がんを含む様々な疾患研究に

カルナバイオサイエンス社 キナーゼタンパク質

カルナバイオサイエンス社は、自社でクローニングしたキナーゼ遺伝子を、昆虫細胞や大腸菌で発現し精製した、高品質のキナーゼタンパク質を提供しています。GSTやHisタグ等アフィニティータグ融合タンパク質に加え、キナーゼのN末端あるいはC末端をビオチン化したビオチン化タンパク質製品もラインアップしています。

大腸菌を用いて作成したキナーゼタンパク質は、キナーゼ活性を検出できないことがあるため、カルナバイオサイエンス社はほとんどのキナーゼ製造に昆虫細胞を利用しています。しかしながら、昆虫細胞由来のキナーゼは、活性は高いものの、精製のために His タグを用いると、精製をした後も、目的以外のキナーゼタンパク質が分離できず残存しやすい特徴があり、それを解決するため、カルナバイオサイエンス社ではタグの第一選択を GST にしています。

2020年11月に経済産業省より「バキュロウイルス生産系を用いて生産された試薬の取扱い見直し」が公表されました。当該見直しのなかで引用された「当該生産系においてはバキュロウイルスが残存しないことを示す学術論」なども踏まえ、カルナバイオサイエンス社のキナーゼタンパク質は、カルタヘナ法規制非該当品として取り扱っております。

特長

高品質

  • 精製手法はアフィニティー精製。
  • 全工程自社製造。
  • 厳しい規格基準を設定。徹底した品質チェック。

高活性

  • 文献に基づいて最適化された条件と長年培ったノウハウを用いて製造。

高い利便性

  • 5ugの少量包装からmg単位のバルクサイズまで幅広い容量を提供可能。
  • カルタヘナ法規制非該当*。

*:経済産業省「バキュロウイルス生産系を用いて生産された試薬の取扱い見直し」に基づく

カルナバイオサイエンス社 キナーゼタンパク質関連製品ラインアップ

● チロシンキナーゼ チロシンをリン酸化するキナーゼです。
細胞外にリガンド受容体をもち、リガンド依存的に活性化される受容体型チロシンキナーゼと、
別の受容体と共役して機能する非受容体型チロシンキナーゼに大別されます。
製品情報
〇 EGFR薬剤耐性変異体キナーゼ 上皮成長因子受容体(EGFR)はさまざまな悪性腫瘍で過剰な活性化がみられていることから重要な創薬ターゲットですが、ある種のがんにおいて、治療薬であるEGFR阻害剤投与後の患者間でEGFR薬剤耐性変異発生が高い頻度で観察されており、EGFR変異体に対する次世代阻害剤の開発に大きな期待が寄せられています。 製品情報
● セリン/スレオニンキナーゼ セリン/スレオニンをリン酸化するキナーゼです。
全プロテインキナーゼの約80%を占め、細胞内の多彩なシグナル伝達に関与しています。
製品情報
● 脂質キナーゼ イノシトールやスフィンゴシンなどの脂質をリン酸化する酵素です。 製品情報
〇 DGK
   (ジアシルグリセロールキナーゼ)
DGK (ジアシルグリセロールキナーゼ) は セカンドメッセンジャー である ジアシルグリセロール(DAG) をリン酸化し、ホスファチジン酸(PA) に変換する酵素です。DAG を調節することにより、下流シグナル経路の活性を調節し、細胞の増殖、生存、運動並びに免疫応答等に関与しています。ヒトでは 10種類 の DGKアイソザイム が同定されており、それぞれが様々な病態に関与すること(もしくはその可能性)が報告、示唆されています。特に DGKα と DGKζ は、がん免疫治療の標的分子として注目されています。 製品情報
■ ビオチン化キナーゼ キナーゼのN末端あるいはC末端にビオチン分子が1つだけ、ビオチンアクセプターペプチドを介して標識されています。表面プラズモン共鳴(SPR)やバイオレイヤー干渉法(BLI)に加え、AlphaScreen™やHTRF®技術を用いたアッセイ等、様々な用途、解析機器にご利用いただけます。 製品情報
■ がん関連キナーゼ キナーゼは細胞の増殖に深く関与しており、この制御異常が、がん化に大きく関わると考えられてきました。2001年にBcr-Abl阻害剤であるImatinibがFDAに承認されたのを皮切りに、これまでに40以上ものキナーゼ阻害剤が抗がん剤として上市されています。さらに、がん微小環境、特に腫瘍免疫の分野での研究が盛んに行われており、すでに多くのキナーゼが、がん微小環境でのがん化制御に関与していることが明らかになっています。上市抗がん剤標的キナーゼ及び腫瘍免疫関連キナーゼの関連製品をまとめました。 製品情報
▲ 基質タンパク質 キナーゼタンパク質のリン酸化活性測定用の基質タンパク質です。 製品情報
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  • 掲載されている製品について
    【試薬】
    試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
    試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
    【医薬品原料】
    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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