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PS Capture(TM) エクソソームフローサイトメトリーキット PS Capture(TM) Exosome Flow Cytometry Kit

遺伝子研究用
for Genetic Research
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
冷凍 (氷冷輸送)
適用法令 :
優先評価物質
GHS :
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫 / 納期目安
販売元
297-79701
JAN
4548995064127
300回用
希望納入価格
36,300 円
西日本 :
15
東日本 :
20以上

ドキュメント

SDS
製品規格書
添付文書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書
分析チャート
由来・原産証明書

キットコンポーネント

300回用

Exosome Capture Beads 3 mL x 1本
Washing Buffer (10 x) 45 mL x 2本
Exosome Binding Enhancer (100 x) 15 mL x 1本

製品概要

PS Capture™ エクソソームフローサイトメトリーキットはTim4タンパク質と磁気ビーズを利用したPSアフィニティー法によって、エクソソームなどの細胞外小胞 (EV) を磁気ビーズ上に固定化し、EVマーカータンパク質をフローサイトメトリーで高感度に検出するキットです。

[注意]
ご使用前にEV表面マーカータンパク質に対する蛍光色素標識一次抗体、または一次抗体および蛍光色素標識二次抗体をご用意いただく必要があります。

特長

  • フローサイトメトリーによる高感度定性解析
  • 磁気ビーズによる簡単操作
  • 精製不要で、検体を直接検出可能
  • 単離から染色まで3時間で完了

推奨サンプル

  • 細胞培養上清
  • 血清
  • 血漿 (EDTA/ヘパリン)

原理

PSアフィニティー法は、金沢大学 ナノ生命科学研究所の華山教授と共同で開発したEVの表面に存在するホスファチジルセリン (PS) と特異的に結合するTim4タンパク質を利用した独自のEV単離手法です1)。PS-Tim4結合の高い特異性とキレート剤によるマイルドな溶出で高純度なEVをインタクトな状態で単離できます。

① EVの単離

Exosome Capture Beadsにより、EVをサンプル中から単離する。

① EVの単離

② EVの染色

蛍光標識 抗EVマーカー抗体により、EVを染色する。

② EVの染色

③ フローサイトメトリー解析

磁気ビーズにEVを結合させたまま、フローサイトメトリー解析を行う。

③ フローサイトメトリー解析

ライセンスについて

本製品は研究用途でご使用ください。営利・商業目的にご使用される場合には、当社 (ffwk-labchem-tec@fujifilm.com) までお問い合わせください。

プロトコル (2反応分)

プロトコル (2反応分)

反応数とサンプル量

EVの単離工程では、1.5 mLマイクロチューブを用いた反応系 (2反応分) を基本プロトコルに設定しています。反応スケールを大きくする場合、Exosome Capture Beadsの使用量、サンプル量を下の表に従いスケールアップする必要があります。

※1.5 mLマイクロチューブ1本あたり、10反応分が最大になります。
反応数 Exosome Capture
Beads (μL)
サンプル量 (μL)
2反応分 (基本) 30 100
3反応分 40 133
4反応分 50 167
5反応分 60 200
6反応分 70 233
7反応分 80 267
8反応分 90 300
9反応分 100 333
10反応分 110 367

データ

細胞培養上清に含まれるEVの表面抗原解析

K562細胞の細胞培養上清 (33 μL/アッセイ) に含まれるEVを、本製品および他社製品 (抗CD9、CD63、CD81抗体固相化磁気ビーズ) により固定化し、蛍光標識抗CD9、CD63、CD81抗体を結合させた後、フローサイトメトリーによりEV表面抗原の解析を行った。

細胞培養上清に含まれるEVの表面抗原解析

参考データ -S/B比の比較-

細胞培養上清に含まれるEVの表面抗原解析

① PS Capture™ エクソソームフローサイトメトリーキット
② 他社製品: 抗CD81抗体固相化磁気ビーズ
③ 他社製品: 抗CD9抗体固相化磁気ビーズ
④ 他社製品: 抗CD63抗体固相化磁気ビーズ

[結果]
本製品を用いて、EV表面抗原を高いS/B比で検出できた。

血清・血漿に含まれるEVの表面抗原解析

ヒト血清、ヘパリン血漿、EDTA血漿 (バッファー交換済み) それぞれ100 μLに含まれるEVを磁気ビーズ上に固定化し、PE標識抗マウスIgGアイソタイプコントロールおよびPE標識抗ヒトCD9抗体によりEVの検出を行った。

血清・血漿に含まれるEVの表面抗原解析

[結果]
本製品を用いて、ヒト血清、血漿 (ヘパリン/EDTA) に存在するEVのCD9が検出できた。

EVの内部マーカー検出

HEK293T細胞培養上清から精製したEVをEV-Perm™ エクソソーム膜透過処理用キット (コードNo. 294-85701) で透過処理し、EV内部のAlixおよびEV表面のCD63について、本製品を用いたフローサイトメトリーで検出した。

Alix
CD63

[結果]
透過処理によりエクソソーム内部のAlixをフローサイトメトリーで検出できることが示された。

参考文献

FAQ

サンプルについて

どのような動物種に適用できますか。
ヒト、マウス、ウシ、サルで使用実績があります。
検出に用いるサンプルの最低量はどのくらいですか。
1サンプルあたり33 μL 程度のサンプルが必要です。サンプルに含まれるEV量が少ない場合は、遠心分離前処理済みの細胞培養上清を限外ろ過濃縮のうえ、サンプルとしてご使用ください (推奨フィルター: ザルトリウス社 Vivaspin20、分画分子量100 K、メーカーコード: VS2041)。
精製済みのEVサンプルを測定する方法はありますか。
精製済みEVを適切な濃度に希釈後、取扱説明書の「2. 細胞外小胞の単離」に進んでください。精製EVの希釈には、キット付属のWashing Buffer (10x) を超純水で10倍希釈したものをご使用ください。精製EVは、125-1,000 ng/mLの濃度で検出できることを確認しております。

構成・操作について

MagCapture™ Exosome Isolation Kit PS Ver.2 (コードNo. 290-84103) をフローサイトメトリーに適用することはできますか。
できません。磁気ビーズや洗浄バッファーの組成をフローサイトメトリー測定用に最適化されている本製品をご使用ください。
MagCapture™ Exosome Isolation Kit PS Ver.2ではビーズとTim4の結合工程がありますが、本製品に結合工程がないのはなぜですか。
本製品は、磁気ビーズにTim4を直接結合させており、MagCapture™ Exosome Isolation Kit PS Ver.2はビオチン-アビジン系を介して結合させています。各製品で使用している磁気ビーズの種類が異なるため、仕様を変えています。
本製品にEV検出用の抗体は含まれていますか。
本製品にEV検出用の蛍光標識抗体は含まれていません。適切な蛍光標識抗体を別途ご購入の上、ご使用ください。
蛍光標識二次抗体を用いて検出することはできますか。
可能です。EVを単離後、以下のプロトコールで一次抗体反応、二次抗体反応およびフローサイトメトリー解析を実施してください。
  1. 未標識の一次抗体とExosome Capture Beads を混ぜて室温で1時間静置する。静置中も20分、40分、1 時間のタイミングで5秒程度ボルテックスし、磁気ビーズを攪拌する。
  2. 300 μL のWashing Buffer (+Enhancer) で2 回洗浄する。
  3. Jackson ImmunoResearch 社のPE標識二次抗体 (メーカーコード:115-115-164) をWB (+Enhancer) で100倍希釈し、2.の磁気ビーズに添加する。
  4. 室温で1時間静置する。その間、20分、40分、1時間のタイミングで5秒程度ボルテックスして、磁気ビーズを攪拌する。
  5. 300 μLのWB (+Enhancer) で3 回洗浄する。
  6. 磁気ビーズを300 μLのWB (+Enhancer) に懸濁する。
  7. フローサイトメーターで解析する。

アプリケーションについて

本製品で定量解析は可能ですか。
定量解析を行う場合、ビーズ1粒子あたりのExosome Capture因子の数を定める必要がありますが、本製品はその保証を行っていないため、定量解析はできません。

トラブルシューティング

複数のExosome Capture BeadsとEVが結合し、磁気ビーズが凝集しました。
前方散乱光と側方散乱光のプロットから、シングレットのビーズ画分のみをゲーティングして、ゲート内に含まれるExosome Capture Beads の蛍光シグナルを検出してください。一般的なサンプルであれば、シングレットのビーズ画分は全体の50-70% 確認できます。またセルストレーナーを使用することにより、ビーズの凝集を軽減できる可能性があります。
マグネットスタンドに磁気ビーズが集磁されません。
本製品の磁気ビーズはフローサイトメトリーに最適化されており、磁気ビーズ濃度が低くなっています。そのため、目視では磁気ビーズの集磁を確認しにくい場合があります。洗浄操作を行う際は、チューブをマグネットスタンドに1分間以上静置した後に、磁気ビーズを吸わないようにゆっくりとピペッティング操作を行ってください。

概要・使用例

概要 本キットは、細胞培養上清や体液検体に含まれる細胞外小胞をフローサイトメトリーにより定性解析することができる試薬です。細胞外小胞表面のホスファチジルセリン(PS)特異的に結合するタンパク質が固相化された磁気ビーズに細胞外小胞を反応させて固定化した後、任意の細胞外小胞マーカータンパク質に対する蛍光標識抗体を用いることで、細胞外小胞表面のマーカータンパク質を高感度に検出できます。
ご使用前に、各表面マーカータンパク質に対する一次抗体および蛍光色素標識済み二次抗体、または蛍光色素標識済みの一次抗体をご用意下さい。
構成 1) Exosome Capture Beads(294-79711)3 mL×1本
2) Washing Buffer (10×)(291-79721)45 mL×2本
3) Exosome Binding Enhancer (100×)(298-79731)15 ml×1本

物性情報

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

【本サイト掲載情報について】

  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
  • 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
  • 表示している希望納入価格は本記事掲載時点の価格です。