レビス (TM) ヒトアポ B-48 ELISAキット
LBIS (TM) Human Apo B-48 ELISA Kit
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比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫 / 納期目安
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96回用
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ドキュメント
キットコンポーネント
96回用
| 抗体固相化プレート | 1枚 |
|---|---|
| ヒト Apo B-48 標準品 | 1本 |
| 緩衝液 | 60 mL |
| ビオチン結合抗体溶液 | 100 μL |
| ペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジン溶液 | 100 μL |
| TMB溶液 | 12 mL |
| 反応停止液 | 12 mL |
| 洗浄液 (10x) | 100 mL |
| プレートシール | 4枚 |
製品概要
アポリポタンパク質B48 (Apo B-48) は、⾷物などに由来する外因性脂質を肝臓や末梢組織へ輸送するキロミクロン (カイロミクロン) に特異的な構造タンパク質です。Apo B-48は摂食後の外因性脂質の輸送を調べるのに最適なマーカーと考えられており、同⼀試料でApo B-48とHDL-コレステロール、LDL-コレステロールを測定することにより、外因性コレステロール、内因性コレステロールの変化を解析できます。
レビス™ ヒトアポ B-48 ELISAキットは、ヒト Apo B-48を測定するためのサンドイッチELISAキットです。Apo B-48に特異的な抗体を使用しており、Apo B-100との交差性は検出感度以下です。
キット性能
| 検量線範囲 | 2.5-160 ng/mL |
|---|---|
| 測定対象 | Apo B-48 |
| 測定対象検体 | ヒト 血清/血漿 (くえん酸は使用不可) |
| 必要検体量 | 50 μL (100倍希釈) |
| 測定時間 | 約2時間50分 |
| 検出法 | 発色系 (主波長: 450 nm/副波長: 620 nm) |
検量線例

データ
同時再現性試験
本製品で各3濃度のヒト血清 (健常者、East Asian、20 - 36歳、男性) について5重測定を実施し、精度を確認した。
| n\ID | ID1 (ng/mL) | ID2 (ng/mL) | ID3 (ng/mL) |
|---|---|---|---|
| 1 | 2.99 | 18.8 | 87.1 |
| 2 | 2.89 | 19.8 | 88.4 |
| 3 | 3.22 | 18.2 | 89.8 |
| 4 | 3.12 | 17.9 | 91.2 |
| 5 | 2.95 | 18.5 | 92.1 |
| mean | 3.03 | 18.6 | 89.7 |
| SD | 0.134 | 0.730 | 2.03 |
| CV(%) | 4.4 | 3.9 | 2.3 |
[結果]
ヒト血清のCV (%) は、2.3 - 4.4%と良好であった。
日差再現性試験
本製品で各3濃度のヒト血清について3日間測定を実施し、精度を確認した。
| Day\ID | ID1 (ng/mL) | ID2 (ng/mL) | ID3 (ng/mL) |
|---|---|---|---|
| 1 | 2.85 | 28.2 | 79.8 |
| 2 | 2.95 | 29.9 | 80.1 |
| 3 | 3.01 | 25.2 | 75.9 |
| mean | 2.94 | 27.8 | 78.6 |
| SD | 0.0808 | 2.39 | 2.34 |
| CV(%) | 2.8 | 8.6 | 3.0 |
[結果]
ヒト血清のCV (%) は、2.8 - 8.6%と良好であった。
希釈直線性試験
各4濃度のヒト血清 (健常者、East Asian、20 - 36歳、男性) を倍々希釈後、2重測定を実施し、直線性を確認した。

[結果]
いずれも測定範囲内で良好な直線性を示した。
添加回収試験
ヒト血清 (健常者、East Asian、20 - 36歳、男性) に各3濃度の標準品を添加し、2重測定を実施した。
| 添加量 (ng/mL) | 実測値 (ng/mL) | 回収量 (ng/mL) | 回収率 (%) | |
|---|---|---|---|---|
| 検体1 | 0.00 | 31.3 | - | - |
| 20.0 | 51.2 | 19.9 | 99.5 | |
| 40.0 | 70.1 | 38.8 | 97.0 | |
| 60.0 | 87.7 | 56.4 | 94.0 | |
| 検体2 | 0.00 | 4.80 | - | - |
| 5.00 | 10.0 | 5.20 | 104 | |
| 10.0 | 15.3 | 10.5 | 105 | |
| 15.0 | 19.7 | 14.9 | 100 |
[結果]
いずれも良好な回収率であった。
類似タンパク質との交差性
本製品で各濃度の類似タンパク質を測定し、その交差性を確認した。

[結果]
Apo B-100、Apo A-I、HAS (ヒトアルブミン製剤) の測定値は、本製品の検量線範囲外であり、ほとんど交差しないことが確認できた。
検体測定例
ヒト血清 (健常者、空腹時、n=2)
| 検体No. | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | Mean | SD |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 測定値 (µg/mL) | 3.59 | 5.66 | 5.86 | 6.19 | 6.56 | 4.63 | 4.16 | 8.12 | 5.58 | 2.69 | 2.83 | 4.11 | 2.88 | 5.28 | 3.05 | 2.65 | 4.69 | 4.23 | 4.6 | 1.54 |
上記測定値は一例です。測定値は採血や検体の保管条件などで変動します。
アプリケーションデータ
フルバスタチンとオメガ-3脂肪酸 摂取時の血漿中アポリポタンパク質の変動1)
2型糖尿病および高脂血症の患者にフルバスタチン 80 mg、もしくは フルバスタチン 80 mgとオメガ-3脂肪酸 4 gを摂取させ、12時間絶食後に採血を実施した。各検体において、Apo B-100およびApo B-48を測定した。
[結果]
Apo B-48は、フルバスタチンとオメガ-3脂肪酸を摂取した時に、有意に減少した。
ベースライン値に対するApo B-100およびApo B-48の変動
参考文献1)より作図

参考文献
- Valdivielso, P. et al.: Cardiovasc. Diabetol., 8, 1(2009).
Omega 3 fatty acids induce a marked reduction of apolipoprotein B48 when added to fluvastatin in patients with type 2 diabetes and mixed hyperlipidemia: a preliminary report
FAQ
検体について
- 採取後の検体はどのように保管すればよいでしょうか。
- 検体は定法にしたがって採取しすぐに測定するか、-35℃以下で凍結保存してください。保管容器はポリプロピレン (PP) あるいはポリエチレン (PE) 材質 (ガラス製は使用不可) の試験管などをご使用ください。 冷蔵保管する場合は、Apo B-48が失活する恐れがあるため、最終濃度が100 - 500 KIU/mLになるようアプロチニンを添加して保存し、2日以内に測定してください (KIU : Kallikrein Inhibitor Unit)。 凍結した検体は測定する直前に解凍し、十分に攪拌してください。当社の検証では2回までの凍結融解であれば、測定値に影響を与えないことを確認していますが、できるだけ繰り返しの凍結融解は避けてください。 (検体や保管条件によって異なるため、上記はあくまでも目安としてください)。
- 血漿の抗凝固剤は何を使用すればよいでしょうか。
- 当社では抗凝固剤として、EDTA-2Na、EDTA-2K、ヘパリンが使用できることを確認しております。くえん酸は測定値に影響を与えるため、使用できません。
- 検体の希釈はどのように行えばよいですか。
- あらかじめポリプロピレン (PP) あるいはポリエチレン (PE) 材質 (ガラス製は使用不可) の試験管などにおいて、キット付属の緩衝液で希釈し測定ウェルに分注してください。なお緩衝液で希釈した検体は粘性が強くなりますので、ピペッティングは注意してください。
希釈目安は100倍ですが、高値検体は200倍以上希釈が必要な場合があります。検体を希釈する際、泡立ちを防ぐよう注意しながら充分に攪拌 (1,800-2,000 rpm 10秒x3回) してください。
- 測定妨害物質の影響はありますか。
- 当社では以下濃度で影響がないことを確認しています。溶血がひどい検体や高脂質検体は使わないでください。
ヘモグロビン 160 mg/dLまで影響なし 乳び 1,000 FTUまで影響なし ビリルビン-F 10 mg/dLまで影響なし ビリルビン-C 10 mg/dLまで影響なし
キットの使用について
- 本製品で測定する際に必要な試薬、器具、装置は何ですか。
- 本製品の使用には以下の試薬、器具、装置が必要です。
- 脱イオン水 (または蒸留水)
- 標準溶液希釈用試験管
- 検体保管用試験管 (PP製あるいはPE製を推奨、ガラス製は使用不可)
- 洗浄液希釈用ガラス器具 (メスシリンダー・ビーカー・瓶)
- チップ交換型ピペット (使い捨てチップで50 μLを正確にピペッティングできるもの、および200-400 μLを正確にピペッティングできるもの)
- 連続分注ピペット (50 μLを連続分注できるもの)
- ペーパータオルなどの吸水性のあるもの (洗浄後にプレートに残った液を取り除く)
- 攪拌器 (Vortex タイプ)
- マイクロプレート振とう器 (約600-1,200 rpm)
- 96ウェルプレート用洗浄機 (あれば好ましい) または噴射ビン
- 96ウェルプレートリーダー (450 nm±10 nm、620 nm: 600-650 nm)
- データ計算用ソフトウェア
- 各試薬の保管方法や使用期限の目安を教えてください。
抗体固相化プレート
未使用 (冷蔵状態を保った状態でシールを剥がしていない) の抗体固相化ストリップは同梱のジップシールパックに戻し、そのまま2-10 ℃で保存してください。ヒト Apo B-48 標準品
原則として用時調製です。可溶化した標準溶液原液は冷蔵状態を保持し、24時間以内にご使用ください。また、保管する場合は可溶化後速やかに-35 ℃以下で凍結保存してください。緩衝液・TMB溶液
一部の溶液を使用する際は必要量より少し多めの量を別の容器に移し、残りは室温に戻さないで直ちに蓋をしっかり閉め、2-10 ℃で保存してください。ビオチン結合抗体溶液・ペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジン溶液
キットを分割して使用する際は希釈時に冷蔵庫より取り出し希釈調製し、残りの原液は室温に戻さないで直ちに蓋をしっかりと閉め、2-10 ℃で保存してください。使用残りの希釈済み液は廃棄してください。反応停止液
使用残りを保存する場合は、蓋をしっかりと閉め、2-10 ℃で保存してください。洗浄液 (10x)
洗浄液 (10x) を保存する場合は、蓋をしっかりと閉め、2-10 ℃で保存してください。使用残りの希釈済み洗浄液は廃棄してください。
- 標準品はどのように調製すればよいでしょうか。
ヒト Apo B-48標準品 (凍結乾燥品) に室温化された脱イオン水 (または蒸留水) 400 μLを加え、室温で10分間静置し、標準溶液原液を調製してください。溶液の泡立ちを防ぐよう注意しながら充分に攪拌 (1,800-2,000 rpm 10秒x3回) し、バイアル中の標準品が完全に溶解し、澄明な溶液となっていることを確認してください。
[攪拌器 (Vortex タイプ) による攪拌での注意点]
バイアルをまず攪拌器に載せ、その後にスイッチを入れて攪拌を開始します。回転している攪拌器にバイアルを載せることは泡立ちの原因となるので避けてください。
凍結乾燥標準品を可溶化した標準溶液原液は大変粘性が強いです。粘性が強い標準溶液のピペッティング操作に慣れてから各標準溶液を作成してください。標準溶液作成では最初の200 μLの正確なピペッティング作業が大変重要なポイントです。
また各標準溶液を作成する際に倍々希釈の全てのステップで攪拌器での充分な攪拌 (1,800-2,000 rpm 10秒x3回) が必要です。ただし、攪拌中に泡立ちを起こさないよう充分注意してください。泡立ちは再現性低下の要因となります。
- コントロールに使用する血清はありますか。
- 当社では精度管理用のコントロール血清を販売しております。
- キットの分割使用は可能ですか。
- 可能です。プレートに貼られた透明シールをストリップの間にそってカッターなどで切り離してご使用ください。使用しないプレートはシールを貼った状態で冷蔵庫に保管してください。
トラブルシューティング
- すべてのウェルでの反応が弱い場合、どのような原因が考えられますか。
- すべてのウェルでの反応が弱い場合、以下のような原因が考えられます。
- 標準品や検体の入れ忘れ。
- 発色に関連する試薬溶液の入れ忘れ。
- 発色に関連する試薬溶液の取り違えや希釈調製不良。
- 酵素阻害剤の混入。
- キット保管温度の影響 (凍結した場合)。
- プレートの過剰な洗浄。
- TMB溶液の温度が低い。
- 最小標準溶液濃度 (2.5 ng/mL) のOD値よりブランクのOD値が高くなる場合、どのような原因が考えられますか。
- 最小標準溶液濃度 (2.5 ng/mL) のOD値よりブランクのOD値が高くなる場合は、洗浄が不適当もしくは不完全であったことが考えられます。ペルオキシダーゼ結合ストレプトアビジン溶液と反応後の洗浄回数 (4回) を同じ流速で5-8回に増やしてください。
- 変動係数 (CV) が大きい場合、どのような原因が考えられますか。
- 変動係数 (CV) が大きい場合、以下のような原因が考えられます。
- 洗浄が不適当もしくは不完全であった。
- 標準品や管理血清、または検体の攪拌が不充分であった (凍結検体の攪拌は充分に行ってください)。
- ピペッティング操作が一定ではなかった。
概要・使用例
| 概要 | アポリポプロテインB-48(Apo B-48)は小腸由来のリポタンパク質カイロミクロン(CM)、CM-レムナント(CMの残渣)に存在する特異的な構造タンパク質です。CMは食物等に由来する外因性脂質を肝臓や末梢組織に輸送する役割を持つため、Apo B-48を測定することは摂食後の外因性脂質輸送の観察に最適なマーカーと考えられています。 また同⼀試料で LDL-、HDL-コレステロールとApo B-48 を測定することにより、外因性コレステロールと内因性コレステロールの変化を解析することができます。また、⼼臓脈管系における粥状硬化症の原因の⼀つと考えられている CM-レムナントの評価にも役⽴つと考えられています。 本品は、検体中のApo B-48を定量できるELISAキットです。 |
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物性情報
「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
- AKHB48(旧コード)
637-10641(旧コード)
- 掲載内容は本記事掲載時点の情報です。仕様変更などにより製品内容と実際のイメージが異なる場合があります。
- 製品規格・包装規格の改訂が行われた場合、画像と実際の製品の仕様が異なる場合があります。
- 掲載されている製品について
- 【試薬】
- 試験・研究の目的のみに使用されるものであり、「医薬品」、「食品」、「家庭用品」などとしては使用できません。
- 試験研究用以外にご使用された場合、いかなる保証も致しかねます。試験研究用以外の用途や原料にご使用希望の場合、弊社営業部門にお問合せください。
- 【医薬品原料】
- 製造専用医薬品及び医薬品添加物などを医薬品等の製造原料として製造業者向けに販売しています。製造専用医薬品(製品名に製造専用の表示があるもの)のご購入には、確認書が必要です。
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