AccuStandard社・CIL社　PFAS分析用試薬

有機フッ素化合物(PFCs/PFAS)は、水や油をはじき、耐熱・耐薬品に優れるなどの性質から、撥水剤や接着剤・コーティング剤など身の回りの工業製品に広く使われています。しかしその熱的・化学的安定性から自然界で分解されにくく、土壌や水環境などを汚染・蓄積しているとされます。また生体内でも分解されにくいため、生態系への影響も懸念されています。

既に国内外で様々な規制の対象となっているPFOS・PFOAのほか、2022年9月に行われたPOPs条約による規制対象物質について検討を行う「残留性有機汚染物質検討委員会」(POPRC)の会合では、長鎖ペルフルオロカルボン酸(PFCAs)とその塩及び関連物質について、リスク管理に係る評価を検討する段階に進めることが決定されるなど、既存の規制対象物質以外のPFASについても、規制強化の動向が確認されています。

米国AccuStandard社及びCIL社では、多種多様なPFAS標準液とその安定同位体標識化合物標準液をラインアップしています。AccuStandard社ではカスタム溶液の調製も対応可能ですので、世界的に拡大するPFAS規制への対応に是非ご利用ください！

※カスタム溶液のご依頼はお近くの当社販売代理店もしくは営業担当までお声がけください。
※これらの製品は、分岐鎖が含有されていないことを保証しておりません。直鎖化合物の含量が明確な標準品についてはこちらをご覧ください。