エルメックス ウイルス輸送培地

鼻咽頭拭い液を検体とした新型コロナウイルス検査では、採取した綿棒を1-3 mLのウイルス輸送液(VTM: Viral Transport Medium)が入った滅菌スピッツ管に入れて輸送することが推奨されています。当社ではエルメックスの保存液入りの輸送容器を販売しております。新型コロナウイルスやマイコプラズマの輸送に使用することが可能です。

新型コロナウイルス検査における鼻咽頭拭い液の採取・輸送について

新型コロナウイルスの検体採取・輸送方法は、国立感染症研究所の「2019-nCoV (新型コロナウイルス)感染を疑う患者の検体採取・輸送マニュアル」(2021/3/9更新版)1)に記載されております。

上記マニュアルによると鼻咽頭拭い液の場合、以下の手順で採取することが推奨されております。

    1. 滅菌されたフロックスワブや材質にレーヨンやポリエステルを含む綿棒を鼻孔から挿入する。
    2. 上咽頭を十分に拭う。
    3. 綿棒を1-3ml のウイルス輸送液が入った滅菌スピッツ管に入れ蓋をする。
    4. 蓋が緩まないようパラフィルムなどでシールする。

ウイルスの輸送には主にウイルス輸送液 (VTM: Virus Transport Medium)を使用しますが、もし入手できない場合はPBSや生理食塩水を用いることが可能です。

Viral Transport Medium

画像

エルメックスのViral Transport Mediumは、人体から綿棒などによって採取されたウイルス(SARS-CoV-2など)やマイコプラズマなどを、輸送するための保存液入り輸送容器です。
検体採取後は、2-8 ℃で保管の上、48時間以内に検査してください。48時間に検査できない場合は、-70 ℃以下で保管し、1週間以内に検査してください。なお凍結と解凍の繰り返しは避けてください。

製品仕様

入数: 100 本/箱
容量: 3 mL
保存条件: 5-25 ℃

保存液組成

Hank’s 平衡塩溶液 20 g
フェノールレッド 0.02 g
牛血清アルブミン 6 g
ゲンタイマイシン 1000 IU
ナイスタチン 1000 IU
ポリミキシンB 1000 IU
ゼラチン 3 g

参考文献

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関連製品一覧

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核酸採取・保存試薬

PBS

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