次世代ナノカーボン材料

酸化グラフェン

酸化グラフェンは、安価で入手可能な黒鉛を化学的に酸化することで合成することができます。炭素1原子の単層にまで層を薄くでき、他の材料(高分子や金属ナノ粒子など)との複合化が容易です。溶液状態で扱いやすく、化学的修飾に有望な材料であり、多岐にわたるアプリケーションが期待されています。このため、次世代ナノカーボンの一つとして注目されている材料です。

本品は、岡山大学の仁科教授らが研究開発に取り組んでいる酸化グラフェンです。
独自の製法で開発しているため市場に流通している酸化グラフェンよりも単層かつ平均サイズが小さい高品質な酸化グラフェンです。分散性が非常に高く、新規の機能性材料として様々な分野で注目されています。

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特長

  • 酸素含有量が高い
  • 平均サイズ:1 μm
  • 不純物金属:Mn<1%, K<1% 保証
  • 粉末タイプは、水または極性溶媒*に分散可能
*PC(Propylene Carbonate)、NMP(1-Methyl-2-pyrrolidone)など

データ

酸化グラフェンのSEM画像の比較

当社品

他社品

当社品は、他社品よりも多層や重なりが少ないため、自立膜を形成させるのに優れています。

酸化グラフェンのAFM画像

当社品

(データご提供:仁科マテリアル株式会社)

用途例

  • 有機合成用触媒 1)
  • 高分子(グラフト化材料) 2)
  • 電気二重層キャパシタ及びリチウムイオン電池 負極材料
  • バイオセンサー
  • 分離膜 3)

<参考文献>

  1. Nishina, Y., Hashimoto, H., Yamamoto, S. and Kinoshita., H .: Nanoscale., 6, 6501(2014)
  2. Nishina, Y., Shibahara, R. and Kamiya, K.: Nanoscale., 3, 5823(2021)
  3. Joshi, R. K., Alwarappan, S., Yoshimura, M., Sahajwalla, V. and Nishina, Y .: Applied materials today, 1, 1 (2015).

酸化グラフェン用途例(分離膜)

自然乾燥した自立膜

減圧ろ過した自立膜

製品一覧

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酸化グラフェン

関連製品一覧

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酸化グラフェン(Strem Chemicals社)

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