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脱灰液B (EDTA処方) Decalcifying Solution B

病理研究用
for Pathology Research
製造元 :
富士フイルム和光純薬(株)
保存条件 :
室温
適用法令 :
PRTR-1 優先評価物質
  • 構造式
  • ラベル
  • 荷姿
SDS
比較
製品コード
容量
価格
在庫
販売元
041-22031
JAN
4987481254824
1L
希望納入価格
6,000 円

20以上

ドキュメント

SDS
製品規格書
スペクトルデータ
検査成績書
校正証明書

アプリケーション

概要・使用例

概要 〈組織細胞化学〉〈脱灰剤〉 薄切切片を作製する場合、骨組織や石灰化巣、石灰沈着部があると、思うような切片を作製できません。このため、石灰を除去する脱灰操作を行います。この操作では、組織内の炭酸カルシウムを酸などで分解し軟らかいカルシウム塩にし、薄切を容易にします。脱灰剤は以下の条件をみたす必要があります。  ・脱灰が速く完了すること  ・脱灰によって組織の膨化,収縮,溶解などの変形などの障害が起こらないこと  ・組織の染色性に影響がないこと  ・操作ができるだけ単純であり,かつ廉価であること〈脱灰液〉 EDTA-4Naを主成分とする中性脱灰液で、免疫組織染色を行う検体の脱灰に最適である。ただし、酸性タイプに比べて脱灰に長時間を要する難点がある。 pH 7.1~7.8 (25℃)
和光試薬情報(販売店用)92, p7(1990)。
脱灰剤
骨や石灰化巣等の硬組織の薄切切片を作製する場合、そのままミクロトーム刀で薄切するのは困難です。そのため、石灰を除去する脱灰操作を行います。この操作では、組織内の炭酸カルシウムを酸等で分解して軟らかいカルシウム塩にし、薄切を容易にします。脱灰剤は以下の条件を満たす必要があります。
●脱灰が速く完了すること ●組織の染色性に影響がないこと ●操作ができるだけ単純であること ●脱灰によって組織の膨化、収縮、溶解等による変形等の傷害が起こらないこと
組成
0.5mol/l EDTA溶液(pH7.0~7.5)を主成分とする。
特長
・組織に対する損傷が少ない
・構造や染色性の保存が良い
・免疫組織染色に最適
・脱灰に長時間を要する (Wako BioWindow JUN.2012/No.117, p7)
用途 骨、歯等病理組織の脱灰(石灰分の除去)。
使用例 材料:ヒト剖検の脊椎骨
・10mm×20mm×3mm
・10mm×20mm×10mm
操作:切り出し→脱脂→ホルマリン再固定→水洗→脱灰*1→中和*2→水洗→パラフィン包埋→色素および免疫組織染色
*1 材料を糸で吊り下げ各脱灰液の表層近くに置く(20℃)
*2 5%硫酸ナトリウムにて一晩中和(脱灰液Bの場合は不要)
骨の厚さ3mm
 脱灰性:1日経過……変化なし
 2日経過……僅かにメスが入る程度
 3日経過……殆ど脱灰できているが、未脱灰部分残る
 5日経過……脱灰完了

物性情報

外観 無色澄明の液体
溶解性 本品は水溶液。「溶解性情報」は、最適溶媒が記載されていない場合がございます。
pH情報 pH (25℃) : 7.1~7.8
引火点 None
組成 0.5mol/l EDTA溶液を主成分とする。
濃度 0.47~0.50 mol/l EDTA

「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。

製造元情報

別名一覧

  • EDTA脱灰液
  • 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
  • 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
  • 掲載されている製品について
    【試薬】
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