キャップ剤
オリゴヌクレオチドの化学合成は、ホスホロアミダイト法という固相合成法を用いるのが一般的です。ホスホロアミダイト法では、カップリング反応が完全に進行せず、未反応のヒドロキシ基が残ったまま次のステップに反応が進むと、目的とするオリゴヌクレオチドから一塩基だけ抜けた不完全長オリゴが生成されてしまうことがあります。そこで、未反応鎖 5'-OH 基をアセチル化することで伸長反応を防ぎます。
キャッピング反応は、一般的に、無水酢酸、1-メチルイミダゾール、ピリジン(またはルチジン)を THF 溶液またはアセトニトリル溶液で処理することで行われます。
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特長
- ホスホロアミダイト法のキャッピング反応に使用
- 水分値を保証
- 合成機に応じて、溶媒は THF またはアセトニトリルを選択可能
反応機構
キャッピング反応
【参考文献】
和田猛監修:核酸医薬の創製と応用展開 (株式会社シーエムシー出版) (2016)
製品一覧
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アセトニトリル溶媒
THF溶媒
Glen Research 社 THF 溶媒 選択群①
Glen Research 社 THF 溶媒 選択群②
Glen Research 社 アセトニトリル溶媒
ChemGenes 社 THF 溶媒
ChemGenes 社 アセトニトリル溶媒
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