ASNITE認定標準物質
ASNITE認証標準物質は、IAJapanが運営するASNITE認定プログラムによって、標準物質生産者の認定を取得した認証標準物質です。ISO/IEC 17025等の国際規格に基づき、試験所・校正機関等の認定を行っているNITE IAJAPAN((独)製品評価技術基盤機構 認定センター)は、複数の認定制度を運営しています。その中で標準物質生産者に関する認定制度には、「計量法に基づく登録・認定プログラム:Japan Calibration Service System (JCSS)」と「国内法に基づく他の認定プログラムでは対応できない分野を補完するための認定プログラム:ASNITE」があります。 当社ではASNITE認定標準物質について、2種類の規格(局方一般試験法用規定液、TraceSure®)の製品群を取り揃えています。これらの標準物質は計量計測トレーサビリティが確保されており(SIトレーサブル)、その認証値は、APACのMRAを通じて、国際的に受入可能です。
学術コンテンツ
当社が取り扱うASNITE認定標準物質
ISO/IEC 17025等の国際規格に基づき、試験所・校正機関等の認定を行っているNITE IAJAPAN((独)製品評価技術基盤機構 認定センター)は、複数の認定制度を運営しています。その中で標準物質生産者に関する認定制度には、「計量法に基づく登録・認定プログラム:Japan Calibration Service System (JCSS)」と「国内法に基づく他の認定プログラムでは対応できない分野を補完するための認定プログラム:ASNITE」があります。ASNITE認証標準物質は、IAJapanが運営するASNITE認定プログラムによって、標準物質生産者の認定を取得した認証標準物質で、認証書に記載された認証値は、APACとILACのMRAを通じて、国際的に受入可能です。
当社ではASNITE認定標準物質について、下記の規格の製品群を取り揃えています。
アミノ酸自動分析用混合標準液
当社は2019年にASNITEの認定に基づいた「アミノ酸混合標準物質生産者」を日本国内で初めて取得し、アミノ酸測定のための“ものさし”となる認証標準物質の生産を開始いたしました。
アミノ酸はたんぱく質を構成する成分であることから、肉類や穀類等、様々な食品に含まれる重要な栄養成分です。近年ではアミノ酸入りの飲料やサプリメントも多く販売されており、食品に含まれるアミノ酸の機能への注目が高まっています。また臨床分野では、血液試料のアミノ酸を測定することで、がんや糖尿病、脳卒中の将来における罹患リスクをスクリーニングする技術開発が進んでいます。このような背景から、試料中のアミノ酸含有量や組成の評価をより精確に行なう必要性が高まっています。
本製品はNMIJ CRMまたはSI(国際単位系)にトレーサブルな当社標準物質であるTRM(Traceable Reference Material)を原料アミノ酸に使用しています。NMIJから精確な混合標準液調製システムを技術移転し、当社で長期安定性データの取得や調液後の濃度確認試験を行うことでISO 17034 に基づく標準物質生産システムを確立しました。
認証標準物質であるアミノ酸混合標準液を使用することで、より信頼性の高いアミノ酸測定を実現することが可能となります。
アミノ酸自動分析用混合標準液の仕組み
局方一般試験法用規定液
滴定等の容量分析用標準には、規定のモル濃度に調製された液が用いられます。
局方一般試験法用規定液は、濃度が精密に確認された標準液で、日本薬局方に準じた調製および標定を行い、濃度を保証した認定シンボル付きの認証書を発行しています。
TraceSure®
NMIJがSIトレーサブルな測定方法で値付けした純度に、当社で均質性評価及び安定性評価から得た不確かさを加えて特性値(純度)を決定した、証明書付きの標準物質シリーズです。本標準物質の特性値は、NMIJの分析値を通してSIにトレーサブルであり、計量トレーサビリティが表明できるものです。
当社規格 | 局方一般試験法用規定液 | TraceSure® | |
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品目 | 容量分析(規定液) | 容量分析(標準試薬) | 農薬、定量NMR |
認定制度 | ASNITE | ||
国内法に基づく他の認定プログラムでは対応できない分野を補完するためにIA Japanが運営する認定プログラム | |||
認定機関 | IA JAPAN | ||
認定シンボル | |||
計量参照 | TraceSure® | NMIJ CRM | NMIJ校正 |
トレーサビリティ | SIトレーサブル | ||
MRA対応 | 〇 |