QCdetect(TM) 残留DNA検出キット, CHO細胞用
QCdetect(TM) Residual DNA Detection Kit for CHO cells
比較
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製品コード
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容量
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価格
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在庫
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100回用
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3 |
ドキュメント
キットコンポーネント
キット
1×PCR Master Mix | 2 x 1mL |
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DNA Dilution Buffer(DDB) | 1 x 10mL |
CHO Control DNA | 1 x 40μL |
概要
本製品は、CHO細胞由来のゲノムDNAをqPCR(プローブ法)で定量するキットです。
抗体医薬品およびその製造プロセスの残存DNA検査にご使用ください。
特長
- 検出感度:≧ 0.0003 pg
- 直線性の高い検量線
- アッセイ間差が少なく再現性が高い
- Pre-mix bufferで操作が簡単
- サンプル中の夾雑物の影響を受けにくい
- Internal Control含有
検出波長
- CHO gDNA 520nm(例:FAM)
- Internal Control 554nm(例:HEXなど)※Internal Controlは非天然の合成DNAです。
アプリケーション
検量線の例
0.0003 pgから30,000 pgのCHO gDNAを本製品でqPCRを行い、検量線を作成した(n=3)。
0.0003 pgから30,000 pgという広範囲の濃度幅においても、非常に直線性の高い検量線を得られた。
pg/well | 0.0003 | 0.003 | 0.03 | 0.3 | 3 | 30 | 300 | 3000 | 30000 |
Ct | 37.639 | 34.822 | 31.546 | 28.117 | 24.809 | 21.337 | 18.079 | 14.726 | 11.506 |
37.107 | 34.981 | 31.506 | 28.324 | 24.906 | 21.416 | 18.084 | 14.744 | 11.467 | |
37.642 | 34.689 | 31.595 | 28.267 | 24.987 | 21.533 | 18.225 | 14.807 | 11.269 | |
Average Ct | 37.462 | 34.830 | 31.549 | 28.236 | 24.901 | 21.428 | 18.129 | 14.759 | 11.414 |
S.E | 0.30806 | 0.14652 | 0.04455 | 0.10713 | 0.08904 | 0.09853 | 0.0831 | 0.0424 | 0.12685 |
DNA断片の検出
断片化したCHO gDNAを検出できるかを調べるため、CHO gDNAをSonicationで断片化し、本製品で検出した。
断片化したgDNAもIntact gDNAと同様の感度で検出できた。また、低濃度のgDNAであっても検出感度の低下は見られなかった。
高濃度タンパク質を含むサンプルでの使用例 -DNA Extractor® Kitとの併用-
γ-globulinを高濃度に含むサンプルへCHO gDNAを添加し、DNA Extractor® KitでDNAを抽出した。 次に、得られたDNAを本製品で定量し、添加回収率を求めた。
Sampleの組成
- 20 mg/mL γ-globulin
- 3 % Mannitol
- 2 % Sucrose
- 10 mM L-Arginine
- 0.01 % Tween20
添加したCHO gDNAの濃度
- 10 ng/mL
- 1 ng/mL
- 100 pg/mL
高濃度のタンパク質を含むサンプルにおいても、高い回収率でCHO gDNAを回収できた。
概要・使用例
概要 | ワクチンやバイオ医薬品をはじめとする生物由来製品に残留する宿主細胞由来ゲノムDNAをTaqManプローブを使用したqPCR法で検出するキットです。 和光独自のポリメラーゼ構成により、サンプルに含まれる微量のDNAを高感度に検出できます。 調液時のヒューマンエラーを抑制し、作業効率と試験精度を向上させるため、PCR反応溶液は1×PCR Master Mixとして1本に調液されています。 また、インターナルコントロール用のプライマー/プローブ及び鋳型が含まれているため、PCRが正しく行われていることを確認できます。 別売りのDNA Extractor Kitと併用する事により、CHO細胞を用いて作成したタンパク質溶液中のゲノムDNAの抽出と検出を一貫して実施することができます。 |
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用途 | バイオ医薬品の品質管理項目の1つである宿主細胞由来残留DNAの検出。 |
使用例 | 〈CHO control DNAの調製〉 1. キット付属のCHO Control DNA 10μLとキット付属のDNA Dilution Buffer 990μLを混合。 2.1で希釈したCHO Control DNAをDNA Dilution Bufferで10倍ずつ希釈を行い、0.003 pg/μL~300 pg/μLの希釈系列を作製する。 3.添付文書に従いPCR反応を行う。 |
物性情報
特異性 | ヒト、大腸菌、酵母DNAに対して増幅が起こらないことを確認しています。 |
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「物性情報」は参考情報でございます。規格値を除き、この製品の性能を保証するものではございません。
本製品の品質及び性能については、本品の製品規格書をご確認ください。
なお目的のご研究に対しましては、予備検討を行う事をお勧めします。
製造元情報
別名一覧
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