ELISA/アッセイキット (摂食制御)
摂食は外界からエネルギーを得る行為であり、代謝の恒常性にも大きくかかわっています。私たちの摂食行動は視床下部で制御されており、促進/抑制のシグナルは主にペプチドホルモンを介して伝達されます。また中枢だけでなく、末梢でも摂食制御が行われていることが明らかになっております、当社では摂食行動に関与するペプチドホルモンのELISAキットを取り扱っております。
学術コンテンツ
ホルモンによる摂食制御
体内での代謝だけではなく、摂食をコントロールすることでエネルギーの供給を調節することも可能です。摂食調整は脳の視床下部神経核などが担っており、プロオピオメラノコルチン (POMC) ニューロンが摂食抑制、ニューロペプチドY (NPY) やアグーチ関連ペプチド (AgRP) ニューロンが摂食促進にはたらきます。食欲抑制ホルモンとして知られるレプチンはこのNPY/AgRPニューロンに抑制的に作用します。消化管にも摂食調整のシグナルは分泌されており、腸管に分布しているL型細胞から食後に分泌されるペプチドPYYは血液や迷走神経を介して摂食抑制作用を示します。
参考文献
箕越靖彦: 実験医学 32(3), 399 (2014).