JCSS標準液
JCSSとは Japan Calibration Service System の略称であり、計量法に基づく計量法トレーサビリティ制度を表しています。JCSS標準物質は、計量法のもと、指定校正機関であるCERIが製造した、特定標準物質へのトレーサビリティが確保されており(SIトレーサブル)、JCSS登録事業者によって、JCSS標章付き証明書が添付された標準物質(認証標準物質: CRM)としてユーザーへ提供されています。さらに、IAJapanから国際MRA対応認定事業者として認定を受けた事業者の発行するJCSS証明書記載の値付け結果は、ILAC/APACのMRAを通じて、国際的に受け入れ可能です。
当社は、国際MRA対応JCSS登録事業者としてIAJapanより認定を受け、JCSS標準液(無機(イオン、金属)、有機、pH)を販売しています。
学術コンテンツ
精確な定量分析を行うためには、使用する標準液の濃度値が精確である必要があります。一例として、水質基準の検査方法では、計量法に基づく値付け証明書が添付された標準液を使用することが規定されています。
国内の計量法に基づくトレーサビリティの認定制度としてJCSS (Japan Calibration Service System)があります。JCSSに基づいて生産された標準物質は、計量法のもと指定校正機関である化学物質評価研究機構(CERI)が製造した特定標準物質へのトレーサビリティが担保されたSIトレーサブルな認証標準物質(CRM)です。 JCSS規格の製品にはIAJapan、国際試験所認定協力機構(ILAC)/アジア太平洋認定協力機構(APAC)の国際相互承認協定(Mutual Recognitioin Arrangement; MRA)シンボルのついた証明書が添付されており、その証明書記載の濃度は、MRAを通じて国際的に受け入れられます。当社は、無機(イオン、金属) 、有機、pHのJCSS標準液を取り揃えています。
JCSS証明書
特長
- SIトレーサブルな特性値(濃度、ファクター等)が保証されたCRM
- CERIの特定標準物質を用いた当社での値付け、値付けされた製品についてCERIで濃度信頼性試験を実施することで、値付け結果の高い信頼性を維持
- 証明書にIAJapan、JCSS認定シンボルがついており、ISO 17034でCRMに要求される事項をすべて満たすものであることが分かる
- 証明書にMRAシンボルがついており、記載の特性値が国際的に受け入れ可能であることが分かる