再生医療分野の研究に

分化 / 未分化細胞の識別・除去 低分子化合物

2006年のiPS細胞樹立の発表後、iPS細胞に関わる文献が数多く発表されています。ES細胞・iPS細胞実験で分化/未分化の細胞を識別・除去が可能と報告されている低分子化合物を取り揃えました。Ready-to-useの溶液製品も好評発売中です。ぜひご利用ください。
エンドトキシン試験やマイコプラズマ試験を実施したCultureSure® シリーズもございます。
分化/未分化細胞の識別・除去以外にも、ES細胞・iPS細胞実験の各種用途に使用できる低分子化合物をラインアップしています。

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ラインアップ

A 939572

SCD1阻害剤です。未分化のヒトES細胞の細胞死を誘導します。

参考文献

Ben-David, U., et al. : Cell Stem Cell, 12, 167 (2013).

Amiodarone hydrochloride

一般的には抗不整脈薬として使用されています。ヒトES細胞由来の神経幹細胞に対して選択的に毒性がありますが、分化したニューロンやグリア細胞に対しては毒性が無いことが報告されています。

参考文献

Han, Y., et al. : PLoS ONE, 4, e7155 (2009).

Kyoto Probe-1

未分化iPS / ES細胞と分化細胞を区別するために使用される蛍光プローブです。ただしヒトiPS細胞と分化したヒト神経幹細胞の区別はできません。
別名:KP1

参考文献

Hirata, N., et al.: Cell Rep., 6, 1165 (2014).

PluriSln 1

SCD1の阻害剤です。未分化のヒトiPS細胞を選択的に排除できます。小胞体ストレスを誘発してタンパク質合成を抑制し、ヒトiPS細胞のアポトーシスを誘発します。

参考文献

Ben-David, U., et al. : Cell Stem Cell, 12, 167 (2013).

STF31

NAMPT、GLUT1の阻害剤です。未分化のヒトiPS細胞を選択的に排除できます。NAD+サルベージ経路の阻害により、選択的毒性を示します。

参考文献

Kropp, EM., et al. : Stem Cells Transil. Med., 4, 483 (2015).

製品一覧

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