新型コロナウイルス
新型コロナウイルス(SARS-CoV-2;重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2)は、2019年のコロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであり、2019年12月に武漢(中国・湖北省)で初めて確認され、2020年3月に世界保健機関(WHO)によりパンデミックを宣言されました。当社では新型コロナウイルスのワクチンや治療薬開発、ウイルス研究に有用な研究試薬をラインアップしております。
新型コロナウイルス検出試薬
核酸増幅法 | ウイルスRNA抽出 | ニッポンジーン ウイルスRNA抽出キット |
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検体採取/輸送/保管 | mawi DNA社 iSWAB マイクロバイオームEL | |
協同インターナショナル OMNIgene®・ORAL | ||
エルメックス ウイルス輸送用培地 | ||
抗原検査法 | イムノクロマト | MP Biomedicals社 Rapid SARS-CoV-2 Antigen Test Card |
抗新型コロナウイルス抗体検出試薬
イムノクロマト | MP Biomedicals社 ASSURE®SARS-CoV-2 IgG/IgM Rapid Test (RUO) |
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新型コロナウイルス研究試薬
製品ラインアップ
学術コンテンツ
新型コロナウイルスとは?
新型コロナウイルス(重症急性呼吸器症候群コロナウイルス2: SARS-CoV-2)は、2019年のコロナウイルス感染症(COVID-19)の原因ウイルスであり、2019年12月に武漢(中国・湖北省)で初めて確認され、2020年3月に世界保健機関(WHO)によりパンデミックを宣言されました1)2)。
コロナウイルスは、エンベロープ型一本鎖プラス鎖RNAウイルス(Positive-sense single-stranded RNA virus)のファミリーです3)。ウイルスのスパイク(S)タンパク質(Spike protein)と繊毛状気管支上皮細胞(Ciliated Bronchial Epithelium: CBE)およびⅡ型肺細胞上(Type Ⅱ Pneumocytes)のアンジオテンシン変換酵素2(Angiotensin-converting enzyme 2: ACE-2)およびジペプチジルペプチダーゼ4(di-peptidyl peptidase-IV: DPP4)受容体に結合し、エンドサイトーシス経路を経て細胞内へ侵入すると考えられています4)。
新型コロナウイルスに対するワクチン開発が世界中で進められ、DNAワクチン、組換えタンパク質ワクチン、ウイルスベクターワクチン、ウイルス全体(Whole virion)をターゲットとした弱毒化生ワクチン、不活化ワクチンなど様々なアプローチがとられています。中でもmRNAワクチンは早期に実用化されたことで一躍脚光を浴びました。
COVID-19における治療薬は、ターゲットによって2種類に分けることができます。ひとつは、ウイルスに直接作用するもので、ウイルス増殖もしくはヒト細胞へのウイルス侵入を阻害するものです。もうひとつは、ウイルスに対する免疫反応を高める、もしくは炎症過程を阻害するなどで症状を緩和するものです。
参考文献
- World Health Organization: Coronavirus disease (COVID-19) pandemic. (2020年3月20日閲覧)
- Centers for Disease Control and Prevention:
Coronavirus disease 2019 (COVID-19): situation summary. (2020年3月20日閲覧) - Kahn J, McIntosh K.: Pediatr. Infect Dis. J., 24(11), S223(2005).
History and recent advances in coronavirus discovery. - Cui J., Li F., Shi Z.: Nat. Rev. Microbiol., 17(3), 181(2019)
Origin and evolution of pathogenic coronaviruses.