固相合成用支持担体
核酸の固相合成では、支持担体にオリゴヌクレオチドを結合させ、単量体を連結させていきます。また、オリゴヌクレオチドを支持担体に結合するためには適切なリンカーを用います。固相合成ではカップリング反応や脱保護反応後、過剰に用いた試薬などを洗い流しやすくなる特長があり、自動合成装置にも採用されています。一方、液相合成は均一な溶液系で反応が進行するため合成効率に優れており、大量合成に適しています。固相合成に比べ原料の使用量も抑えることができるため、大量合成時のコストを抑えることが可能です。当社ではKinovate社が販売する架橋ポリスチレンビーズ担体や、ChemGenes社が販売するユニバーサルリンカー(ユニリンカー)CPG担体のほか、藤本化学製品が販売する擬液相担体を取り扱っています。