応時間調節に便利!

反応機構

デブロッキング反応(脱トリチル化)

【参考文献】

和田猛監修:核酸医薬の創製と応用展開 (株式会社シーエムシー出版) (2016)

製品一覧

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DCA

3% DCA/Toluene

5% DCA/Toluene

10% DCA/Toluene

2.5% DCA/Dichloromethane

3% DCA/Dichloromethane

3% TCA/Dichloromethane

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