オレキシンA ELISAキットワコー
Orexin A ELISA Kit Wako
- 免疫化学用
-
for Immunochemistry
- 製造元 :
- 富士フイルム和光純薬(株)
- 保存条件 :
- 冷蔵 (氷冷輸送)
- 適用法令 :
- PRTR-1 特化則第3類 安衛法57条・有害物表示対象物質 労57-2 優先評価物質
- GHS :
-
- ドキュメント :
- 構造式
- ラベル
- 荷姿
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比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫 / 納期目安
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96回用
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ドキュメント
- 安全データシート (SDS)
- 製品規格書 (SPECIFICATION)
- 添付文書
- スペクトルデータ
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キットコンポーネント
96回用
| 抗体固相化96ウェルプレート | 1プレート |
|---|---|
| オレキシンA標準品 | 300 pg |
| ビオチン標識抗オレキシンA抗体 | 12 mL |
| ペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジン溶液 | 12 mL |
| TMB溶液 | 12 mL |
| 緩衝液 | 20 mL |
| 反応停止液 | 12 mL |
| 濃縮洗浄液 (20x) | 50 mL |
| プレートシール | 4枚 |
製品概要
オレキシンは神経ペプチドの一種であり、ヒポクレチンとも呼ばれます。オレキシンの機能は多岐に渡りますが、よく知られている機能に摂食行動の制御と覚醒の維持があります。睡眠障害の一つであるナルコレプシーの研究がきっかけとなり、オレキシンの覚醒に関する機能が明らかとなりました。研究が進むにつれ、臨床応用にも期待が高まり、オレキシン受容体のアンタゴニストは不眠症、アゴニストはナルコレプシーの治療薬として実用化されています。試験研究におけるオレキシンAの測定はこれまで放射性同位体 (RI) を使用したラジオイムノアッセイ (RIA) が広く用いられてきました。しかしながらRIの取り扱いには専用の施設が必要であり、RIを使用せずにオレキシンAを測定できるELISAキットが求められていました。
オレキシンA ELISAキットワコーは検体中のオレキシンAを測定可能なELISAキットです。RIを使用せずに少量検体から高感度にオレキシンAを測定することができます。ヒト、ラットのオレキシンBとはほとんど反応しません (交差率 0.1%以下)。
キット性能
| 測定対象 | オレキシンA |
|---|---|
| 検量線範囲 | 4.69-300 pg/mL |
| 測定対象検体 | ヒト 脳脊髄液 ラット 脳脊髄液/血清/血漿 |
| 必要検体量 | 25 μL |
| 測定時間 | 約20時間 |
| 検出法 | 発色系 (測定波長: 450 nm) |
検量線例

測定原理
ELISAプレートには、抗オレキシンA ウサギポリクローナル抗体が固相化されています。このウエルに標準液または検体を入れて抗体にオレキシンAを結合させます。その後、ビオチン標識抗オレキシンA マウスモノクローナル抗体およびペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジンを反応させます。最後にウエル中のペルオキシダーゼ活性を測定することにより、検体中のオレキシンA濃度を求めることができます。

精度
同時再現性試験
ヒト脳脊髄液 CV (%) : 3.64-4.80
ラット脳脊髄液 CV (%) : 2.09-2.59
日差再現性試験
ヒト脳脊髄液 CV (%) : 6.27-10.34
ラット脳脊髄液 CV (%) : 8.06-15.70
データ
希釈直線性試験
ヒトおよびラットの脳脊髄液 (CSF) に3濃度のスタンダードを添加し、本製品を用いて希釈直線性試験を実施した。


[結果]
いずれも測定範囲内で良好な直線性を示した。
添加回収試験
ヒト脳脊髄液
| 添加量 (pg/mL) |
測定値 (pg/mL) |
期待量 (pg/mL) |
回収率 (%) |
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|---|---|---|---|---|
| 検体1 | 0 | 12.25 | - | - |
| 5 | 14.29 | 17.25 | 82.84 | |
| 20 | 23.25 | 32.25 | 72.09 | |
| 100 | 65.16 | 112.25 | 58.05 | |
| 平均 | 70.99 | |||
| 検体2 | 0 | 47.21 | - | - |
| 5 | 50.45 | 52.21 | 96.63 | |
| 20 | 55.71 | 67.21 | 82.89 | |
| 100 | 107.12 | 147.21 | 72.77 | |
| 平均 | 84.10 | |||
| 検体3 | 0 | 24.41 | - | - |
| 5 | 25.99 | 29.41 | 88.37 | |
| 20 | 35.07 | 44.41 | 78.97 | |
| 100 | 83.51 | 124.41 | 67.13 | |
| 平均 | 78.16 | |||
ラット脳脊髄液
| 添加量 (pg/mL) |
測定値 (pg/mL) |
期待量 (pg/mL) |
回収率 (%) |
|
|---|---|---|---|---|
| 検体1 | 0 | 51.82 | - | - |
| 5 | 54.96 | 56.82 | 96.73 | |
| 20 | 63.74 | 71.82 | 88.75 | |
| 100 | 120.77 | 151.82 | 79.55 | |
| 平均 | 88.34 | |||
| 検体2 | 0 | 47.69 | - | - |
| 5 | 55.55 | 52.69 | 105.43 | |
| 20 | 63.40 | 67.69 | 93.66 | |
| 100 | 109.95 | 147.69 | 74.45 | |
| 平均 | 91.18 | |||
| 検体3 | 0 | 38.05 | - | - |
| 5 | 43.99 | 43.05 | 102.18 | |
| 20 | 59.12 | 58.05 | 101.84 | |
| 100 | 101.16 | 138.05 | 73.28 | |
| 平均 | 92.43 | |||
ラット血清
| 添加量 (pg/mL) |
測定値 (pg/mL) |
期待量 (pg/mL) |
回収率 (%) |
|
|---|---|---|---|---|
| 検体1 | 0 | ND | - | - |
| 5 | 5.64 | 5.00 | 112.80 | |
| 20 | 19.94 | 20.00 | 99.70 | |
| 100 | 89.58 | 100.00 | 89.58 | |
| 平均 | 100.69 | |||
| 検体2 | 0 | 6.42 | - | - |
| 5 | 12.26 | 11.42 | 107.36 | |
| 20 | 25.05 | 26.42 | 94.82 | |
| 100 | 93.60 | 106.42 | 87.95 | |
| 平均 | 96.71 | |||
ラット血漿
| 添加量 (pg/mL) |
測定値 (pg/mL) |
期待量 (pg/mL) |
回収率 (%) |
|
|---|---|---|---|---|
| 検体1 | 0 | 1.45 | - | - |
| 5 | 6.81 | 6.45 | 105.58 | |
| 20 | 20.30 | 21.45 | 94.64 | |
| 100 | 91.13 | 101.45 | 89.83 | |
| 平均 | 96.68 | |||
| 検体2 | 0 | 2.28 | - | - |
| 5 | 7.20 | 7.28 | 98.90 | |
| 20 | 21.64 | 22.28 | 97.13 | |
| 100 | 90.51 | 102.28 | 88.49 | |
| 平均 | 94.84 | |||
[結果]
添加量100 pg/mLでは回収率が低下する傾向にあったものの、いずれの検体も測定範囲内でおおむね良好な回収率を示した。
FAQ
検体について
- 検体採取時に気をつけることはありますか。
- 脳脊髄液 (CSF) の採取時は、検体中のオレキシンAが容器に吸着し、測定値が低下することを避けるためTriton X-100の添加を推奨します。添加は0.3% Triton X-100/PBSを調製して、以下の添加例を参考に検体の約1/100量で混合してください。キットの緩衝液をCSFに等量混合することでも同様の効果が得られます。
<添加例>
検体量 0.3% Triton X-100/PBS 添加量 1 mL未満 10 μL 1-2 mL 20 μL 2-3 mL 30 μL
- 血漿検体の抗凝固剤は何を使用すればよいですか。
- 血漿検体採取時の抗凝固剤はEDTA-2Naを使用してください。
- 検体の保存はどのようにすればよいですか。
- 検体は採取後、直ちに測定することを推奨しています。保存する場合は適宜小分けし、-30℃以下で凍結保存してください。検体の凍結融解は繰り返さないようにしてください。
- 測定の上限を超える検体はどのようにすればよいですか。
- 300 pg/mLを超える検体はキット添付の緩衝液で希釈してください。
キットについて
- 本キットの抗体を単品販売していますか。
- 抗体の単品販売はございません。
- 本キットの抗体はオレキシンBに反応しますか。
- 本キットはヒトおよびラットのオレキシンBにはほとんど反応しません (交差率 0.1%以下)。
キットの使用について
- 本製品で測定する際に必要な器具、装置、試薬は何ですか。
- マイクロピペットおよびチップ (25-1,000 μL、8連または12連のマルチチャンネルピペット推奨)
- マイクロプレートリーダー (測定波長450 nmで、吸光度3.0まで測定できる装置)
- マイクロプレート用振とう機またはシェーカー
- ガラス製の試験管
- マイクロプレート洗浄装置 (用手法の場合は連続分注器、ニードルディスペンサー、アスピレーターまたは真空ポンプ推奨)
- メスシリンダー (1,000 mL)
- 蒸留水または脱イオン水
- キットの分割使用は可能ですか。
- 可能です。プレートは8ウェルずつ切り離せるようになっており、スタンダードも十分な量が入っています。ただし分割使用する場合、検量線はその都度引く必要があり、測定可能な検体数が減りますのでご注意ください。
- 標準品の保存はどのようにすればよいですか。
- 溶解後の標準品 (300 pg/mL) は4℃の冷蔵保存で約1週間、-30℃以下の冷凍保存で約4週間安定です。なお保存容器はガラス製の容器 (バイアル瓶など) をご使用ください。
アプリケーションについて
- ヒトの血清および血漿の測定は可能ですか。
- ヒト血清や血漿に含まれるオレキシンA濃度は非常に低く、本キットでは検量線下限値を下回ります。
- マウスの血清および血漿の測定は可能ですか。
- マウス血清や血漿に含まれるオレキシンA濃度は非常に低く、本キットでは検量線下限値を下回ります。過剰発現系であれば測定できる場合があります。
- マウスの脳脊髄液の測定は可能ですか。
- 当社での測定実績はありません。
概要・使用例
| 概要 | オレキシンは、神経ペプチドでAとBの2種類があります。 睡眠障害「ナルコレプシー」の患者でオレキシン欠乏が報告されており、 オレキシンは覚醒・睡眠制御の機能を果たしていると考えられています。 本品はヒト、ラットのオレキシンAを測定可能なELISAキットです。 測定対象:ヒト脳脊髄液、ラット血漿、血清、脳脊髄液 検量線範囲:4.7-300pg/mL 必要検体量:25μL 本品使用文献: Ono, T., et al.: Psychiatry Clin Neurosci. 72, 11, 849 (2018). |
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物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- ヒポクレチン1 ELISAキット
【本サイト掲載情報について】
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
- 表示している希望納入価格は「本体価格のみ」で消費税等は含まれておりません。
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