酵素活性非依存的アプローチによる新たな創薬ターゲット

カルナバイオサイエンス社 Pseudokinase (偽キナーゼ) タンパク質

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 Pseudokinase (偽キナーゼ) は、構造的にはキナーゼに類似していますが、触媒に必要なアミノ酸残基を欠いているため、リン酸化反応を触媒する酵素活性を持たないタンパク質です。
 ヒトキナーゼ全体の約10%を占める Pseudokinase は、シグナル伝達の調節、タンパク質複合体の足場形成、活性型キナーゼのアロステリック制御、タンパク質間相互作用の調整や細胞内局在の制御など、その非触媒的なメカニズムを通じて細胞内シグナル伝達において多岐にわたる機能を担っています。その異常や機能不全は、がん、代謝性疾患、心血管疾患、神経変性疾患、自己免疫および炎症性疾患、さらには発達障害など、多様な疾患との関連が示唆されており、創薬ターゲットとして酵素活性に依存しない新たな治療戦略の可能性を広げています。

特長

高品質

  • 精製手法はアフィニティー精製
  • 全工程自社製造
  • 厳しい規格基準を設定。徹底した品質チェック

高活性

  • 文献に基づいて最適化された条件と長年培ったノウハウを用いて製造

高い利便性

  • 10 ugの少量包装からmg単位のバルクサイズまで幅広い容量を提供可能
  • カルタヘナ法規制非該当

:経済産業省「バキュロウイルス生産系を用いて生産された試薬の取扱い見直し」に基づく

製品一覧

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プロテインキナーゼ Tag ビオチン化 品名 メーカーコード Accession Number シークエンス Reference Data
ERBB3(HER3) C-terminal DYKDDDDK BTN-ERBB3(HER3) 08-620-20C NP_001973.2 674-1001
IRAK3 N-terminal DYKDDDDK BTN-IRAK3 09-403-20N NP_009130.2 151-455
JAK2(JH2) C-terminal DYKDDDDK BTN-JAK2(JH2) 08-618-20C NP_004963.1 513-827
MLKL N-terminal DYKDDDDK BTN-MLKL 09-408-20N NP_689862.1 186-471(end)
TYK2(JH2) C-terminal DYKDDDDK BTN-TYK2(JH2) 08-619-20C NP_003322.3 564-876

その他の キナーゼタンパク質 および 基質タンパク質

カルナバイオサイエンス社は、キナーゼタンパク質を幅広くラインアップしています。用途に合わせてご使用ください。

チロシンキナーゼはこちら
セリン/スレオニンキナーゼはこちら
脂質キナーゼはこちら
不活性キナーゼはこちら
ビオチン化キナーゼはこちら

キナーゼタンパク質のリン酸化活性測定には、こちらの基質タンパク質をご利用ください。

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    製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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